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【作品用語解説】 ■流9洲(ルクス)街の名前 暴力と絶望に支配されている都市、流9洲。老朽化したこの都市は現在、ネットワークからも外され孤立している。街から他の都市へいくことは基本的にできず、閉ざされているが、逆に屑が流れ込む街として、行き場のなくなったモノたちが流れ着く街となっている。 ■オベリスク 街に中央に建設された記念碑。街のシンボルであり、システムの中枢だが入り口はなく完全なブラックボックスである。テクノライズとなんらかの関係はあるらしい。 ■ラフィア オベリスクの地下から採取される苔の花。地下にゴミ処理用につくられた溶解液の水面近くに発生する。不法投棄された無縁仏のなせる技なのか?この地でしかうまれないこの物質は、人体を拒否反応なしに接続する特殊な効力を持ち、その取り扱いは大きな利権となっている。 |
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■TEXHNOLYZE 損失した人体の一部を補う、未来の義肢。神経系に直結したインターフェースにより管理されている。本来は補完的な役割だが、一部の若者の中には入れ墨のような感覚でテクノライズをする者もいる。人体との融合を意識されたテクノロジーだがその功罪は大きい。 ■賭けボクシング テクノライズされてないボクサー同志がその選手生命を賭けてどちらかが壊れるまで戦わす賭博競技。捨てられた街ならではの陰惨な娯楽。 ■オルガノ 流九洲最大の勢力であり、クラースからこの街の自治を任されてる。基本的に武力集団である事務所の集合体であるが、有力事務所の長がそろう幹部会が行政を行う。現在の組織上のトップは後藤であるが病に伏していることもあって実質的には大西京呉がオルガノの最高権力者である。 |
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■ガベ 通称ヤマ もともと鉱業の街として都市部から離れた集落だったが街の暴力的な統治から離脱するように独立した。「物見」と呼ばれる予言者の言に従うという占政制度と共同生活によって団結された村落。都市部から距離的にも隔絶されていることと都市にとっても重要な第1次、第2次産業エリアでありオルガノも一目置く、共同生活体である。更に有事の際には武力決起できる。他都市から降りてくる縦坑が村の外れにある。 ■救民連合 オルガノから仕事をもらい、働く労働階級の集団。テクノライズを忌嫌うカリスマ、木俣の元、コトがあればオルガノにも抵抗する街の一大勢力。労働者の味方の側面もあるが思想的な部分が強く、一般市民の同意は完全に得られてない。オルガノにとって彼らは搾取する集団であるのと同時に彼らがいなくては街が運営されない重要な労働力でもある。 |
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■ラカン 街からドロップアウトした下層市民の若者集団。リーダーのシンジ率いる愚連隊だが 自由を尊重しつつもオルガノや救民連合に刃向かうような組織化も計っている。オルガノの下部組織の構成員のように組織に縛られないことが増員に拍車をかけているが、自由を尊重している反面、組織力は無い。シンジ、ハルの主要なメンバーがたむろするクラブ、「龍の巣」をねぐらにしてる。 ■クラース オルガノに統治権を与えている流9洲の特権階級であり、街の貴族的な立場である。通常、街に降りてくることは無く、丘の上のドームに暮らす。オルガノ幹部すら恐れる彼らの力は未だ明かされてない。 |