(大根カレーの作り方)
『まずは、大根400gを使ってこれの4分の1程をすりおろし、残りは1cmのいちょう切りにして、みじん切りしたニンニク1片と一緒にオリーブオイルで炒める。これに大根おろし、カレー粉と醤油各大さじ1を加えて弱火で15分煮れば完成さ。』
『大根に含まれる酵素のアミラーゼが胃腸の働きを整えてくれるの。そしてカレーにも胃を健やかにしてくれる成分のクミンがたっぷり。』
(サボるの語源)
『語源は、フランス語のサボタージュが日本語化した言葉。「サボ」はフランスやオランダで人々がはいていた木靴の事で、昔労働条件などに不満を持った人たちが、はいていた木靴で仕事場の機械を蹴って壊した。そこからサボタージュという言葉が生まれたと言われているよ。』
(柚子グラタンの作り方)
『柚子と言えば絞ってかけるだけ?』
『いやいや、柚子にはもっと様々な活用法があるのさ。皮をスリおろして、イカの塩辛にかけると美味しいよ。種を醤油に浸して風味をつけるのもいいね。極めつけは柚子を器に使ったグラタン!柚子の上3分の1を切って中身をくりぬき、安定するように底も薄く切る。4個分でホワイトソース300ccに柚子の絞り汁を混ぜ合わせ、柚子にレンジで加熱した好みの野菜を入れてソースをかけて、チーズとパン粉を振る。後はオーブンで焼いて出来上がりだよ。』
(ジーンズの洗濯の仕方)
『ジーンズは洗わないのは間違い。洗わないと傷みやすくなったりカビが出て嫌な臭いが…。そのまま着続けていたらすぐに破けてしまうよ。洗濯のコツは裏返しにする事と、洗剤に蛍光剤や漂白剤が入っていないものか専用の物を使う事さ。こうすることで表面がこすれて余計に色落ちすることも傷が付くこともなくなるよ。』
(重曹を使ったとろとろ湯豆腐の作り方)
『重曹には食材のタンパク質を分解して柔かくする作用があってね。重曹を入れて煮るだけで豆腐も油揚げもとろっとろになるのさ。水500ccに小さじ1が適量。入れすぎると苦くなるから注意。汁に豆腐が溶け込んでるから豆乳鍋としても楽しめるのさ。』
(トイレットペーパーの三角折りの意味と語源)
『トイレットペーパーの三角折りには名前と意味がある。』
『初めて三角折りを始めたのは消防署と言われていてね、名前はファイアーホールドと言うらしいよ。』
『すぐにトイレットペーパーを引っ張り出せるようにと考えられたのではないかと言われているね。これがホテル等で清掃が済んだ印として始められ、一般的に広まったらしいよ。』
(電子レンジで簡単、銀杏の皮剥き)
『銀杏の皮は、電子レンジを使えば簡単に剥けるのよ。』
『ペンチで軽く割れ目を入れた銀杏を茶封筒の中に入れて、口を何回か折り曲げてレンジで30秒加熱する。パン、パンと弾ける音が聞こえたら出してチェック。割れていなかったら10秒刻みで再加熱。加熱しすぎると銀杏が溶けてしまうから注意してね。』
(二枚目、三枚目の由来。八枚看板の意味)
『『一枚目』『二枚目』『三枚目』はそれぞれ『主役』『美男子役』『滑稽な道化役』という意味。実は歌舞伎から来た言葉で四枚目から後もあって八枚目まであるのさ。四枚目は中軸、五枚目は敵役、六枚目は実敵、七枚目は実悪、八枚目は座頭と言う。江戸時代、代表的な役者八人の名前を書いた八枚看板から来た言葉なのさ。』
(もずくの効能で忘年会シーズンを乗り切ろう!)
『もずくのヌルヌル成分、フコイダンが胃の粘膜をコーティング、活動を活発にして胃の痛みをやわらげるの。』
『ミネラルやビタミン、食物繊維も豊富でね。肝機能向上。血液サラサラ、生活習慣病予防の効果まであるのさ。』
『その上、100gあたり4キロカロリーと超低カロリー!パパの体に良い事尽くしのもずく。是非お酒の肴にチョイスして!早めに食べるのがオススメよ。フコイダンは、アルコールの刺激から胃を守ってもくれるの。』
(つまらないものですが…の意味)
『語源は、思想家で教育者だった新渡戸稲造の「武士道」。贈り物を選ぶ時は何を贈れば相手に喜んでもらえるか一所懸命考えるよね。でも、いざ渡そうとすると相手があまりにも素晴らしい人なので品物がつまらなく見えてしまう。つまり、「喜んでいただこうと一所懸命考えて選んだ品物ですが、貴方の素晴らしさに比べればつまらなく見えます」という意味なのさ。』
(パスタのぬるま湯調理法)
『パスタにかぶる位のぬるま湯を注いで、1時間程置くだけ。全体が白っぽくなって中に芯が残っている状態でOKよ。これを鍋で2,3分茹でた後に、好みの具と和えたり、炒めればいいの。完成する頃には芯まで火も通ってますわ。』
『大きい鍋や沢山のお湯もいらず、簡単に出来るってわけだね。』
(昆布の3倍活用術)
『最初は昆布締めに使う。その後でも十分に出汁が取れるからね。お刺身や野菜等を昆布に挟んで1時間置くだけで、おいしい昆布締めになるよ。2番目、これで出汁を取れば昆布締めに使った魚等のイノシン酸が加わり、より美味しい出汁が取れるよ。3番目、出汁を取った後は昆布巻きや佃煮に使えるよ。乾かして2cm四方に切り、カラリと揚げておつまみにしてもいいね。』
(レンコン湯の作り方)
『咳を鎮める時なんかに昔から飲まれてきたのがこのレンコン湯さ。レンコンを洗ってすりおろす。この絞り汁大さじ3、生姜のおろし汁少々と塩一つまみを150ccのお湯に加えて火にかける。とろりと透き通ったら出来上がりさ。レンコンのビタミンCは、熱を加えても壊れにくくてね。灰汁に含まれるタンニンは炎症を抑える作用があるのさ。絞った後のレンコンにも栄養が残っているから、ハンバーグやお好み焼きに入れるといいね。』
