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インタビュー Interview

半田清舟役 杉野遥亮さん
GP帯連続ドラマは初主演となりました。
「最初は初主演ということで、現場を引っ張っていかないといけないとか、こうしないといけないと意気込んでいたのですが、撮影が始まると“必要ないかも?”と思いました。今は共演者やスタッフの皆さんと楽しく撮影できればいいかな?と。ただ、キャストの中では撮影に関わる時間が一番長いので、気づいた事や言うべき事があれば伝えていこうと思っているくらいです。でも、やはり初めて主演を務めさせていただけることはありがたいことです」
五島列島でクランクインとなりましたが現地はいかがですか?
「飛行機を降りたときの空気が気持ち良かったです。空気が軽い感じがしました。以前、番組の企画でスペインに行ったことがあるのですが、東京に帰って来たときに空気が重たいと感じた記憶があります。五島列島は軽やかな風も吹いていて、この地で撮影したら見てくださる方にいい作品をお届けできそうだと思えてうれしかったです。限られた日数で撮影しなくてはいけないんですけど、雨が降ってきちゃってなかなか思うように撮れないこともあります。雨が止んでいる間に少しでもひとつでもシーンを撮ろうと、スタッフの皆さんが頑張っているのを“いいなぁ”と見ていて。そうして撮ったシーンって、意外と良くなっていたりして、そういう物作りが五島でできています。いい作品ができそうだと思っています」
島での撮影はいつもと違いますか?
「東京で撮るのとは全然違います。空気感も違えば、町を歩いている人の雰囲気も違います。島の方たちは子供からおじいちゃんおばあちゃんまでみんな日焼けをしていますし、石垣で塀ができていたりとか。こういう景色の中で生きているんだなと感じることができます。原作に出てきた風景を実際に目にしたり撮影させていただいたりできるので、やはり全然違います。僕自身は『ばらかもん』の撮影前は忙しくてせかせかしていて、その中に不安な気持ちがあったりしたんです。でも、撮影が始まったら落ち着いてきました。それは、五島の空気や時間の流れ方のおかげかもしれません。また、徐々にいい撮影チームができていきそうだなと思えたことも良かったと思います」
五島では何かおいしいものを食べましたか?
「先日、五島牛を食べたんです。出荷数が少ないらしくて、いつでも食べられるものではないのですごくおいしかったです。ストイックな店主の焼肉屋という面白いお店だったんですけど、東京で食べたら数万円はしそうな霜降りの肉が2000円ぐらいでした。五島に来て良かったなと思いました(笑)」
五島列島のロケでこれから楽しみな事は?
「まず1話から最終話までの五島でしか撮れないシーンを頑張って撮っています。その中で、今回はキャストが6歳の子から中学生、高校生、島民、東京の大人たちの役までのバランスがすごく良いなと思うんです。作品もコメディーですから、そんなキャストの皆さんと芝居でワイワイできるのが楽しそうだと思っています」
半田清舟はどのように演じようと?
「正直、“役作り”というまでのことはあまりしていないです。髪型を少し考えたり、ポスター撮影の直前に衣装合わせで決まっていた髪型を変えさせていただいたり。ビジュアルとか書道練習とか、そういう外側の事は当然やってきました。でも、清舟の内面に関しては、やはり7歳のなる役の宮崎莉里沙さんを初め、いろんなキャストがいる中で作られていくものだろうなと思っています。実際に、島で撮影が始まってから清舟の内面を探っていっています」
なる役の宮崎さんとお芝居をしてみていかがですか?
「もう、なるは集中力が続かないですから(笑)。そこは大変なんですけど、その自由な感じがなるというキャラクターの存在に説得力を与えている感じがします。実際になるとのシーンがどう仕上がるかが楽しみですし、これからもっといいコンビネーションができたらいいなと思っています」
海に飛び込んだりするシーンもあると思いますが?
「まだ、防波堤を登ったぐらいです。楽しかったです。海に入るのはこれからなので、今のところ撮影はのんびりさせてもらっています。石垣の間を歩いたり、神社の前で女の子が薬草を摘んでいるのを“おぉ、いいなぁ”と見ていたり。でも、これから大変なシーンだけではなく、いろいろとトラブルもあると思います。すでに天候が怪しかったりしていますから。ただ、そういうことをみんなで乗り越えていく感じを共有したり、難しいシーンを撮ることで団結していくんじゃないかなと思っています」
夏のドラマになりますが、杉野さんがこの夏の思いを書で描くとしたら?
「“楽”という字だと思います。撮影を楽しめたらいいなとか、ドラマをご覧になって楽しんでいただけたらいいなとか。僕もこの夏は、この作品の撮影でいろいろなところにいく予定ですが、もう夏が始まった感じがしています!」

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