(運動の必要性)
ママ「運動不足は体に良くないわよ!運動すると心臓のポンプを高めるから、心臓の筋肉が厚くなり、大きくなるのよ。極端な運動不足は心臓が小さくなり、ふとり過ぎて血圧が上がり、病的に肥大する時もあるのよ。それにストレスが溜まって心身の不調感を増す事にもなるのよ。寒い時こそ適度に体を動かさないと太るわよ」
(折り紙で干支・作り方)
お婆ちゃん「体は白い紙。トサカは体の四分の一の大きさの赤い紙だよ。まず斜めに折って、内側に折る。そして中割折りしてクチバシを少し出すんだよ。メン鳥はオン鳥より1センチ位小さい正方形で作る。ほら来年の干支の出来上がり」
(毛糸の帽子をティーコージーに)
ママ「まずティーコージー。ポットを保温するカバーです。作り方は簡単なんです。帽子の左右に取っ手と注ぎ口の大きさに合わせて穴を開け、ポットに被せるだけ。それと、冬の鉢植えに被せれば、鉢カバーとしても使えるんですよ」
ユリ「わぁ、可愛い!」
ルン「お花さん暖かそう」
パパ「毛糸だし保温力はバッチリ。さすがママ。できる主婦だね」
(しみ抜き救急箱を作ろう)
お婆ちゃん「ママ、ドレッシングは油が入っているだろ。中性洗剤をとかした水に使うんだよ。しみの種類によって落とし方が違うから、間違うとかえってひどくなるんだよ。そんな時、重宝するのがしみ抜き救急箱。ベンジン、アルコール、アンモニア、お酢、台所用中性洗剤。後は古い歯ブラシ、ガーゼ、タオル。しみ抜き方法のマニュアルも入れておくと完璧だね」
(七種入りうどんの作り方)
パパ「ほら、長ネギ、生椎茸、人参、小松菜、ゴボウ、かまぼこがあるだろう。うどんもあるから体の温まるうどんを作るぞ。まず材料を切って、フライパンに胡麻油を熱し、次々に入れて炒め、塩胡椒しておく。だし汁に醤油、みりん、お酒を入れ味見してからうどんを入れる。軽く煮立たせて、器に盛ったら、具をうどんの上に乗せ完成さ。食べる時おろし生姜をちょっと乗せるのが味の決め手だよ」
(生筋子の外し方)
お婆ちゃん「まず、ぬるいお湯をボールに用意し、生筋子を入れて指でこそげる様にすると、身が簡単に外せるからね。ザルで水切りして、醤油3、みりん1の漬け汁に入れて、冷蔵庫に一週間程で出来上がるよ」
(足元ぬくぬく裾長パジャマ)
ママ「そこで秘密のアイテム!ネル等の暖かい布でパジャマと同じ幅の筒を2本作って裾に縫い付けるの。足先までスッポリ包まれるからぬくぬくで眠れるのよ。起きている間は折り曲げてね。無地のパジャマにチェック柄の裾をプラスしたり、色柄の組み合わせを工夫すれば、お洒落なワンポイントになるのよ」
(外壁フード下の汚れ落としには)
一郎「アルカリ性の強い洗浄剤『油汚れ落とし』を使います。汚れた部分にスプレーすると、白い泡になって付着します。そのまましばらく置いてからデッキブラシでこすり、同時にホースで水をかけながら荒い流しを繰り返していくと、綺麗になります。作業する時は必ずゴム手袋をはめて下さい」
(キヌカツギに塩辛)
ママ「里芋の子供のキヌカツギは、ゆでて頭とお尻を切り落として、お皿に盛ると座りもいいし、皮もむきやすいからね。それに意外に合うのが塩辛だよ。小鉢にそえてキヌカツギに好きな量を乗せて頂くと、独特の風味が楽しめるよ」
(ナプキンの折り方)
ママ「え〜と、始めに三等分に折ってそれを中央に折る。左を図の様に内側へ。右も同じ様に折る。下のを差し込んで上のも同じ様に差し込むと、大司教の冠タイプが出来上がる…と」
(簡単にキャラメルクリーム)
一郎「ママ、この鍋なあに?」
ママ「美味しいキャラメルクリーム作ってるのよ。鍋の中にコンデンスミルクの缶を入れ、かぶるくらいのお湯を注いでから火に掛けるの。缶の蓋は開けないでね。お湯が少なくなったら差し湯をして、2時間くらい気長にコトコト煮るの。それから缶をよく冷ましてから蓋を開けるとあら不思議!白いコンデンスミルクが、キャラメル色のキャラメルクリームに大変身!」
(紙幣包みの作り方)
お婆ちゃん「喜八、むきだしは失礼だよ」
パパ「でものし袋の買い置きがないよ」
お婆ちゃん「そんな時は和紙で包むの。まず和紙の角を結んだ対角線が自分の体と、垂直になる様にするんだよ。和紙は滑らかな方が表、ザラザラした方が裏だからね。中央に紙幣や商品券等を表面にして置く。折り方は左側から折、余った分は内側に折り込めば出来上がり」
(オリジナルリース)
ママ「つたを何重かに巻いて、何カ所か針金で留めます。そして生地を手で切って、リース台いっぱいに結び付けます。今の季節なら赤系統の生地でまとめると暖かな風合いで良いですね」
お婆ちゃん「戸口やドアに付ければ素敵な飾りになるね」
ママ「赤唐辛子やハーブ等を飾ればキッチンのドアにピッタリ。落ち葉や松ボックリも似合いますわ」
(マッシュルームのお茶漬け)
ママ「マッシュルームは洋風の料理に使うのが普通だけど、純和風のお茶漬けの素にしても、美味しいんですって。縦に4つ切りにして、胡麻油で炒めるの。マッシュルーム10に対して砂糖、醤油大さじ2、鰹だし汁半カップの割合の汁を入れ、水分が無くなるまで煮詰めます。後は御飯にのせて熱い湯を注げばマッシュルーム茶漬けの出来上がり」