(海千山千の意味と語源)
『うみせん?』
『やません?』
『経験豊富で悪賢いって事さ。』
『中国の言い伝えには、蛇は海に千年、山に千年住むと竜になるという話がある。これを人間の世界に当てはめたのが海千山千。長い年月をかけて苦労して暮らした結果、世間の裏に通じて悪賢くなった人って意味になるんだね。』
(栗の渋皮の効能と栗の渋皮煮の作り方)
『栗の渋皮には、お茶等に含まれる渋みの元タンニンが含まれていてね。強い抗酸化作用でガンや生活習慣病を予防してくれるんだよ。』
『栗は4人分で20個。渋皮を傷つけないように剥き、重曹少々を加えたたっぷりの水に入れ、沸騰後弱火にして30分程煮る。次に、水にさらしてから水気をきり、650ccの水に砂糖400g、塩少々を入れて煮詰め、トロッとしたら栗をそっと入れてね。落とし蓋をして30分程煮詰めれば出来上がり。』
(栗の効能と焼き栗の作り方)
『魚焼きグリルで簡単焼き栗を作りましょう。栗の平たい面に包丁を入れて、12分強火で焼くだけなの。』
『栗はなんと、ビタミンCが豊富。豊富で有名なシソやクレソン並みでね。しかもデンプン質に包まれているから加熱しても壊れにくい。ビタミンCは体の抵抗力を高める風邪予防の切り札で、乾燥肌にも効くのさ。』
(小松菜で作る簡単お鍋)
『二人分で800ccのだし汁を鍋に入れて沸騰させてね。石づきを取ってほぐしたエノキダケ1パック。食べ易く切った木綿豆腐1つを加えて煮るの。ここに豚バラ肉の薄切り100gを入れて火が通ったら、お好みで柚子胡椒や、一味唐辛子をかけて召し上がれ。』
『小松菜は灰汁が殆どないから、下茹での手間も無し。水洗いの後、切れば即使えるんだよ。』
『栄養素では、カルシウムが凄いの!ほうれん草の3倍もあるんだから。』
『カルシウムはビタミンDと組み合わせて取ると吸収力アップ。Dが豊富なキノコ類と料理するのがポイントさ。』
(とりの意味と語源)
『とりは落語から生まれた言葉。一回の興行で何人かの芸人が出演するけど、報酬は最後に演じる主役の人が全部受け取って、他の芸人に分けた。受け取るからとり。そこから、最後の演目を演じる人をとりと呼ぶようになったそうだよ。とりを飾れるのは、それだけ芸の力があるって事。報酬も多く取るけど、少ない時は身銭を切って皆に分ける人もいたというよ。』
(蜂蜜を砂糖の代わりに使うには?)
『蜂蜜を砂糖の代わりに使う場合、半分の量でOKだよ。比重の違いで蜂蜜は砂糖の2倍の甘さになるからね。温度が低いと固まって白くなるけど、成分には変わりはない。5℃以下だと固まらないので、冬はプラスチック容器に入れ替えて冷凍庫に入れておけばすぐ使えるよ。でも、一歳になる前の子には、蜂蜜を使わない事。赤ちゃんに悪さをする菌が入っている事が稀にあるからね。』
(小倉餡の語源)
『和歌には、秋の紅葉(もみじ)がよく歌われていてね。その紅葉の名所とされるのが小倉山。そして紅葉と一緒に鹿もよく歌われている。小倉といえば紅葉。紅葉といえば鹿。そこから小倉のまだら模様に似ている、つぶつぶの餡を小倉餡と呼ぶようになったそうだよ。』
(椎茸の軸には、傘より多い栄養が!)
『石づきは先の黒っぽい部分の事さ。そこを切り落とせば後は全部食べられるんだよ。』
『それに私達の体に大切な栄養が傘よりも多く含まれているのよ。ベータグルカン。白血球を元気にして体の免疫力を高めてくれる食物繊維の一種なの。ガンと戦うパワーもあって、薬としても使われているのよ。』
(無鉄砲の意味と語源)
『鉄砲とは全く関係ない言葉だよ。無鉄砲は当て字、発音が似ている無点法(むてんぽう)から転じた言葉でね。無点法とは、漢文に訓点がなく読みにくい事。そこから難しくて強引で無茶な事という意味になったと言われているよ。』
(きぬかつぎの語源)
『平安時代、人前で顔を晒さないようにするのが身分の高い女性の証でね。出掛ける時に頭から薄い衣を被った。この衣をきぬかつぎと言ったのさ。里芋の小芋の根をおとし、皮付きのまま茹でた料理を、この雅な姿に見立て、きぬかつぎと呼ぶようになったそうだね。薄い衣から見え隠れする貴婦人の白い顔に見立てるなんて素敵だね。』
(たちまちの意味と語源)
『一説には、たちまちという言葉は立待月(たちまちづき)からきたとされている。昔の暦で8月17日の事でね。中秋の名月、十五夜の二日後で、立って待っている内に月が出るという意味。そこから短い時間で物事が行われる様子を表すのに使われるようになったそうだよ。ちなみに、18日の月は、座って月の出を待つ居待月(いまちづき)。19日は寝転んで月が昇るのを待つ寝待月(ねまちづき)と呼ばれているよ。』
(豆腐で作るアイスクリーム)
『絹豆腐300gを滑らかになるまでホイップし、メープルシロップとココア各大さじ3、ブランデー少々を加えてよく混ぜる。これを冷凍保存袋に入れ、冷凍庫へ。固まりかけたら袋ごと揉み、これを何回か繰り返し固まらせたら出来上がり。』
(ノックの回数の意味とマナーについて)
『部屋に入る時のノックは仕事や一般の付き合いの場合、正式な回数は4回。国際標準のマナーとされていてね。家族等、親しい人の部屋に入る時は3回さ。2回はトイレノック。トイレが使用中かどうか確認する場合のノックなのさ。』
(赤身魚と白身魚の違いとは?)
