(年末買い置きした野菜の保存法)
お婆ちゃん「でもママ、この野菜、冷蔵庫の野菜室に入りきらないんじゃないかね?」
ママ「大丈夫です。野菜の保存法は基本的に畑に植えられていた時と同じにする事。大根、白菜は根を下の方にして、立てて保存するのが長持ちのポイントです。そこで使うのがこのプランターです。底に水を注ぎスノコをはめて、野菜を立てて入れて置くんです。湿気が野菜の瑞々しさを保ってくれるんですよ」
お婆ちゃん「籾殻を入れた箱に保存してもいいね」
ママ「芋類は新聞紙に包んで、風通しの良い所に置いてもいいですよ。寒さが苦手だから、凍らせない様に気を付ける事」
(皆で作るラップおにぎり)
お婆ちゃん「おにぎりの具は鶏そぼろ、鮭そぼろ、いり卵、青菜漬けの炒め物、ハム、スモークサーモン、梅干し、でんぶ、があるからね。後は湯飲み茶碗位の器にラップを敷いて、好みの具をいれる。その上に御飯だよ。少し塩を振ってラップを寄せて、茶巾に絞れば出来上がり」
一郎「うわぁ、美味しそう!」
ユリ「サンドイッチみたいね」
(ヤマイモの味噌漬け)
ママ「まあ美味しそうですね」
お婆ちゃん「忙しい時こそ保存食がモノを言うよ。ヤマイモは皮を剥いたら器の長さに合わせて切ってね、酢水に2〜3時間位漬けて灰汁抜きをする。その後、食塩を軽くまぶしてから、生姜汁をくわえた味噌床に漬け込むんだよ。3日程で食べられる様になるからね」
(お粥はゆっくり炊くのがコツ)
お婆ちゃん「ママ、お粥でも作ろうか?」
ママ「ええ、芋粥を作りますわ。ルンちゃんが好きだから元気が出ると思うんです。サツマ芋の皮を厚めに剥いて角切りにし水にさらしてアク抜きします。お粥が煮えてきたところにサツマ芋と、塩小さじ1/2をサッと混ぜて芋が柔らかくなる迄煮て、5分位煮立てます。火加減は煮立つまで弱火、後は吹きこぼれないよう、ごく弱火にして50分位炊いて出来上がりです」
(二人で手軽にシェイプアップ)
ママ「パパ。しっかり運動して、シェイプアップしてよ」
パパ「でも、いきなりヘビーなのは・・・」
ママ「大丈夫。二人で出来る簡単な運動よ。まぜ背中合わせに立って、それぞれの右方向に上半身を捻って、手をポンとうち合わせるのよ。次は左に捻ってまた手と手をポン!」
パパ「あれ、結構強く捻るんだね」
ママ「この運動はウエストの脂肪を取るのに効果的なの。緩んだお腹をひき締め、ぎっくり腰の予防にもなるのよ」
(おいしい湯豆腐の食べ方)
お婆ちゃん「そうだママ。お豆腐あったろ!こんな寒い日は湯豆腐だよ。体に優しいし、暖まるし。湯豆腐を美味しく食べるには、豆腐は八つ切りにする事。それに豆腐は最初に別の容器に塩を少々入れた湯を張り、入れて置くと固くならないよ。四つに切った葉付きカブ、3センチ位に切ったネギ、それに人参を用意して、たっぷりと水を張り、ダシ昆布1枚を入れて火に掛けると美味しい湯豆腐の出来上がりだよ」
(簡単デザート、バナナのフランベ)
ママ「バナナは皮を剥いて、1センチの厚さに斜めに切っておきます。これをバターで焼いて、砂糖を絡めたら、いよいよフランベです。仕上げにブランデーかシェリー酒を振り掛け、軽く焦がしたら出来上がり。お洒落なデザートにもなりますわ」
(薄焼き卵は、水溶き片栗粉を加えて)
ママ「片栗粉を使うと失敗なく出来るんですよ。ボールに卵を溶いた時、そこへ水溶きの片栗粉を少し加えるんです。そうやって一枚ずつ薄焼き卵を作れば、片栗粉がつなぎの役を果たして、破れず綺麗に仕上がるんです」
お婆ちゃん「なるほどね〜」