(ウィンナー入り水餃子の作り方)
お婆ちゃん「外は寒いね。ママ、夕飯は温かい物が良さそうだね」
ママ「ええ、今日はウィンナー入り水餃子にしようと思ってます。キャベツ、タマネギをみじん切りにして、ボールに入れ片栗粉を加え、良くかき混ぜます。そして茹でてみじん切りにしたウィンナーを入れ、胡椒を振り掛けます。餃子の皮で具を包み込んで、鍋にたっぷりの湯を沸かし茹で上げます。プカッと浮いたら出来上がり。スープと一緒に食べられるので、寒い時にはピッタリ!」
(ポンポンでニットのおしゃれ)
ママ「ええ、まず同じ大きさの厚紙を沢山作り、上下を深いVの字にカットして、毛糸を巻いてV字の所を縛ります。厚紙を外し、輪になった所をハサミで切り、形を整えれば出来上がり。手袋や靴下に留めたり、カーディガンの裾にぐるりと取り付けるのも楽しいですわ」
(銀杏の薄皮の簡単な剥き方)
お婆ちゃん「そう、銀杏の何が手間が掛かるかというと、薄皮を剥くのが一番手間なんだよ。まず鍋に水を入れ銀杏を入れる。火に掛けながらお玉で、上からゴロゴロと撫でるようにしてごらん」
ママ「あら、薄皮がどんどん取れるわ。本当!これなら楽チンですね」
(冬を迎える前に、今のうちから水栽培)
パパ「根が張るまでは、球根の底が水に着く様にヒタヒタになるまで入れてやり暗いところに置く。2ヶ月程で芽が出て根がのびて来たら、明るい所に移し、水位を下げて水の量を減らすのが子コツ。今のうちに始めれば、丁度冬になった頃、室内で花が楽しめるだろう」
ユリ「じゃあ、クロッカスやヒヤシンスの球根を用意すると良いのね」
(楽しい飾り切りのいろいろ)
お婆ちゃん「まあ可愛らしい。おやこの茹でたまご、ひよこじゃないの」
ママ「ええ、白身の部分にジグザグに切れ目を入れて、上の白身を手で持ち上げ、黄身部分に竹串で穴をあけ、胡麻を乗せるんです。リンゴのウサギはもっと簡単。八等分に切って芯を取った後、耳の形になる様にV字型に切り込みを入れ、端を切り放さない様に皮を剥くと、ウサギさんの出来上がり」
(菊の料理)
お婆ちゃん「おやママ、床の間の菊水替えかい?」
ママ「いいえ、このお花を料理するんです。観賞用の黄色い菊なら苦みも少なくて、美味しく頂けるんですよ。まずは酢の物。花びらをむしって、鍋に5カップの水、酢大さじ1杯を入れ煮立てます。この中で花びらをサッと茹で、ザルに取って冷やします。後は二杯酢か、三杯酢で和えるだけ。次は天ぷら。花をそのまま揚げます。締めは御飯、サッと茹でて灰汁を抜いた菊の花びらを、炊き上がった御飯に混ぜれば菊御飯の出来上がり」
(冬を迎える前に、今のうちから水栽培)
パパ「根が張るまでは、球根の底が水に着く様にヒタヒタになるまで入れてやり暗いところに置く。2ヶ月程で芽が出て根がのびて来たら、明るい所に移し、水位を下げて水の量を減らすのが子コツ。今のうちに始めれば、丁度冬になった頃、室内で花が楽しめるだろう」
ユリ
「じゃあ、クロッカスやヒヤシンスの球根を用意すると良いのね」
(美味しいお芋のおやつ)
ロンパパ「ワシ、すぐ頂く!」
ママ「ダメ!これはお兄ちゃん達が帰ってからよ。作り方はボウルに卵を割りほぐし、キビ砂糖を加え、モカ色のクリーム状になるまで泡立てる。ジャガ芋は皮を剥き、すりおろしながら加え、蜂蜜、サラダ油を順に加え、ゴムべらでよくかき混ぜる。薄力粉、ベーキングパウダーとシナモンパウダーはあわせて2回ふるい、型に薄くバターを塗り、生地を流し入れ170度のオーブンで30分焼けば出来上がり」
(ハンカチの上手なアイロンかけ法)
一郎「家庭科で習ったんだ。上手にアイロンをかけるには、アイロンを横向きにして、ハンカチの中心から向こう側へ放射状に広げる様にかけて、次に中心から手前に同じ様にする。そうすると幅広くかけられて、力が均等に入るからゆがみにならないんだよ」
ママ「なるほどねぇ」
一郎「縁もアイロンは横向きで、角に向かい、斜めに動かす。最後に片方の手先で角をピシッと引っ張りながらかけると、角を綺麗に尖らせて仕上げられるんだよ」
(ラップの芯を麺棒に)
お婆ちゃん「おや、それラップの芯だね」
ママ「ええ、これを麺棒の代わりにして、パンやクッキーの生地を伸ばすんです。生地が芯に付かない様に、芯にラップを巻き付けて使うのがコツなんですよ。細いから子供達と一緒にパンやクッキー作りが楽しめますわ」
(簡単な椅子の張り替え方)
パパ「この椅子は座板がネジで留められるから、それを外す。古くなった布地の上から、座板より10センチ程大きい布をかけ、手のひら全体でシワをとる。そして手前と奥の一か所ずつにしるしを付け、仮留めしておく。角になる布の処理はヒダを作りながら、カッターで留めていくとホラ!」
(ビーズで香水の香りをキープ)
お婆ちゃん「おや、瓶の中に入っているのビーズかい?」