『筋肉が違うのさ。赤身の代表、マグロやカツオは長い距離を休まずに泳ぐ回遊魚で持久力のある遅筋(ちきん)という筋肉を持っている。白身の代表、ヒラメは海底をじっとして、餌を取る時や敵から逃げる時だけダッシュするんだよ。だから瞬発力のある速筋(そくきん)を持っている。遅筋にはミオグロビンという赤いタンパク質が沢山含まれていてね。だから身が赤くなり、速筋には少ないから、身が白いという訳だね。』
(ごまかしの意味と語源)
『江戸時代にはごまどうらんという、小麦粉に胡麻を沢山混ぜて焼きあげた香ばしい風味が売りのお菓子があってね。中が空洞の変わった形だったそうだよ。それが丁度、胴乱(どうらん)という革で出来た袋に似ているから、付けられた名前だろうね。一説では、この胡麻のお菓子が、中身がなくて、見掛け倒しという事から、人を騙したり、嘘をついて取り扱う事を「ごまかし」というようになったそうだよ。』
(バナナハンバーグのレシピ)
『ボウルの牛挽肉150g、すり潰したバナナ5分の4本、パン粉大さじ2杯、塩胡椒少々を加えてよくこねて。お好みの大きさに分けてフライパンで両面をこんがり焼く。残りのバナナを刻んで、ウスターソース大さじ2杯、ケチャップ大さじ1杯に合わせたソースをかければ出来上がりさ。』
『玉ねぎを刻んで炒めなくていいし、バナナの粘りがつなぎで卵も必要なし。手間いらずなのに甘みとコクはたっぷりね。』
(重陽の節句の意味と由来)
『古代中国では、奇数を良い事を表す陽数と考えていてね。奇数が重なる日を祝ったのが五節句さ。その中でも、一番大きな九が重なる九月九日を重陽の節句。陽の気が強すぎてお払いをしたのが始まり。後には、邪気を払い、お祝い事をするようにとなったそうだよ。菊が咲く季節だから菊の節句とも言われていてね。菊の花には邪気を払う力が宿っているとされているのさ。』
(夏バテに大豆もやしとニラのキムチ炒め)
『大豆もやしのビタミンB1は他のもやしの2倍、栄養価も全体的に高いの。』
『ビタミンB1を吸収しやすくするアリシンを含むニラ。食欲増進効果のある辛味成分カプサイシンを持つキムチと組めばもう最強!』
『大豆もやし一袋はさっと水洗い。ニラ1束は5cm。白菜キムチ150gは適当な大きさに切ってね。十分に熱したフライパンにゴマ油をしいて、大豆もやしとニラを炒めたら、キムチを加えて混ぜ合わせるように炒めて、出来上がりです。』
(引出物の意味と語源)
『引出物とは、お客を招いてもてなす際にお客に贈る物。平安時代に立派な馬を引き出して、それをお土産にしたのが始まり。後に馬の代わりに馬代(うましろ)として金品を渡すようになったそうだよ。この習慣が伝わり、お祝い事や招待客へのお土産も指すそうになったそうだね。内祝いは、内輪の親しい者へのお祝い事の御裾分けをする事なのさ。』
(かんぴょうを使ってジャージャー麺)
『かんぴょうは低カロリーで食物繊維がゴボウの2倍近くも含まれているのよ。お腹の中でふくらんで、腹持ちもいいし、ダイエットにも打ってつけなんだよ。』
『かんぴょうは4人分で20g、水で戻して茹で長さ5cmに切ってから細切りに。熱したフライパンに油を敷き、ネギ半本とショウガ一片のみじん切りをさっと炒め、豚ひき肉200gを入れて、しょう油と日本酒大匙1を加え、軽く炒めるの。ここに赤みそ120gをお湯200ccで溶いて入れ、とろりとしたらかんぴょうにのせ、キュウリの千切りと白髪ネギを彩りよく盛れば出来上がり。』
(『真面』と『真艫』、二つのまとも)
『まともは漢字で書くと「真(まこと)」と「面(めん)」。真は「本当」とか「正確」という事だからね。『真面』は「真っ直ぐ、正しく、向き合う」ってことさ。』
『もう1つの「まとも」はね、船は進む方、前方を「舳先」。後方を「艫(とも)」と言ってね。つまり真後ろが「真艫」。風が真艫から真っ直ぐに吹く事で正常な方向へ舳先を向ける事になる。そこから転じて物事に正しく向う事を意味するようになってね。これが『まとも』の語源と言う説があるそうだよ。』
(とうもろこしのベストな茹で方)
『トウモロコシは糖質やタンパク質、食物繊維、ビタミン等をバランスよく含んでいてね。ひげにはカリウムがたっぷり。さらに実を綺麗な黄金色にしてくれる色素を含んでいるのさ。昔から煎じたものは利尿にいいとされて、ロシア、中国、韓国などで広く飲まれてきたんだよ。だから、ひげと一緒にトウモロコシを茹でればむくみを取るのに役立つし、おいしそうな色になるというわけさ。』
(相棒の語源と由来)
『あそこで何か担いでいる人達がいるよ。』
『あれは、土などを運ぶ「もっこ」というものだよ。かごやもっこを担ぐために棒が渡されているだろ。あれが相棒の棒なのさ。二人一組になって棒を担ぐ相方を相棒と呼ぶようになった。そこから二人で仕事をする時、息の合った相手の事も相棒と呼ぶようになったのさ。』
『片棒を担ぐはどちらか一方の担い手のことさ。そこから相手に協力して企てや仕事の一部を持つ事を片棒を担ぐと言うようになった。良いことより悪いことをする時に多く使われるようだね。』
『片棒を担ぐんじゃなくていい相棒になれるといいんだね。』
(ゴーヤーのワタの栄養とレシピ)
『ゴーヤーのビタミンCは野菜の中でもトップクラス。ワタには果肉の3倍以上も含んでいるんだとさ。』
『じゃあ早速、天ぷらにして試してみましょう。』
『ワタを取ったら、種を除き、食べやすい大きさに切るの。後は天ぷら粉と水、1対1を混ぜた衣をつけて、170℃の油でカリッと揚げれば出来上がりよ。塩と天つゆ、お好みで召し上がれ。』
(愛想の意味と語源)
『おあいその原形は中国の漢字、「愛想」でね。好きな物に執着して愛するという意味。これが日本では人に接して示す行為と、愛らしさという意味になった。料理店が言うおあいそは「愛想がなくてスミマセン」と遠慮しがちにお勘定を請求する意味なのさ。だからお客側が言うのはちょっと変だよね。』
