勉強法にもいろいろありますが、学校の授業も宿題も、量や時間が多ければいいというものでもなく、大事なのはどれくらい習得したか、定着したかということです。講義を聞いたり実演を見たりする受け身的な「インプット学習」より、人に教えたりグループ討論したりして外に出す「アウトプット学習」の方が定着率がいいということが学問的に分かっています。「アウトプット学習」の中から、家庭でできる具体例を紹介します。[声に出して読む]宿題でよく教科書を音読すると思いますが、音読も一つのアウトプットで、理解が深まったり、自分の声を自分の脳が聞くことでさらにインプットもできると良いサイクルが生まれます。ただ、そのまま読んでいるだけだと飽きてしまうこともあります。そこで例えば、「お経読み」と言ってお経のように読むことを授業で取り入れてみると、子どもたちがすごく喜んでやっていました。ちょっとした変化が楽しいんですね。「アウトプット学習」を行う上でひとつ注意点があります。すべて、本人が好きで楽しく喜んでやるということが大事です。あまりやる気が出ないものは逆効果になるのでやめましょう。他にも、いろんなアウトプットの方法がありますので、本人が楽しめる方法をぜひ提案してあげて、親子でエンジョイしながらやってみてください。