ママ「ええ、香水の香りをキープする裏技なんです。香水ってデリケートですから、一度蓋を開けると変質しやすいんです。香水が減ってきたらその度に瓶にビーズを入れいつも瓶の口の所迄満たすようにしているんです」
お婆ちゃん「空気に触れる部分を少なくするんだね」
(寄せ鍋のタレ、お好み色々)
お婆ちゃん「それなら寄せ鍋だよ!はじめに定番の具の下ごしらえだよ。材料の海老、鶏モモ肉、ハマグリ、白菜、長ネギ、椎茸、しらたき、木綿豆腐、かまぼこ。割下は昆布ダシだけどね。好みで味わってもらうには、味噌ベース、土佐酢ダレ、明太子マヨネーズなどを用意して、楽しんでもらおうね」
(レンコンのパリパリ煎餅)
お婆ちゃん「えっ、お煎餅?」
ママ「ええ、レンコンは皮を剥ぎ、2ミリ位の厚さに切ってたっぷりの水にさらして、水気をペーパータオルで拭き取ります。鍋に油を入れ160度位に熱し10分位揚げます。こんがりと色が付いたら出来上がり。油をよくきって塩を振り、好みで七味唐辛子もかけると、ピリッとして美味しいんですって」
(缶切りの手入れを忘れずに)
お婆ちゃん「おやママ、その缶切り汚れているよ。この頃は缶切りのいらない缶詰も増えたけど、まだまだ使う機会多いだろ。脂汚れや匂いが付きやすいし、サビも出てくるんだよ。使った後はこまめに拭いておくか、水洗いしておく事。それでも取れない汚れはアルコールを脱脂綿に染み込ませて、拭くと綺麗になるよ」
ママ「アルコールなら消毒にもなりますね」
(豆味噌の七輪焼き)
ママ「ねぎのみじん切りはこれで良いですか?」
お婆ちゃん「みじん切りは水気をよく絞っておく。それを八丁味噌とよく混ぜ、味噌用の小皿に詰める。皿の周りは少し残して、低め。中央は盛り加減になるようにね。後は遠火に掛け、香ばしい香りが出る程度ほど焼くんだよ」
(こむら返りの治し方)
ルン「パパさん大丈夫?」
お婆ちゃん「ああ治るよ。こむら返りは血行が悪くなって起きると言われているからね。つった方の足の指を強く引っ張る。又つっている部分を熱い蒸しタオルで湿布して、その上からマッサージをする」
ママ「そうやって血行を促すんですね」
お婆ちゃん「ふくら脛を伸ばす運動も効果あるよ。片足を前に出し、かかとをつけたまま上体を前に伸ばす」
パパ「これは効くよ」
(電子レンジの上手な使い方)
ママ「上手に使うコツは、料理集に載っている時間は一応の目安にするの。かける時間は分量にほぼ比例して、例えばジャガ芋2つの時は、1つの時の倍にすれば大丈夫。蓋やラップを使うのは、蒸し物や、茹で物ね。カラッと仕上げの物は、キッチンペーパーをひくのが良いわね。冷凍食品が沢山出ているから、忙しい時何かと便利よ」
(舞茸でヘルシーな雑炊を)
ママ「御飯はザルで手早く洗って、ぬめりを取っておきます。舞茸は手で1センチ位の厚さに裂きます。カツオで取っただし汁に塩と醤油で味を付け、煮立て舞茸を加え、もう一度煮立ったところで御飯を入れます。仕上げに三つ葉を散らせば出来上がり」
(柱などに傷が付いたときは・・・)
パパ「これなら簡単に直せるよ。物をぶつけてへこませてしまった場合は、濡れタオルを当て、その上からアイロンを掛けると気の繊維が膨らんで、大体元通りになるよ。ひび割れや傷は木工用充填材をヘラで埋め込む。後は住まい用のクレヨンやマニキュアで着色すれば目立たないよ」
(首の美容体操で首筋を美しく)
ママ「首は手と同じで年齢が出やすいの。綺麗に化粧してても首にシワがあったんじゃ、台無しでしょ。ちょっとした体操だけど毎日続ける事が大事なんです。まず頭を前後に倒す。次は左右に倒し、それから顔を水平に振って、最後に頭を左回し、右回しします。この運動を4〜5回繰り返すのよ」
(甘酢目玉焼き)
ママ「例えば甘酢は目玉焼きにも合うんです。まず酢、砂糖、醤油を混ぜておきます。フライパンで目玉焼きを作り、白身が固まりはじめたらお箸で端を持ち上げ、黄身に被せます。そして用意した甘酢をかけるだけ。10秒で出来上がりです」
お婆ちゃん「外側はカリッと、黄身はトロトロの状態をキープするのがコツだね」
(尾頭付きの魚の食べ方)
お婆ちゃん「尾頭付きの魚の食べ方には、ちゃんとマナーがあるんだよ。まず背の頭に近いところから箸を付け始め、一口づつ口に運ぶんだよ。片身を食べ終わったら、裏返しにしちゃいけないよ。不作法になるからね。頭と骨、尾を身から外して皿の向こう側に置き、下身を食べるんだよ。ただし鯛の様に骨から身をはがしにくい物は、裏返ししても良いけど、宇宙人には無理だろう」
(疲労回復に蜂蜜レモンシロップ)
ママ「疲労回復に抜群に効く蜂蜜レモンシロップよ。広口瓶に蜂蜜200グラムとレモン1個を輪切りにして入れ、3日位置くだけ。レモン汁が上がって来て、美味しいシロップが出来上がるのよ。そのまま舐めても良いし、かき氷にかけたり、凍らせてアイスキャンディーにしたり、色々使えるのよ」
(野菜の洗い方で水を節約)
お婆ちゃん「ちょっとママ。野菜も洗い方ひとつで、水が節約出来るんだよ。桶に水を張り、キャベツなら半分に切って、切り口を下にしてザブザブ数回。ホウレンソウは根の方を持って、数回出し入れすれば綺麗になるよ。ジャガイモやピーマンは切る前に1回洗えば充分。椎茸は洗い過ぎると、旨味が流れてしまうからね。傘の部分の汚れを指で落とす程度でいいんだよ」