『おあいそしてより、「お勘定して」または「お会計して」が正しいね。』
(麦茶の効能と歴史)
『麦茶の香ばしい香りはアルキルピラジン類という成分でね。血液をサラサラにして流れをよくする力があるの。』
『それにノンカフェインだから赤ちゃんやお年寄り、病気の人や寝る前の水分補給にもオススメだね。』
『平安時代、大麦を炒って粉にし、お湯に溶かして飲んだのが麦茶の始まりでね。江戸時代には気軽な飲物として広まって、町には麦湯屋さんが沢山あったそうよ。』
(アルミホイルでぬめり予防)
『排水口にアルミホイルをいれてヌメリを防ぐ方法は昔から知られていてね。使ったホイルでも洗って汚れが落ちていれば大丈夫。クシュクシュと丸めて2、3個入れておくだけ。こうすると水を流す度にアルミホイルから金属イオンが出て、雑菌の繁殖を抑え、ヌメリをつきにくくしてくれるのさ。ただし、ヌメリを消すわけではないからね、汚れを落としてから入れるのがポイントだよ。』
(スイカ糖の作り方)
『種を取り除いたスイカの果肉をミキサーにかけ、布でこしてね。焦さないよう灰汁を取りながら3時間煮るのさ。量が4分の1程度になったらまた布でこしてね。更に1時間煮詰めたら出来上がりさ。小さじ一杯をお湯でといて飲んでも良し、ジャムの代わりにパンやヨーグルト、カキ氷に使っても美味しいね。』
(スイカの皮と種のサラダの作り方)
『スイカの白い部分を薄切りにして軽く塩を振り、水気が出たらこれをしぼる。あとはお好みのドレッシングをかけ、カラ炒りした種をトッピングすれば、スイカの皮と種のサラダの出来上がりよ。』
(冷えてもサクサクコロッケ)
『ポイントは2つ。卵を使わない事とパン粉にお麩を混ぜる事です。コロッケのタネに、小麦粉と水を1対1で溶いた物を付け、パン粉と砕いたお麩1対1をまぶして、170℃の油で揚げるだけ。卵がなくても油の温度をきちんと170℃に保てば形良く揚がりますわ。お麩は粉々にせず、少し大きさを残したほうがサクサクとした食感はよくなりますよ。』
(いただきますとごちそうさまの意味と語源)
『昔、お客さんの食事を用意するのに馬を走らせ食材を集めた。そこで馳走という言葉が使われ、おもてなしの意味を表すようになった。そして感謝の意味で「ご」と「様」をつけた言葉が食べた後の挨拶になった。「頂く」は頭上に掲げる事。昔、位の高い人から物を貰ったり、神仏への供え物を頂く時にこの動作をしたことから挨拶になったんだよ。』
『いただきますの言葉には食事を作ってくれる人への感謝もこめられているのよ。お米や野菜を作ってくれた人。食べものになる魚や植物への感謝もね。』
(白瓜の雷干し)
『白瓜は両端を落とし、真ん中のタネとワタをスプーンでこそげ出してね。そして、回しながら、らせん状に5mmの厚さに切っていくのさ。出汁昆布を入れた塩水に30分ほど浸してから干すと風味が増すよ。三時間から半日、天気が良ければ2時間程度。水分が抜けたら出来上がり。後は、食べやすく切り、七味を振った醤油等、お好みの味で頂くと良いね。』
(赤の他人の意味と語源)
『漢字の赤は明るい暗いの「明」という漢字と語源が同じでね。反対の言葉として黒には暗いという意味があるよ。赤、つまり明るいという事から明らかではっきりしていること、すっきり、全く、という意味が生まれた。だから赤の他人は全くの他人ということ。他人を強調した言い方さ。他にも同じ使い方で赤っ恥や真っ赤な嘘なんて言葉もあるよ。』
(子供も大喜び!おやつにピーマン)
『まず、ピーマンを縦に切るのがポイント。縦に切る事で細胞が傷付かず、青臭さが出にくくなるの。それから片栗粉をまぶして揚げてね。次のポイントは油、ピーマンの苦味成分は油に溶け出す性質があって、揚げている間に苦味が抜けてくれるの。そして塩を振って完成よ。』
(七夕飾りの意味)
『紙衣は裁縫が上手になるようにと願う紙の着物だよ。飾ると着る物に困らなくなるとも言うね。吹流しも裁縫の上達を願う物で織姫の折り糸を表している。網飾りは陸の豊作、海の大漁を祈るものでね、巾着は今で言うお財布だね。金運や仕事運、商売繁盛を願う。本物の財布を飾ってもいいんだよ。折り鶴は家庭の長寿を願って飾る。飾りを作った後の紙くずを入れるのが屑かご。整理整頓と物を大切にする心がけを育てる為の飾りつけさ。』
(キュウリは、栄養がある野菜)
『キュウリは、量が少しですけどビタミン類やミネラルをバランス良く含んでいるんです。特に夏バテ防止に効くカリウムが豊富。湿気が多くてむくみやすい梅雨には、余分な水分を体の外へ。逆に大量に汗をかく真夏には、汗と一緒に出てしまうかカリウムを体に補給してくれるんです。』
(一丁締め、一本締め、三本締めの違い)
『手締めのやり方で代表的なのが一本締めや、三本締めだよ。お手を拝借、イヨーの掛け声で、シャンシャンシャン、シャンシャンシャン、シャンシャンシャン、シャン。と手を打つのが一本締め。シャンを3つずつ3回で九。最後の一回が斜めの点で丸の字になるだろ。丸く納まりましたという洒落なのさ。これを三回繰り返すのが三本締め。そして、一本締めと混同しやすい一丁締め。シャンと一回だけ打つ。ちなみに、イヨーは「祝おう」が転じたものだといわれているよ。』
(生でも食べられる!ズッキーニの中華風和え物)
『ズッキーニ1本に対して、ゴマ油、醤油、お酢を各小匙2分の1。おろし生姜、塩少々を合わせたタレを用意するの。ズッキーニは輪切りにして、塩少々を振ってね。10分くらい置いて、出てきた水分をしぼり、タレと和えれば完成よ。』
『油と一緒にとるとβカロテンの吸収が良くなるからね。生でいただく場合も、油を少し加えるといいね。』
(若干の意味と語源)
『若干の若は、若いという意味の他に、何々のようだ、如くという意味があってね。干は一と十だから、「一の如く十の如し」。つまり「一のようであり、十のようである」という意味になるのさ。』
『成程!だから若干名は、はっきりした数ではないけど、さほど多くない人数って事になるんだ。』