(クリームコロッケの形はタネを冷やせばうまく整う)
ママ「クリームコロッケのタネって、柔らかくて形が上手く出来ないんですよね」
お婆ちゃん「と言っても、ホワイトソースを硬めに作っても、まとまらなくてね」
ママ「だからタネが出来上がっても、すぐ型を作っちゃいけないんです。タネが出来上がったらパットに流し込んで、いったん冷蔵庫で冷やすといいんですって」
お婆ちゃん「固めて扱いやすくするんだね」
ママ「パン粉を付けた後も、揚げる迄冷蔵庫に入れて置くと揚げやすくなるそうです」
(伸びたセーターの袖口、縫い留めてから蒸気を当てる)
お婆ちゃん「セーターの袖口はどうしても、伸びやすいからね。そんな時はスチームアイロンの湯気をたっぷり当てる事。伸びた袖口を元の幅に粗く縫い留めておくのがコツだよ。蒸気が乾いたら糸を抜くと、型崩れが防げるからね」
ママ「これならセーターのお洒落も、長く楽しめますね」
(美味しい大根おろしの秘訣)
ママ「でもこの大根、太いからおろすの大変だわ」
パパ「簡単、簡単。まず縦割りにして、それからおろすのさ」
お婆ちゃん「なるほどね。持ち易くなるし、軽いから楽におろせるね」
パパ「それに力が片寄らないから、大根の繊維に直角におろせるんだ。大根はおろし金に対して必ず直角に当て、引っかく様におろす事。斜めにすると繊維が細かく切れないから、口当たりが悪くなっちゃうのサ」
ユリ「パパ、大根おろし博士ね」
ルン「パパさん、凄いね!」
パパ「もう一つ大事なのが道具。プラスチックのおろし金は、どうしても刃が甘いから、水気が出過ぎるんだ。金のおろし金を使う事」
(パン粉にひと手間加えて冷凍保存)
お婆ちゃん「パン粉は冷凍保存がきくよ。パン粉にひと手間加えて保存するのもいいよ」
ママ「ひと手間ですか?」
お婆ちゃん「そう、パン粉におろしたパルメザンチーズや刻みパセリを混ぜて冷凍保存すれば、必要な時出して使えるからね。魚の切り身や牛肉にまぶしてオリーブオイルを垂らし、オーブンで焼けば簡単にイタリアンになるよ」
ママ「なるほど、好みのハーブを刻んでパン粉に混ぜ、保存してもいいかも。フライパン料理に重宝しそうですね」
(茹でた青菜は、下味を付け巻きすで絞る)
お婆ちゃん「おひたしに巻きすを?」
ママ「おひたしって、青菜を茹でた後、水気を良く切らねばなりませんよね。でも力一杯絞ると、潰れてベタベタになってしまいますよね」
お婆ちゃん「なるほど、巻きすの上からなら、力を入れても葉は傷まないね」
ママ「それと絞る時、醤油をかけて下味を付けておく事。醤油は一把につき小さじ1杯が目安。醤油をかけておくと、余分な水分が出ますから完璧に水が切れるんですよ」
(簡単スイートポテトの作り方)
ママ「サツマ芋は、茹でずに電子レンジで加熱すれば手早く出来るのよ。熱いうちに潰し、裏ごしすると滑らかになるからね。バター、砂糖、牛乳を良く混ぜ合わせ、小判型にするの。上からハケで卵黄を塗り付けて、さぁユリちゃん、オーブントースターに入れて」
ユリ「は〜い」
ママ「表面が小麦色になる5分位で完成よ」
(白身魚のポン酢あえ)
お婆ちゃん「ママ、昨日のお刺身、お吸い物の具にしようかね」
ママ「それも良いですけど、ポン酢和えにしてみますわ。作り方はポン酢と、オリーブオイルを同量混ぜ、そこに白身の魚を入れて和えるだけ」
お婆ちゃん「なるほど、さっぱりとした白身魚と、ポン酢は相性が良いからね」
ママ「これにクレソンを散らしたり、キュウリや白髪ネギを加えるのも美味しいですわ」