(アジの南蛮漬けの作り方)
お婆ちゃん「まずアジを3枚におろし、薄塩を振り、片栗粉を付けて170度の油で揚げる。次に熱湯をかけ油抜きをする。そして調味料を合わせ、ぶつ切りにしたアジを南蛮地に漬け込む。一晩置いて味をなじませると最高なんだからね」
ロンパパ「なるほど。一晩もか・・・」
(カブトムシの飼育方法)
パパ「腐葉土を深さ10センチ程入れて、中に太めの枝を立てる。土は産卵場所にもなるからね。それからネットでふたをする」
一郎「餌は果物が良いんだよね」
パパ「他にも蜂蜜を2倍位に薄めた液を、枝に塗ってやると良いぞ。飼育容器は毎日掃除する事」
一郎「は〜い」
(シロウリの即席漬けと味噌汁)
お婆ちゃん「おや、寝ゴザじゃないの」
ママ「ああ〜、お婆ちゃん、民宿でシロウリ貰ってきたのは良いけど私、糠漬けって苦手なのよねぇ・・・」
お婆ちゃん「ママ、糠漬けだけがシロウリの食べ方じゃないよ。縦半分に切り、種をスプーンで取って、5ミリ程に薄切りにして軽く塩を振り、20分程置いて絞れば出来上がり」
ママ「ミョウガの薄切りやけずり節を乗せても良いですね」
お婆ちゃん「皮を剥いて、適当な厚さに切れば、味噌汁の具にもなるよ。シロウリは夏ならではの味覚だから、たっぷり味わいたいね」
(真夏に涼を呼ぶ枝豆のたまご豆腐)
一郎「ママ、これ本当に枝豆の色なの?」
ママ「そうよ。まず枝豆を茹でて裏ごしし、それから卵とだし汁を1対1の割合で混ぜ、たまご豆腐の生地を作り枝豆を合わせるの。この生地を深めの器にラップを乗せて、流し込んで口を絞って輪ゴムでくくる。それから70度くらいの湯に10分ほど入れて固めるの。よく冷やし、ラップを剥がして盛り付け、好みのあんをかければ出来上がり」
(寝苦しい夏の夜は寝ゴザで)
お婆ちゃん「おや、寝ゴザじゃないの」
ママ「ええ、パパの為新しいの買ってきたんです。夏の夜はどうしても寝苦しいでしょ。そんな時はシーツの上に寝ゴザを敷くと良いですよ」
お婆ちゃん「寝ゴザで布団に熱が直接伝わらず、通気が良くなるわけだね」
ママ「ええ、イグサの感触もサラッとしているから、寝付きが良くなりますわ」
(三色御飯の作り方)
ママ「鶏の挽き肉を味付けして煮立て、生姜汁を加えそぼろを作り、卵は炒り卵を作ります。さやえんどうは筋を取り、熱湯でサッと茹で、千切りにして、だし汁と醤油で煮立て、汁気を切ります。器に御飯七分目程盛って、そぼろ、炒り卵、さやえんどうをバランス良く乗せ、生姜を千切りにして天盛りにして出来上がり」
(吟醸酒と生酒の違いは)
お婆ちゃん「酒米の表側や胚芽には、香りや飲み心地がすっきりしない成分があってね。その部分を削って作ったのが吟醸酒なんだよ。生酒の方は殺菌のために2回の加熱処理をしてないのが特徴で、酵母菌が生きているから、フレッシュな風味があるのさ。どっちも冷やして飲むと、旨さがぐっと増すよ」
(冷凍サンドイッチ)
ママ「冷凍に合うのはツナやハム、トンカツなど、水気が出る野菜は合わないので避けます。でもツナサンドなら玉葱の薄切りもしっかりマヨネーズで和えれば大丈夫ですわ。ラップに包んで冷凍庫に保存し、解凍させてからオーブンで軽く焼いても美味しいですわ」
(手ぬぐいでミニ布巾)
ロンパパ「皮むくの難しい」
お婆ちゃん「こんな時は日本手ぬぐいで、ミニ布巾を作っておくといいよ。イカの皮を剥いたり、下拵えの魚や肉、灰汁抜きのナスや野菜の水気を取ったり、あぶった海苔を揉み海苔にするのもミニ布巾なら簡単に出来るよ」
(プロ級の青菜炒めを家庭で)
お婆ちゃん「強火でガーッと炒めるのがコツだけど、家庭用コンロは火力が弱いからね。まず青菜類は水に付けてシャッキリさせる事。次に炒め油を熱したら、塩を少し放り込み手早く炒める事。シャッキリ感が残るし、青味も鮮やかで、味付けにもムラがなくなるよ」
(ナスの煮浸しは一度油で素揚げを)
ママ「今日はロンパパの注文でナスの自然の色のまま、料理して欲しいって言うんです」
お婆ちゃん「ママ、それなら良い調理法があるよ。ナスの紺色はナスニンと言って水溶性の色素なんだよ。だから煮浸しを作るなら、ナスを一度油で揚げてから作ると、色素が溶け出すのを防ぐ事が出来るよ。塩揉みの場合は隠し味に酢を加えると、輪切りにしたナスの白い変色を抑える事が出来るからね」
(残ったコーヒーは冷凍してアイスコーヒーに)
ママ「飲みきれなかったコーヒー凍らせておいたのよ。製氷皿に流し込んでね」
パパ「なるほどね。コーヒーで作った氷なら、アイスコーヒー入れても薄まらないものね」
ママ「コーヒーは凍ったら、一旦製氷皿から取り出し、ポリ袋に詰めて冷凍保存するの。そうすれば普通の氷のいる時も、不便じゃないでしょ」
(押し入れの掃除)
お婆ちゃん「押し入れの掃除、年に一度はしたいね。基本は良く乾かす事。中の物を出して掃除機をかける。その後洗剤を薄めた液で雑巾がけをしてから水拭き。乾かすには窓を開け放ち、さらに扇風機の風を押し入れの中に送れば乾きが早くなるからね」