(新ゴボウの香りを閉じ込めた、洋風パイ包み)
『薄力粉1カップ、油大匙1、塩少々、70度のお湯60ccをボウルに入れ、こねて生地を作り、二つに分けて直径12cmの円に伸ばすの。新ゴボウ100gをささがきにして、お好みの量のベーコンとバターで炒め、塩少々を振る。これを生地にのせ、包んだら口を閉じて、フライパンで両面を焼けば出来上がりよ。』
(玄関のマナー、入船出船)
『靴の脱ぎ方は「入船出船」。家の上がり口に向けて入るのが「入船」。戸口に向けて揃えるのが「出船」だよ。考え方は、戦国時代の茶室から来た。茶室は、町人も武士も‘にじり口’という狭い入り口から入る。入船出船は見た目が綺麗なだけでなく、武士がいざという時、すぐに履き物を履いて飛び出していける形だろ?』
『それなら、最初から後ろ向きになって、脱いで上がれば?』
『それだと、その家の主人にお尻を向けて上がる事になるから、失礼にあたるのさ。入船で上がり、お尻を向けないように、少し斜めに屈み、履き物を出船に揃える。それが現代にも通じる、武士のたしなみというわけさ。』
(新生姜で作る、ピンク色のジンジャーシロップ)
『水洗いした新生姜を薄く切って、ボウルに入れてね。同量の砂糖をかけ、混ぜ合わせて30分程置き、出てきた水分ごと鍋に移して、弱火で30分煮る。火を止めて新生姜200gに対し、大匙1のレモン汁を加え、混ぜると綺麗なピンク色に!冷めたら液体をこして、保存容器に移せば出来上がり!冷蔵庫で保存すれば、一ヶ月は大丈夫。』
(人一倍の意味と語源)
『人一倍頑張れって…。一倍なら普通に頑張れって事でしょ?』
『実は、一倍には「一をかける」という意味だけでなく、「一度だけ同じ数字を加える」、「他よりもっと」という三つの意味がある。だから、人一倍は「普通の人よりもっと」や「人の二倍」という意味なのさ。江戸時代には、二倍という意味で一倍と二倍、二つの言葉が使われていたそうだよ。明治になると、二つの表現があるのはややこしいとの事で、「二倍に統一せよ」とのお達しが出た。このため、公的には一倍という表現は消えたけど、例外的に慣用句として、「人一倍」が残ったというわけさ。』
(雨に関する言葉)
『雨模様の模様は、古くから使われている言葉「催(もよ)い」が変化したもの。「何々となりそうな状態だ」という意味。だから、どんよりと曇って、今にも雨が降り出しそうな空の様子という意味なんだよ。』
『他にも、晴れているのに降るのは「天気雨」。細かく群がって生える篠竹が地面に刺さっているように見える「篠突く雨」。涙のようにほんの少しだけ降る雨、心を映した雨を「涙雨」と呼ぶね。』
(水切りヨーグルトの作り方)
『ボールの上に水切り用のザルを置き、キッチンペーパーを敷くの。これでプレーンヨーグルトを一晩こすのよ。すると、クリームチーズのようなコクと食感の水切りヨーグルトの出来上がり。急ぐ時はね。一つまみの塩を加えると2時間程で出来るのよ。』
『フルーツやジャムに添えて、デザートやサラダに。お味噌やマヨネーズ等で和えて、ディップにしても、美味しいよ。』
『ボールに溜まった液体はホエー。カルシウムやビタミンたっぷりだから、ケーキやソース作りに使うといいのよ。』
(見た目のインパクト絶大!お茶がらフライ)
『お茶がらの水気を取ってね。エビ、白身魚、ホタテ等、フライの材料に小麦粉、溶いた卵白をつけ、お茶がらをパン粉代わりにつけて揚げるだけ。お茶のタンニンが魚の臭みも消してくれるよ。天つゆも良いけど、塩やレモン汁でいただくと、お茶の風味をより楽しめるね。』
『お茶がらに残った成分も、これなら無駄なく取れるし、エコにも繋がりますね。』
(「草葉の陰」の誤用に気をつけて)
『「草葉の陰から応援する」と言うと、「亡くなった人があの世から応援する」という意味になる。誤って意味を知っている人に使ってしまったら…?』
『大変!お詫びのしようもないです。』
『表に立たず、裏方に回って応援する気持ちを伝えるなら「陰ながら」を使うのが正解だよ。』
(見直そう、大人の交通マナー)
『まさか自分が事故にあう事はないだろうと思うのは絶対にやめて!一度の事故が取り返しのつかない事になるんだよ。ちゃんと交通のルールを守ろう。例え事故に遭わなくても、子供が見ていたらどうするか考えて。周りに誰も居なくても、何処か遠い窓や、物陰で遊んでいる子供が見ていて、真似をしたら大変だろう?』
(豆苗(とうみょう)の効能と再収穫)
『豆苗は元々、中華料理の高級食材でエンドウの若い葉や茎を摘み取ったもの。日本のスーパー等でよく見かける豆苗はエンドウの豆を発芽させたものさ。豆苗はビタミンB群や美肌に良いCやE。他にもカルシウムやβカロテンも多く、緑黄色野菜の中でも栄養価の高い食材なんだよ。炒めたり茹でたり、天ぷらでもおいしいよ。』
『切り取った後、根を水につけておけば、2週間程でまた収穫できるのも嬉しいね。夏場は1日2回程水を替えるといいよ。』
(へのかっぱの意味と由来)
『火打ち石の火花を移すのに欠かせないのが木っ端。木の切れ端や木屑の事さ。これを火種に薪(まき)を燃やした。「木っ端の火」は、すぐにつくけど長持ちしない。そこで、とるにたらない。他愛もない。という意味で使われるようになったのさ。「木っ端の火」が言葉遊びで「河童の屁」になったと言われているよ。更に江戸時代には言葉をひっくり返す遊びが流行ってね。これで「屁の河童」になったというわけさ。』
(芋がらの効能と歴史)
『芋がらはね、里芋の茎を干したものさ。保存食として昔から重宝されてきた。なにしろインスタント味噌汁のルーツなんだから。その昔、芋がらを縄のように編み、味噌で煮しめてからもう一度干した芋がら縄というものがあった。必要な部分を切って、鍋代わりの陣笠に入れ、水を注いで火にかける。煮込むうちに味噌が溶け、芋がらも柔らかくなって味噌汁が出来るってわけさ。』
(牛乳餅の作り方)
