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今回の旅
津軽じょんから節の発祥地
 慶長2年(1597)年、大浦為信に攻められ十一代にわたって津軽の東の山根に繁栄した千徳家が滅亡。落城とともに神社・仏閣がすべて焼失したが、この時千徳家代々の菩提寺である神宗寺の一坊辻堂に奉仕していた常椽和尚が、先祖代々の位牌を背負い逃げたが、捕らえられそうになったので白岩の断崖から浅瀬石川(上川原)に身を投じて一生を終えた。
 年を経た夏に、川原で遊んでいた子供達が常椽和尚の変わり果てた遺体を砂の中にみつけ、村人が相談して墓をつくりねんごろに弔い、後にその場所を常椽川原と呼ぶようになった。それから毎年、お盆には常椽川原に集まり供養をし、代々の城主はじめ先祖の霊を慰め、盆踊りとして落城と常椽和尚と浅石城の全盛時代を偲び、即興で歌われたのが「津軽じょんから節」の始まりだと言われている。常椽川原もいつしか上川原(じょうがわら)となり、更には「じょんから」と言われるようになった。
 現在、上浅瀬石と石名坂に架かるじょんから橋のたもとには、じょんから節発祥地の石碑が建っている。
【津軽三味線】
津軽の人々の心と血を熱くざわめかせる津軽三味線。ある時には激しく、ある時は哀調を帯びて響くその音色は、過酷な風土の中に暮らす北国の人々を揺さぶり、慰めてくれるという。津軽三味線の故郷、弘前、黒石、金木には、様々な津軽三味線の流派があり、飲み屋さんでも三味線演奏を聴くことが出来る。
問い合わせ
杏(あんず)
青森県弘前市親方町44-1 二幸ビル1階 TEL:0172-32-6684
アクセス
東京駅から東北新幹線「はやて」で八戸駅へ。八戸駅から東北本線で青森駅へ。青森駅から奥羽本線で弘前駅へ。弘前駅から車で10分。
【中村亀吉酒造】
大正2年創業の老舗酒造。黒石のこみせ通りから見える直径約2メートルの巨大な杉玉が目印。店内の広い土間に入れば、夏でもひんやりとした空気が流れ、微かに酒の香りが漂ってくる。ふくよかな芳香で人気の玉垂大吟醸や、辛口の特別純米酒つがるおとめ等がオススメ。
問い合わせ
中村亀吉酒造
青森県黒石市中町12番地 TEL:0172-52-3361
アクセス
東京駅から東北新幹線「はやて」で八戸駅へ。八戸駅から東北本線で青森駅へ。青森駅から奥羽本線で弘前駅へ。弘前駅から車で30分。
【高橋家住宅】
高橋家は、代々黒石藩の御用達米穀商で、かたわら味噌、醤油、塩、油などの製造販売をしていた。構造は木造中2階、切妻造妻入、真壁、主屋の建坪82.5坪、桁行11.5間、梁間6間、部屋5、座敷3、屋根板葺、建築年は宝暦5〜10年(1755〜60)である。前面に「こみせ」を付け、出入口の「吊上大戸」、それに「しとみ戸」をはじめ戸障子などよく保存された、江戸時代後期の商家の代表的建物である。土間の一角は喫茶スペースになっており、珈琲やところてん、あんみつなどが食べられる。
問い合わせ
高橋家住宅
青森県黒石市中町38 TEL:0172-52-5374
アクセス
東京駅から東北新幹線「はやて」で八戸駅へ。八戸駅から東北本線で青森駅へ。青森駅から奥羽本線で弘前駅へ。弘前駅から車で30分。
【アップルヒル】
りんご生産高日本一の浪岡町にある道の駅。園内ではお土産コーナーや休憩室の他に、りんご狩り体験が出来る。特にこの冬の時期には、まだ収穫されていないりんごに雪が降り、雪見りんごが楽しめる。
問い合わせ
アップルヒル
青森県南津軽郡浪岡町大字女鹿沢字野尻2-3 TEL:0172-62-1170
アクセス
東京駅から東北新幹線「はやて」で八戸駅へ。八戸駅から東北本線で青森駅へ。青森駅から奥羽本線で浪岡駅へ。浪岡駅から車で5分。

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