(冷製パスタは手早く水洗い)
お婆ちゃん「でもスパゲティを水で洗うのはタブーじゃないのかい?」
ママ「手早くすれば大丈夫なんです。茹で上がった麺は余熱が残っていると、伸びてコシが弱くなってしまいますから、速効でお湯を切り氷水に投入。一気に冷ましながら手早く洗って、ヌメリを取るんです。冷やす事で麺の表面の組織がしまってコシと旨味を保ってくれるんです」
(洋風料理に土鍋を利用)
お婆ちゃん「土鍋の良いところは熱がじっくり回る事。だからパエリヤやピラフに使うと、美味しく出来るよ。材料やお米をフライパンで炒め、土鍋に移して炊くだけ。沸騰したら弱火にして、炊き上げればいいからね」
ママ「最近はモダンな色や柄の土鍋も多くなりましたから、洋風の料理にも合いますね」
(値段シールの簡単なはがし方)
ロンパパ「ワシに貸せ。スーパーパワーでひっぱがしてくれるのだ」
ママ「待って。とても簡単なはがし方があるの。マニキュアの除光液をコットンに含ませて、軽く擦るだけ。こびり付いたシールが綺麗に落ちて、のりも残らないのよ。それにシンナーや燃料用アルコールを使っても、同じ様に綺麗に剥がせます」
(缶詰体操で二の腕シェイプアップ)
お婆ちゃん「夏はノースリーブ恰好良く着たいだろ。でも腕が太くちゃね」
ママ「だから缶詰でシェイプアップよ。缶詰は両手で持てる大きさを2個用意します。腕をピンと横に伸ばし、手首の先をグルグル回すのよ。次は両腕を前に突き出し、上下左右に動かすの肘は曲げずにね。缶詰の重みで力が入るから、腕や肩の筋肉を強くし、引き締めの効果抜群なのよ」
(スダレのカーテン)
ママ「一間のガラス戸なら2枚のスダレ、二連式のカーテンレールに2〜3カ所、麻紐か針金でレールのコマに留めて、1枚ずつ下げます。スッキリ見せるには、床まで届く丈の物を選ぶと良いんです。そしてカラースプレーで着色すればお洒落ですわ。白やペパーミントならシックに、焦茶色に着色すれば、アジアンテイストの部屋になります」
(天ぷらを揚げて余った衣はお好み焼きに)
お婆ちゃん「そう、天ぷらにした材料の味が染み込んでいるからね。だから捨てずにラップして冷蔵庫に保存しておいたんだよ。お薦めはお好み焼き、キャベツ、桜海老等を混ぜて焼くだけ。衣の量が足りなかったら、小麦粉やすりおろした山芋を加え、加減すれば良いからね」
(すり鉢を食器に)
ママ「すり鉢は胡麻をすったり、魚をすり身ににする料理道具だけど器としても立派でシンプルだから何を盛り付けても引き立つんですよね。サラダ鉢にすれば野菜のグリーンを鮮やかに引き立ててくれます。保存性が良いので炊き込み御飯等をたっぷり盛ってそのまま食卓に出しても素敵なんですよ」
(おからの下ごしらえは)
お婆ちゃん「おからを美味しく料理するには、下ごしらえが肝心なんだよ。買ってきてそのまま使ってしまうと、どうしても大豆臭さが強いからね。まず鍋にたっぷりの熱湯を用意、その中におからを加える。軽く混ぜ合わせ、全体に熱が回った所でキッチンペーパーを広げたザルの上に茹で汁ごと流しこむ。冷めたらキッチンペーパーを持ち上げ汁気を絞れば、大豆臭さはすっかり抜けてるよ」
(ファスナーが噛んでしまった場合には)
パパ「ママ、無理に上げない。今やってあげるから。ファスナー移動金具が噛んでしまったら、食い込んだ布の部分にロウを塗り、そろそろとファスナーをバックさせて行けば、大抵外れるよ。スカート等の金属の刃の所にもロウを塗っておくと良いよ」
(スカーフのお手入れ)
ママ「ぬるま湯に中性洗剤を薄めに溶き、洗います。お湯を何度も替えて、良く濯ぐのがポイントです。その後たたんで、水を押し出す様に挟み、洗濯機で数秒間脱水します。生乾きのうちに裏側からアイロンを掛けるのがコツ。元通りのスカーフになりますわ」
(汚れた帽子を洗うには)
ママ「綿やポリエステルの帽子は中性洗剤を薄め、ブラシ洗いが出来るのよ。歯ブラシを使うと細かい所まで洗え、汚れがひどい所には住宅用洗剤を使うの。後は帽子の中にタオルを詰め込んで、10秒位脱水し、のり付けしてアイロンを掛ければ、型崩れもしないしパリッと仕上がるからね」
(山芋を取り分けるには)
お婆ちゃん「ママ、山芋を水飴に見立ててごらん。水飴を割り箸で取る時って、箸を一本づつ持ち、箸の先でクルクルと巻き取るだろ。あれと同じさ。適当な量の山芋を取り上げたらそのまま小鉢に移して、今度は箸を逆方向に回すと綺麗に収まるよ」
(ビデオケースでチューブの調味料を収納)
お婆ちゃん「チューブの調味料は冷蔵庫に入れたまま忘れてしまいがちだけど、そんな時はビデオケースが役に立つよ。からし、生姜、ニンニク等のチューブを逆さに立て、そのまま冷蔵庫の扉のポケットに収納すれば、すぐにわかるし取り出しやすいだろ」
(チキンバーベキューの作り方)