『材料は約20個分で、鍋に片栗粉大匙6、砂糖50gを入れ、牛乳250ccを少しずつ加えて、よく混ぜるの。これを火にかけ、焦がさないように混ぜてね。粘りが出て、固まってきたら火を止めて冷ますの。後はスプーンで一口大に分け、砂糖を加えたきな粉をまぶせば、牛乳餅の出来上がりよ。』
(端午の意味と由来)
『端午の節句は、五節句の1つでね。古代の中国では、身を清める日とされ、菖蒲のお酒を呑む等、厄払いの行事が行われていてね。端午の端という字は始まりという意味。牛は十二支の牛の事。元々は月の初めの牛の日の事だったけど、牛の字は「ご」とも読めるから、ごが重なる5月5日を端午の節句としたそうだよ。』
『平安時代の日本では、お米を作る力を子供を産み育てる女性になぞらえてね。田植えの前には、女性が家に篭って身を清めた。この風習が行われたのが5月5日というよ。これに中国の風習が伝えられ、変化をもたらしたのが武家社会。』
『江戸時代以降では男の子のいる家で鯉のぼりを立て、子供の成長を祝う行事になったんですよね。他にも刀や武者人形等も飾ったそうね。』
『端午の節句は、中国や日本の様々な風習が混ざり合って出来たんだな。そして現代では子どもの日というわけか。』
(おから団子の作り方)
『おから100gに対して、片栗粉大匙5と塩少々、水90ccをよく混ぜてね。これを500wのレンジで2分。一旦取り出して更に混ぜ、またレンジで3分温めるとお餅のような弾力が出るの。粗熱が取れたらお団子に丸めるのよ。手に水をつけると作りやすいわ。お吸い物に入れたり、甘辛の醤油だれや、ネギとゴマの醤油だれをつけても合うのよ。』
(手皿はマナー違反)
『お箸で料理を取った時に添える手皿。料理や汁をテーブルにこぼさない配慮で上品に見えるんだけどね。実はマナー違反なのさ。もし、手皿に汁が落ちたら、その度に手を拭かないといけないだろう。手皿ではなく、本物のお皿を使うのがマナー。例えば、お刺身をお箸で取る時は、お醤油の小皿でうける。お吸い物の蓋を代わりに使ってもいいんだよ。お店なら、取り皿を頼んでもいいね。』
(お体ご自愛くださいは間違い)
『自愛は、自分の体を大切にするという意味の言葉。自が自分の体。愛が大切にするを表すんだね。だから、「お体」はいらないのさ。』
『成程、頭痛が痛いとか、左に左折のように二重の言い方になってしまうんですね。』
(レンジで簡単、ピラフの作り方)
『温かいご飯、お茶碗1杯分に対して、ドレッシング大匙1をかけて混ぜ合わせてね。刻みパセリを散らし、クッキングシートに包む。これを220度のオーブンで約15分加熱すれば出来上がり。これも炊き込むって事でしょ。ドレッシングはオニオンやガーリック風味がお勧めよ。ご飯と一緒にハムやミックスベジタブル等を包んでもいいわね。』
『熱でツンとした酸味はとんで、ドレッシングが良い味付けになっているな。』
(逆さ箸はマナー違反)
『逆さ箸はね。マナー違反なのさ。逆さ箸にすると、手で持った部分を使う事になるからね。手の雑菌が付きかねないし、元の持ち方に戻した時、今度は料理が手についてしまって見苦しいのさ。店の人に取り分け用の箸を貰うのが正解。気心の知れた仲間同士なら、「直箸でいいですか?」って尋ねるといいね。焼肉や鍋等で生のお肉を取る時は、必ず専用のトングや取り箸を使う事。食中毒の心配があるからね。』
(カッテージチーズの作り方)
『牛乳400ccを鍋に入れ、塩少々を加えて70度まで加熱してね。火を止め、レモン汁大匙1を加え、ゆっくりかき混ぜる。するとホロホロと固まってくるので、濾し器で濾すのさ。残った固形物がカッテージチーズ。熟成されたチーズよりカロリーや塩分が少なく、淡白なのが特徴さ。でもタンパク質たっぷりの優れものだよ。この時、下に落ちた液体がホエーと呼ばれるもの。カルシウムやビタミンを含んでいるので、スープやソース、お菓子作りに使うといいね。』
(「役不足」の正しい使い方)
『役不足というのは、その人の力量より与えられた役目が軽過ぎるという事。あるいは、与えられた役に不満を持つ事さ。謙遜に使うのは間違い。「実力がある彼にその役目をさせるのは役不足だ」。これが正しい使い方さ。謙遜の意味で使うとしたら、力不足が正しいね。』
(クレソンの効能&クレソンとそば茶の簡単サラダのレシピ)
『クレソンの辛味の素はシニグリンといってね。食欲を増したり、胃腸の働きを活発にして、肉の脂分の消化を助ける働きがあるのよ。それに、肉に不足しているβカロテンやビタミンC、食物繊維がたっぷりなの。鉄分やカルシウム、カリウム等、ミネラル類も豊富!』
『ボウルに冷水を張って、クレソンの茎の部分を浸け、パリッとさせるの。葉は痛みやすいので浸けないように。よく水気をきって適当な大きさにちぎってね。後は、和風ドレッシングをかけて、上からそば茶をパラパラ振れば完成よ。』
(重曹で観葉植物のお手入れ)
『重曹水をスプレーした柔らかい布で、観葉植物の葉、一枚一枚を丁寧に拭くの。埃や汚れが綺麗に落ちてツヤが出るのよ。』
『切り花を長持ちさせる事も出来るよ。水200ccに重曹小匙1の割合の重曹水を花瓶に入れ切り花を挿せばOKさ。』
(アスコルビナーゼを抑えたニンジンバターお焼き)
『ニンジンを細かく切ったり擦り下ろしたりすると、ニンジン自体や他の野菜のビタミンCを壊すんだよ。でも、酢や熱を加える事で、酵素・アスコルビナーゼの働きを抑えられるそうだよ。』
『まず、大き目のニンジン2分の1本をね。スライサーで薄くしてから細切りにし、片栗粉大匙2、水大匙1、塩一つまみを加えて混ぜるの。後は、バターとサラダ油半々で両面を焼くだけ。生地を薄く伸ばして焼くのがポイントよ。』
(エシャレットとエシャロット)
『西洋野菜のエシャロットはヨーロッパで栽培される玉葱の仲間。ソース等の香辛料に使われるんだよ。一方、生でも食べられる早取りしたラッキョウが日本のエシャレット。これは売り出す時にお洒落な名前にしようと、まだ日本に馴染みがなかったエシャロットの名前を拝借したそうだよ。ちなみに、西洋のエシャロットが欲しい場合は、ベルギーエシャロットというと間違えないよ。』
