• TVer 最新話無料配信
  • FOD これまでの全話配信

インタビュー Interview

半田清明役 遠藤憲一さん
本作への出演が決まったときの感想は?
「今までいろいろな役を演じてきましたが、書道家というのはやった事がないので、そこが面白そうだなと。その道のプロフェッショナルな方は好きなので、書道家の役にひかれました。僕の役はぶっ飛ぶキャラクターではないので、そこのバランスが難しいとは思ったんですけど、明るく楽しい作品を目指して行くんだと思います。僕は主人公の清舟が書道の道に進もうとするきっかけをもたらす役なので、そこはちゃんと表現していきたいと思いました」
台本を読まれていかがでしたか?
「にぎやかで基本的には原作やアニメとそんなには変わっていないと思います。演じる僕たちや監督との兼ね合いの中で上手に作っていければいいですね。ただ、なる役は難しいだろうなと思って。はち切れたキャラクターですから。僕はまだ会っていないけど、どんななるちゃんを見せてくれるのかは楽しみです」
清明はどのようなキャラクターですか?
「清舟が館長に“お前の字はつまらない字だ”と言われるんです。その後、清明が“お前の字は”というと清舟は“つまらない”と言いたいんだろうと思うんですけど、“素直な字だ”と言うんです。そういう物の見方が、ちょっと違う。清舟は自分の息子なんですけど、清明はもっと深く見ているんじゃないかな?と思うんです。芸術家として、清舟の心の奥を見ている表現だと思うセリフです。清舟に限らず、人や物を見る目が深い人だと感じているので…。その表現を演じるのは難しいと思いますが、全体にガヤガヤとした雰囲気の中にポンと重すぎず、軽すぎずで演じたいのですが…。マンガやアニメではガラッと違う絵にしてもいいんだけど、芝居の中にその空気感をどう持ち込めるのか?難しいけど、演じがいはありますね」
清舟を演じる杉野遥亮さんの印象は?
「彼が出演しているものを少し見たら、ひょうひょうとして面白い感じで清舟にピッタリなんじゃないかな?と思いました。役者としても面白いんじゃないでしょうか」
撮影で楽しみにされていることは?
「僕がガッツリと出てくるのは先になりそうです。それまでは清舟と島民、子供たちとの触れ合いが描かれていきます。なので、清舟が再び書と向き合う、その時に清明との関係も描かれるので、僕はそこを演じるのが楽しみです」
遠藤さんご自身、書道をやられたことはありますか?
「実は、今回の役が決まるずっと前から習いたかったんです。自分が書いた書を家に飾っておけるぐらいになれたらいいなと思っていたらお話が来たので。僕は書に限らず、専門的な事を習ったりするのがすごく好きなんです。絵でも書でも音楽でも、その道の専門家…そういう人のドキュメンタリーを見たり、話を聞いたりするのが好きなんです。そういう意味で書はやはり一芸なので、習ってみようかなと思っていたんです。ですので、これから習います。同じ字なのに人によって全然表現が違うのも面白いです。そういう意味で、清舟が行き着く先も楽しみにしています」
最後に視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。
「どんな作品でも試行錯誤しながら演じています。監督や共演者の方々とぶつかりながら出来上がっていくものなので、まだこれからって感じですね。台本をしっかりと読んで、習字も習いますし(笑)。映像、共演者の方々の中に、ポンっと入ったときに役のイメージをつかんでいきたいです。また、今はあまりないドラマだと思います。マンガやアニメではいいけど、実写にすることは勇気がいります。子供たちも多いし、遠方ロケもありますから。だからこそ、ある意味なかなか見る事ができない美しい風景が見どころになると思うので、コロナ禍の折には味わうことができなかった感動をお伝えできればうれしいです」

Back Number