ママ「まず調味料を次々と加え。良くもみ込むの。そして30分位つけ込んでからオーブンの天板の上に網を乗せ、皮を上に並べ250度なら10分、200度で15分位焼くの。残りの付け汁を小鉢に移し、ワインを少々加え火にかけて煮詰めれば、後はかけるだけでOKよ」
(ビーズバックの手入れ法)
お婆ちゃん「用意するのはハンドタオルと、脱脂綿、それとベンジンだよ。まずタオルをバックの中にはさみ込む。それから脱脂綿にベンジンをたっぷり含ませて、表面を叩く様に拭いていく。コツはベンジンをビーズの下の布地に染み込ませる様に拭く事。布地の汚れをベンジンで叩き出して、タオルに吸い取らせ綺麗にする」
(新じゃがのカレーあんかけの作り方)
ママ「じゃが芋は洗って皮付きのまま、2〜3個に切ります。鶏肉は塩、胡椒をふり、片栗粉をまぶし、揚げ油がぬるい内にじゃが芋を入れ、じょじょに温度を上げ、160度位になったら鶏肉を入れる。調味料を混ぜ合わせてから火に掛け、トロッとしたカレーあんを作る。ごま油を入れてこれをかけると・・・」
(ダシを取った後の昆布の調理法)
お婆ちゃん「まずカリッとした昆布せんべい。水気を拭いたら3センチ位にカットしてね、油でカリッと揚げるだけ。塩味が付いているから、そのまま食べられるよ。佃煮にするのもいいね。1センチ幅に切って、戻した椎茸と一緒に、醤油、砂糖、酒、みりん等で甘辛く煮れば出来上がりだよ」
(エアパッキンを野菜室の収納に)
お婆ちゃん「野菜室の底に敷いて、その上に野菜や果物を置く。その上に又エアパッキンを敷いてから野菜を置くのさ。エアパッキンがクッションになってガードしてくれるし、棚代わりにもなるから、そのままパッキンを持ち上げて下の物を取り出す事も出来るだろ」
(古いジーンズを鏡磨きに)
お婆ちゃん「履き古したジーンズは、鏡磨きにピッタリなんだよ。10センチ位の大きさにカットして、鏡に息を吹きかけながら磨いてごらん」
ママ「あら、擦るだけでピカピカになりますね」
お婆ちゃん「タオルだと繊維がついたりするけど、繊維の太いジーンズなら、そんな心配もなく磨けるからね」
(脂身をミンチにしてロースカツをよりまろやかに)
ママ「脂身を出来るだけ細かいミンチ状にします。それから赤身全体に擦り込む様に乗せていくんです。後はいつものトンカツと同じ、塩、胡椒して、小麦粉、溶き卵、パン粉をまぶし、中温の油でキツネ色に揚げるだけ。揚げている間に脂肪分が赤身に溶け込んで味はまろやか、肉も軟らかくなるんですよ」
(パスタを美味しく作るポイントは・・・)
一郎「ママ、何作るの?」
ママ「勿論、パスタ料理よ。パスタを美味しく作るには、少し硬めに芯を残す様に茹で上げるの。ソースはパスタの出来上がりのタイミングに合わせるのが大事よ。パルメザンチーズは固まりで買って、その都度摺り下ろして使う事ね」
(簡単イチゴアイスクリーム)
お婆ちゃん「ママ、ジャムはトーストと決めてかかるのは芸がないね。美味しい苺アイスクリームが簡単に作れるよ。まず生クリーム1カップを泡立て、プレーンヨーグルト半カップと苺ジャム大さじ6を混ぜる。これを器に入れ冷蔵庫で2時間位冷やすんだよ」
ママ「固まったら普通のアイスクリーム作りと同じに、フォークで全体を混ぜるんですね」
お婆ちゃん「そうしたら又冷凍し、これを2〜3回繰り返せば出来上がりだよ」
(睡眠のコツは・・・)
パパ「お婆ちゃん、不眠症なの?」
ママ「それじゃお休み前にお風呂に入ると良いですわ。就寝前の入浴は副交感神経を優位にしてくれるんです。38度ぐらいのぬるま湯に、ゆったりと浸かると寝付きがよくなりますよ。それに数を数えたり、軽く運動するのも効果があるんです」
(素焼きの鉢に絵を)
ママ「素焼きの鉢って素朴で暖かみがありますよね。でもモダンに楽しみたかったら、絵を描いてみると良いんですって。ただし鉢全体を塗り潰すと、通気性が悪くなるので部分的に描く様にします。鉢が明るくなって、植えてあるグリーンも生き生きみえますよね」
(たけのこの皮を器に)
お婆ちゃん「ちょっと小粋な使い方があるのサ。皮は上皮の厚目のを綺麗に洗っておく。その端を手で裂いて少し切れ目を入れ、左右を重ね合わせる様にして、爪楊枝で止めるのさ」
ママ「まあ、素敵な舟形の器になったわ」
お婆ちゃん「この器に和え物やサラダなんか盛ってごらん。料理がうんと際引き立つよ」
(髪と顔を卵パック)
お婆ちゃん「そういや髪の毛も卵もタンパク質だね」
ママ「ええ、髪は白身、顔は黄身でパックします。15分程して固くなったらぬるま湯で洗い流します。髪はその後でシャンプー、リンスすると良いんですよ」
(美味しいお好み焼きのコツは・・・)
ママ「お好み焼きは厚手の鉄板が良いのよ。多量の熱を蓄え材料に平均に熱が渡るからね。具はみんなの好みの物を用意します。キャベツは熱を加えると甘くなるから、たっぷり用意します。美味しさの決め手は小麦粉と薄力粉をブレンドしたものね」
(バランスのよい食事)
ママ「バランス良く食事をするには、力や熱になる御飯、パン、麺類等の主食。血や肉をつける肉、魚、卵等の主菜。それに体の調子を整える野菜類、海草、茸等の副菜の三つのバランスの素材の組合せですよね」
