放送内容詳細

[いまから ここから あしたはあてにならぬから]
「あとでやろう」と思ったらその瞬間にもうできなくなってしまっていることはたくさんあると思います。何かやろうと思ったらまず「いまから ここから」。過去を振り返ったり、将来を心配したりするのではなく、いまを大切に生きること。その積み重ねで父は67年の人生を筆一本で生きてきたのだと思います。[雨の日には雨の中を 風の日には風の中を]
雨や風は人生の中で起こる苦しみや悩み。生きている限りそれは尽きないと父は考えていました。泣きたいときは泣けばいい、ある意味、自然体といってもいい生き方です。悔しさに涙を流したり、苦労したときに泣いたりしないとやりきれないのです。父は自分の姿、自分の心の奥底まで見据えて言葉を紡ぎ出していました。そして、自分を深くみつめて見えてきたのは、決して強くない、むしろ「弱い」自分でした。この作品は父なりに深い想いをこめてつくられた言葉だと思います。
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出演者

【講師】
相田一人(相田みつを美術館館長)

【司会】
北村花絵(テレビ静岡アナウンサー)

【手話通訳】
石川ありす