(重曹でぬいぐるみのクリーニング)
『まず、ビニール袋を用意するの。袋にぬいぐるみと重曹をコップ一杯入れたら口を縛ってね。袋を上下左右に振り、次に袋の上からなじむように揉み込むの。そのまましばらく日光に置く。粉をはらって袋から出し、残った粉を掃除機で吸い取ればOKよ。』
(フライ料理で余った小麦粉、溶き卵、パン粉の利用法)
『フライで使いきれなかった小麦粉、溶き卵、パン粉。それにお好みの量の粉チーズを加えて混ぜるの。更にベーキングパウダーを少し加えると、よりサクッと仕上がるわ。混ぜ合わせた生地が柔らかすぎたら小麦粉を足して耳たぶくらいの硬さにしてね。後は一口大に分けて、油で揚げれば出来上がりよ。オーブントースターで焼いてもサクッと仕上がるわ。』
(リンゴのエチレンガスを上手に使う方法)
『リンゴはね、ジャガイモが育つのを遅くして、芽を出さないようにしてくれるのよ。』
『リンゴが出す植物ホルモン、エチレンガスの効果だよね。』
『エチレンガスは熟すのを進めるホルモンでもあってね。収穫された後も、果物は呼吸をしながらこのガスを出している。その量が多い代表選手がリンゴ。熟すまで時間がかかるキウイやアボカドは、リンゴと一緒に置く。バナナやミカンはすぐに傷むから気をつけてね。何もかも一緒に保存するのは禁物さ。』
(自宅で簡単に出来る焼き芋)
『まず、洗ったサツマイモを新聞紙で包み、更にアルミホイルで包む。これを中華鍋か鉄製のフライパンに並べ、弱火で30分。鍋が熱くなるので注意してね。火を止めて、5分程蒸らせば、出来あがりさ。』
『サツマイモのでん粉は、熱を加えると麦芽糖に変わって、より甘くなる。蒸すよりも焼く。更に時間をかけて焼くと麦芽糖になる分解酵素も活発になるのさ。焼き芋が美味しいのは丁度良い50度~70度で、じっくり焼くためなんだよ。』
(情けは人のためならずの正しい意味)
『「情けは人のためならず」は、人に親切にすれば、いつか必ず自分も誰かの親切が返ってくる。だから、他人にも親切に接しよう。これが本当の意味さ。』
『親切にするなって事じゃないんだ。』
『その意味に近いのが「情けが仇」。善意でしてあげた事が、かえってその人に悪い結果をもたらす時に使う言葉だよ。』
(もうすぐ啓蟄にちなんで、虫に関する言葉)
『昔、気分や感情は人の心や体にいる虫が引き起こすと言われていた。だから、「虫がいい」のは自分だけちゃっかり機嫌よくしたい様子。不機嫌だと「虫の居所が悪い」。』
『理由もないのに、何となく好きになれないと「虫が好かない」なんていうけど、心の中の虫が嫌っているという訳か…。』
(雛祭りの起源、上巳の節句の歴史)
『桃の節句は五節句の1つ、上巳の節句と言ってね。上巳は3月3日なのさ。昔の中国では季節の変わり目とされ、川で身を清め災いを祓うならわしがあった。その後、川に杯を流して句を読んだり、酒を呑むという曲水の宴を催したんだよ。それが平安時代の日本に伝わって自分の身代わり人形に穢れを移して川や海に流す上巳の祓えを行うようになった。今も日本のあちこちで行われる流し雛だね。』
『上巳の祓えが雛祭りのルーツなんだ。』
『そ、人形を作る技術が発達するにつれて、雛人形は流すものから飾るものへと変わっていったんだよ。』
(重曹とお風呂の残り湯で、お風呂の小物掃除)
『風呂桶やイス、それにおもちゃの掃除って、主婦には頭痛の種。1つ1つ磨こうとするととっても面倒なんだけど…。それを解決してくれるのが重曹とお風呂の残り湯なの。重曹半カップを残り湯に投入、お風呂グッズを入れて一晩つけておくの。翌日、スポンジでざっと汚れを落とし、シャワーで洗い流せばお掃除終了よ。』
(ごり押しの語源)
『ごり押しの「ごり」は押す音じゃないんだよ。ごりは川に住む魚。同じ川魚のイワナやアユはとても警戒心が強くて釣るのが難しい。ところがごりはのんびりしていてね。釣り餌がなくても、岩場や岸に追い込めば簡単に捕れるのさ。駆け引きもない、一方的な捕り方から、強引に物事を進めるやり方を「ごり押し」と呼ぶのさ。』
(重曹+酢の発泡効果で排水口の掃除)
『重曹は、お酢等の酸性の物と反応すると炭酸ガスを発生させる、ブクブク泡が出るその振動で、汚れが浮かび上がり、落ちるんだよ。だから、排水パイプのような手の届かない場所も掃除出来るのさ。』
『まず、排水口についた髪の毛やゴミを古歯ブラシで取り、重曹1カップを排水口に入れるの。次にお酢半カップを注ぎ、30分程したら、お湯で流せばOKよ。お酢独特の匂いが気になるなら、薬局で売っているクエン酸でもOKよ。』
(勝手の語源)
『勝手に使う。台所を勝手。その近くの入口を勝手口と呼ぶのは、一説には、弓の世界の言葉。弓を持つ左手が押し手。弦を引く右手の方が勝手。右手の方が、自由がきくだろ?そこから、女性が家の中で自由がきく台所を勝手と呼ぶようになった。そして、自分の都合や物事の様子、気ままな振舞いをも意味するようになったのさ。』
(チョコレートでお好み焼き)
『ホットプレートを温め、ホットケーキの生地を落としてね。両面を焼いたら溶かしたチョコを塗ってね。スライスしたバナナやイチゴ、アーモンド等を乗せるの。後は細かく砕いたナッツを振れば出来上がり。チョコの上に、更に溶かしたホワイトチョコを塗っても良し、トッピングを変えたり、色んな種類を作りましょ。』
(チョコレートの歴史)
『チョコのルーツは、カカオの種を潰した飲み物。古代のメキシコでは元気の出る「苦い水」と呼ばれていた。16世紀以降、ヨーロッパに広まり、苦味を抑えるために砂糖やミルクを加えるようになった。現在のような粉末ココア、固形のチョコが作られるようになったのは、19世紀後半になってからだそうだよ。』
(ご飯はフォークの背と腹、どちらで食べる?)
