今を遡ること5000年。
人類が出会ったかけがえのない友人。　　馬。

ある時は私達の足として、ある時は力として、そしてある時は心を通わせあうパートナーとして、馬はいつも傍らにいた。

野を駆ける馬の姿に、人は思いを馳せる…
人と馬が共に歩んできた歴史と、これから歩んでいく未来に…

　人と馬との関わりが深いことは、馬に関連する伝統行事・祭が日本各地で行われていることからも垣間見ることができます。
例えば、流鏑馬…。一千年以上昔に起源があるともいわれ鎌倉をはじめ、岩手・栃木・京都・広島・熊本・鹿児島など、各地で今も行われており、馬と共に伝統を守る人々の姿が見られます。
　さらには、豊穣を祈る各地の祭に関わる人々、祭を彩る工芸品など馬に関する風俗・民俗には、観る者の好奇心をくすぐる事物が数多く存在します。

　この番組は『祭』や『文化・伝統』を入り口とし、5000年という時間をかけて人と馬とが築いてきた深い関係の「いま」を描いて行きます。