(靴づれの治療法)
お婆ちゃん「マメが小さい場合はガーゼを当てて、ばんそうこうで留めておけばいいんだけどね。大きな水ぶくれが出来てしまったら、針でマメを突いて水を押し出さないといけないね。針は火で焼いて消毒する事。後はガーゼを貼っておけばOKさ。新しい靴は内側に石鹸を塗って滑りを良くするか、靴づれしそうな場所にばんそうこうを貼っておくと予防になるよ」
(チーズフォンデュ)
ママ「材料は海老、ウィンナーソーセージ、ブロッコリー、アスパラガス、じゃが芋、人参、小麦粉、白ワイン等ね。ニンニクも使います。作り方はチーズをおろして小麦粉を加えます。水と白ワインを加え、熱くなったらチーズを半分入れ混ぜ、溶かしたら残りのチーズを入れかき混ぜます。そして茹でた野菜等をチーズにからめながら食べるのよ」
(つくし御飯を美味しく)
お婆ちゃん「混ぜ御飯!これがまた最高なんだよ!!つくしはまずハカマを綺麗に取って熱湯で2分位茹で、水に放して灰汁を抜く。これを鍋に入れて酒、醤油、だし汁で味をつけ、下ごしらえするんだよ。御飯は昆布を入れ、炊き上がったら下ごしらえしたつくしを入れて蒸らす。炊き上がりに混ぜるのが大事なポイントだよ」
(ビー玉を利用した菜の花の花漬け)
お婆ちゃん「ビニール袋に入れれば、重さも簡単に調整出来るだろ。菜の花を漬物にしようと思ってね。大さじ2杯の酢を入れた熱湯に花の部分だけサッとゆがくと、色止めが出来るんだよ。水気を絞って器に並べ、塩大さじ1を振り、酒大さじ2を入れて蓋をする。後はビニール袋に入れたビー玉を重しに漬けるのさ」
(山菜の灰汁抜きは・・・)
お婆ちゃん「ウド等の白い山菜は、ボール一杯の水に酢大さじ1を加えてさらす事。タンポポやつくし等、灰汁の強い物は塩を入れた熱湯で茹で、水でさらした後、水気を絞る様にするんだよ。タケノコはお米のとぎ汁か、米ぬかを入れて煮る。柔らかくなったらそのまま一晩置いてから、水にさらすといいんだよ」
(水っぽくない三つ葉と分葱のおひたし)
お婆ちゃん「三つ葉や分葱のおひたしを水っぽくさせないコツは、切らずに長いままで湯がき、ザッと絞ったら水にさらさないでザルに広げ冷ます事。その時少量の塩を振ると、水分が抜けやすいよ。熱が取れたら水気を絞り、食べやすい長さに切ればいいからね」
(具、沢山の焼きソバの作り方)
パパ「今日はパパ特製の焼きソバだぞ。野菜、肉たっぷりのね。まず肉の細切れを良く炒めておく。そしてピーマン、椎茸、モヤシ、キャベツ等刻んだ野菜を炒めるんだ。次に麺をほぐしながら入れ、野菜、肉をからめ合わせて炒める。最後は味付けにウスターソースをどばっと混ぜ合わせる。道具は鉄ベラ2本、焼きながら皆と食べる最高さ!」
(生なめこの洗い方)
お婆ちゃん「生なめこは洗うと言ってもあまり丁寧だと、特有のヌメリが取れてしまって、風味が台無しになるからね。ザルに入れ、流水で一混ぜか二混ぜすればそれで充分。味噌汁にする時は、一煮立ちしたらすぐ火を止める事。煮すぎても風味が落ちてしまうんだよ」
(悪臭がする時は・・・)
パパ「そうとわかれば僕の出番だな。前に一度やった事があるんだ。配水管の曲がった部分の底をトラップっていうんだ。そこに封水という水が溜まっていて、水の悪臭を防いでくれてるんだけど多量の水が流れると、封水も一緒に吸われてしまう場合があるんだ。そんな時は水を流し補給してやれば悪臭は出なくなるよ」
(アルミホイルの型でかき揚げを手軽に)
ママ「まずアルミホイルを油の深さ位の幅で4つ折にします。これを輪にしてギザギザの切り込みを入れ、これを熱した油に入れて、かき揚げのタネを落とすんです。タネに火が通ってまとまって来たら型を外し、次のタネを入れていきます。後はカラリとなるまで揚げれば出来上がり」
(ひき肉は炒めてから冷凍保存)
お婆ちゃん「砂糖とお醤油で甘辛く炒めてから、冷凍保存するんだよ。ニンニクや生姜のみじん切りを加えれば、風味も増すからね」
ママ「一回分ずつラップに包んでおけば、ピザやラーメンのトッピング、チャーハンの時にも重宝しますね」
(懐かしいイカ飯の作り方は・・・)
パパ「懐かしいついでにサ、あれ作ってよ」
お婆ちゃん「ああ、イカ飯だね。久し振りに作るか。イカの足と内臓を取り除き、掃除したイカに、ふやかしたもち米を6〜7割位詰めて、ようじで留める。鍋に水と昆布を入れ、煮立ったら味付けして、落とし蓋をする。中火でイカを30分程煮込み、煮上がる寸前、サラダ油を少々加えると出来上がり」
(ホットミルクに淡雪を浮かせて)
ユリ「わぁ、綺麗、雪玉みたいね」
ママ「これは淡雪なのよ。ホットミルクとの組合せが、素敵でしょ。作り方はまず鍋に牛乳を入れ、砂糖を多めに入れて火に掛ける。それから卵白を固く泡立てて、沸かした牛乳の中にスプーンですくって落とします。煮ると卵白が牛乳の中で固まってホラ、雪の様になるんです。淡雪はスプーンですくって召し上がれ」
(急な歯痛にポリ袋の即席氷嚢)