『ナイフとフォークを使う食事のマナーは明治時代に文明開化と共に日本に入ってきたそうです。そのマナーはイギリス式でフォークの背の向きのままでなければダメ。だからご飯もフォークの背に乗せて食べるのが正式とされてたんです。その後に入ったのがフランス式マナー。こちらはフォークを持ち替えて腹に乗せるのが正式なんです。』
『じゃ、食べやすい方で食べてもいいんだ。』
『そう、ただどちらか式か、決まっている事もあるので確認が必要よ。』
(過ぎたるは猶及ばざるが如しの意味と由来)
『「過ぎたる」は時間が過ぎた事じゃないんだよ。これは中国の思想家、孔子の言葉から出来たことわざ。孔子の弟子が別の2人の弟子のどちらが優れているか孔子にたずねた。孔子は「子張(しちょう)は過ぎる、子夏(しか)は及ばない」と答えた。では、「子張が優れているのか?」と聞くと孔子は「いいや、過ぎたるは及ばないと同じだ」と答えた。学問でも仕事でも、過ぎたるのは足りないのと同じ事だという意味。だからやり過ぎや、でしゃばり過ぎはいけないという意味に使うのが正しいのさ。』
(潮時の意味と由来)
『潮時=辞め時にあらず。多分それは引き時と混同しているのさ。潮時は海の漁師さんから来た言葉だよ。元々潮時は、海の潮が満ちたり引いたりする時の事。潮の変化は漁の良し悪しに大きく関わるため、漁師さんは最適な時間を計算して舟を出した。そのうち物事を始めたり終わらせたりするのに最適な時という意味で使われるようになったのさ。』
(芽キャベツであべこべロールキャベツ)
『芽キャベツを3分程茹でて灰汁を抜いてね。これをよく練ったハンバーグのたねで1つずつ包むのよ。油をひいたフライパンでころころ転がしながら炒め、焼き色をつけてね。一煮立ちさせたトマトやブイヨン等、お好みのソースに入れて、5分煮たら完成よ。』
(相槌を打つの意味と由来)
『刀を作る刀鍛冶や、農具を作る鍛冶屋さんは、師匠と弟子が向かい合って槌(つち)という物を叩く道具で焼けた鉄を交互に叩いて作ったのさ。この時、弟子は師匠の動きを見ながら、呼吸を合わせて槌を打つ。いい加減に打ったら危険だからね。これを「相槌を打つ」と言った。この様子から、家来が主人の言う事をハイハイと聞くのも相槌と呼ぶようになり。相手の話に合わせて言葉を挟んだり、頷いたりする事にも使われるようになったね。』
(冬場の郷土料理・呉汁のレシピ)
『呉(ご)は大豆を水で戻して、すり潰したもの。呉を味噌汁に入れたのが呉汁さ。』
『まず、4人分で150gの大豆を洗い、3倍の量の水に一日浸してから、漬け汁ごとミキサーにかけてすり潰すの。鍋にだし汁800ccとジャガイモやニンジン等のお好みの野菜を入れて煮て、味噌大匙3を加えたら、呉を入れてね。フワッと呉が浮かび上がってくれば、呉汁の出来上がり。』
『大豆のサポニンがフワフワの素。血液をサラサラにしたり、体の酸化を防いで、元気に保つ成分なのさ。』
(天盛りの意味・天紙と懐紙の折り方のマナー)
『煮物や和え物に、木の芽や白髪葱等をのせる事を天盛りと呼ぶんだよ。香りや味が引き立ち見た目も綺麗。それに誰も手を付けていないという目印になる。つまり、あなただけの為に作って盛り付けましたというお持て成しの気持ちが込められているのさ。後、揚げ物の下に敷く天紙や和菓子をのせる懐紙の折り方にも決まりがあってね。折った時に手前から見て上になる紙が右下がりなのがお祝い用。反対に左下がりだと不祝儀に使われる折り方。気にする人もいるから、気をつけた方がいいね。』
(合点の語源)
『昔、確認や照合、また賛成の印として文章の横に斜めにつけた短い鉤点(かぎてん)が「がってん」。もとは俳句を批評する際、良い作品の頭につけたり、回状等を見終わって承知したという意味を示す、鉤型の印から出た言葉。その「がってん」の威勢の良い響きを好んだのが江戸の町人。承知したという意味で「がってんだ!」と言うようになり、広まったと言われているよ。』
(残ったお煮しめで、押し寿司ケーキ)
『まず、お煮しめを細かく刻んで酢飯と混ぜ合わせてね。パウンドケーキ型の内側に取りだしやすいようにラップを敷いて、酢飯を詰めるの。間に焼き海苔や錦糸卵、一番上には紅生姜や絹さやを乗せれば、彩が良いわね。後はラップで覆い、重しをして30分置けば、出来上がりよ。』
(人日の節句と七草)
『節句は3月3日や5月5日等の5節句があるけど、その最初が人日の節句。古代の中国では1月1日が鶏。2日が狗(いぬ)。3日が猪(いのしし)。4日が羊。5日が牛。6日が馬。そして7日が人の日とされ、その日にそれぞれの1年を占ったのさ。やがて人日に七種の野菜が入った汁物を食べて邪気を払い、1年の無事を願うようになった。この中国の行事が伝わって、日本の習慣に結びついたのが七草粥という訳さ。』