お婆ちゃん「即席の氷嚢を作るんだよ。ポリ袋を2枚用意して、一方には氷、もう一方には水を少し入れる。水の袋の中に氷の袋を入れ、口を輪ゴムでしっかり縛るんだよ。こうすると上手く温度を調節するから、冷やしすぎる事もないし、氷がゴロゴロ当たったりしないだろ」
(鍋で御飯を上手に炊くコツ)
お婆ちゃん「お米を洗った後、分量分の水を加え鍋に蓋をして20分程置く。鍋を中火にかけ、鍋ぶたがコトコト動き、炊き汁がこぼれかけたところで、火を弱め12、3分炊いて、最後に30秒程強火にして止める。コツはね、止めた時蓋を取らないで必ず7〜8分蒸らす事。そして炊き上がりの御飯を、しゃもじで切るように、全体をほぐす様に混ぜるんだよ」
(ベビーオイルで肌をリンス)
ママ「さ、今日は早めのお風呂にしましょうね。ベビーオイルのリンスは、お風呂に入って体が温まり、血行も良くなった時が一番ですわ。洗面器のお湯にベビーオイルを小さじ1杯垂らして顔を濯ぐだけ。1週間に一度オイルリンスを続けると、北風や乾燥でカサついた肌がしっとりしてきますわ」
(天ぷらをカリッと揚げるコツ)
お婆ちゃん「私がカラッとしたのを揚げてやるよ。天ぷらは衣の美味しさが重要だからね。カラッと揚げるには、卵と水を1カップにした時、卵白を減らすか、卵黄のみで粉を多めに入れたり。片栗粉か、コーンスターチを小さじ2くらい加えるんだよ。この衣だと時間が経っても、ペシャンとならないよ。揚げ方も鍋に沢山容れすぎない事。この揚げ方が肝心だからね」
(アーモンドでシャブシャブのタレを)
ルン「ママさん、夕御飯ってお菓子なの?」
ママ「このアーモンドはお菓子専用じゃないのよ。色々な料理にも使えるの。今夜はシャブシャブのたれを作ろうと思って材料はアーモンド大豆100グラム、醤油だし1/2カップ、みりん大さじ1、それにニンニク。まずアーモンドを狐色になるまですり鉢で潰します。粘りが出たらニンニクのみじん切りを加え、さらに擂り混ぜます。調味料を入れ、又擂り混ぜだし汁を少しづつ加えながら、伸ばせば出来上がり」
(みかんの皮の利用法)
お婆ちゃん「ああ、私が教えた薬味だね」
ママ「ええ、食べたミカンの皮を捨てずに2、3日かけてカラカラに干し、それを使うんです。作り方は簡単、すり鉢で軽く擂って細かくするだけ。これをとろろ御飯やうどんに振りかけると、風味が良く、鍋物の薬味にしてもすごく美味しいですし、いつもとはちょっと違う味わいが楽しめます」
(フライパンで焼きリンゴ)
お婆ちゃん「ママ、何してるんだい?」
ママ「おやつに焼きリンゴ作ろうと思って」
お婆ちゃん「あら、フライパンでかい?」
ママ「「焼きリンゴはオーブンを使うけど、これは簡単に出来るんですよ。リンゴは芯を取って八つ割りにします。これをフライパンで両面を焼きます」
お婆ちゃん「なるほど、中まで簡単に火が通るね」
ママ「ええ。柔らかくなったら、砂糖とバターを加えまぜます。シナモンや生クリームをかけると、お洒落なデザートになりますわ」
(アクセサリーの青錆には・・・)
ママ「私に任せて下さい。シルバーのピアス等に付いてしまった青錆を取るには、煙草の灰が一番なんです。爪楊枝の先に煙草の灰を付けて擦ると、灰が研磨剤の代わりになり、傷付ける事無く、綺麗にとれますわ」
(ロールキャベツはスパゲティで留める)
お婆ちゃん「ママ、今夜はとび切り暖かいご馳走にしなきゃね」
ママ「えぇ、ロールキャベツ作りますわ。下味を付けた挽き肉を、キャベツで包む時スパゲティを5センチ位に折って留めるんです」
お婆ちゃん「なるほど、今までは爪楊枝で留めていたけど、スパゲティなら食べる時、いちいち取らなくても良いんだね」
ママ「そうなんです。後は鍋で煮込むだけ。出来上がったらスパゲティも一緒に食べられるんですよ」
(寒い夜に鶏うどん鍋をどうぞ)
ママ「それでは暖かい鶏うどんの鍋でも作って、差し入れしましょう。鶏モモ肉は一口大に切って、ダシ汁は薄口醤油、塩、酒を加え煮立てる。ネギは2センチ位の斜め切り、椎茸は石づきを取り、春菊は食べ易い長さに切るんです。後は油揚げを入れ、最後にうどんを入れて薬味を加えれば出来上がり」
ロンパパ「お〜うまそう!」
ユリ「これならお婆ちゃんも喜ぶね」
(手ばかりで料理を効率良く)
お婆ちゃん「計量スプーンが無くったって調味料をはかる事は出来るんだよ。手ばかりと言ってね、塩や砂糖の場合2本の指でつまめる量がスプーン1/4、3本の指だとスプーン1/2。手で一握りの量がスプーン2になるんだよ。醤油はボトルの蓋1杯が大さじ1杯分に当たるのさ」
ママ「知らなかったぁ〜」
お婆ちゃん「手ばかりの仕方を覚えておくと、いちいち計量スプーンではからずに済むし、料理のスピードアップが出来るからね」
(切り干し大根入り松前漬け)
お婆ちゃん「よし!北風が大事って事教えてやろうじゃないか!ほら、高野豆腐、寒天、切り干し大根。寒い風が水分を飛ばして旨味をギュッと閉じ込めるだよ。それに松前漬け。材料は細切りしたスルメ、昆布、人参、数の子、それを酒、味醂、醤油で漬け込むんだよ。そして、水で戻して2センチの長さに切った切り干し大根を加えるんだよ」