(可愛いお弁当の作り方)
お婆ちゃん「こりゃ楽しいお弁当だねぇ。よく可愛いうさぎやコブタちゃんが出来たこと」
ママ「意外と簡単なんです。コツは抜き型の内側を水で濡らす事です。顔は梅干しを小さく切って、好みで表情を付ける。御飯はふんわり入れると崩れてしまうので、しっかりめに詰めるんです。コブタちゃんはハンペンなんです。フライパンにサラダ油を熱し、色揚げして丸く抜き、ソーセージで鼻の穴を2個あけ、残りは耳になります。昆布で目、人参はホッペになって完成」
(柿のふろふき)
ロンパパ「どれ〜。う、美味しい!」
お婆ちゃん「これはね、柿の皮を剥いて蒸すんだよ。練り味噌は白味噌100gに砂糖30g。酒と生姜の絞り汁大さじ1杯。だし汁50ccを小鍋に入れ火に掛けトロリとするまで練る。柿が蒸し上がったら練り味噌を掛けて出来上がり」
(寝付きの悪い時はおちょこに1杯のお酢を)
お婆ちゃん「喜八、ならこれをお飲み」
パパ「あれ、これお酢だね」
お婆ちゃん「お酢を飲むと効果があるんだよ。おちょこに一杯程度。ちょっと飲みにくいから少しづつ飲むようにすると良いよ。それに気持ちが高ぶって寝付けない時、神経を静めるには、玉葱の香りも効果があって、輪切りを枕元に置くのもいいんだよね」
(アツアツご飯でフライパンいらずのお手軽ピラフ)
ママ「用意するのはコンビーフ、卵の黄身、下ろしチーズ。これを炊きたてのご飯に混ぜ合わせるだけなのよ」
お婆ちゃん「フライパンで炒めないのかい?」
ママ「ええ。熱々の御飯を使うのがポイントなんです。仕上げにレモン汁を垂らして味を調えれば、コンビーフの塩味が効いたピラフの出来上がりです!」
(煮魚にはゴボウを敷いて)
ママ「ゴボウですか?」
お婆ちゃん「ああそうだよ。煮魚が苦手なのは、煮崩れや焦げたりする事だろ。そんな心配もゴボウを使えば解消するよ。まず5〜6センチの長さのタテに角切りにして水に晒し灰汁抜きする。これを鍋に敷き詰めてその上に魚を置き、煮るだけでいいんだよ。ゴボウは灰汁の強い野菜だから、魚のニオイに負けないで美味しく食べられるよ」
(新しい瀬戸物は、使い始めに炊いておく)
ユリ「でも何で鉢、お鍋に入れていたの?」
ロンパパ「ママ、それワシ等に食わす気か?」
ママ「違うわよ。長持ちさせるためなのよ」
お婆ちゃん「陶器や瀬戸物は新しく買った時、一度炊いた方が良いんだよ。水を張った鍋に器を入れ、そのまま一度煮立ててから冷めるまで置く。これだけで割れにくくなるし傷も付きにくくなるんだよ」
(プラスチック容器のニオイ取りは青菜で)
お婆ちゃん「プラスチック容器に頑固なニオイが付いた時に、青菜等を粗く刻んで詰めて蓋をする。これが一番効くんだよ。勿論クズ野菜でOKさ、このまま半日から一日置くだけで、たいていのニオイは消えてしまうんだよ」
(お香をトイレの芳香剤に)
お婆ちゃん「ハイ、ママ。森の香りのお香だけど」
ママ「ありがとうございます。お婆ちゃんのアロマテラピーにヒントを得て、香りをトイレに置こうと思って。今はいろんな香りのお香があるし、普通の消臭剤や芳香剤より自然な香りですよね。お香立ては粘土を丸めて竹串で穴をあけ、これにスティックお香、ライターを小皿に入れトイレに置きます。煙の粒子がにおいの粒子と結びついて、トイレのにおいを消してくれるんです」
お婆ちゃん「火を点けずに置くだけでも、良い香りがするね」
(和食の基本はだし汁にあり)
お婆ちゃん「ここは私の出番!和食はだし汁が基本だからね。だし汁を取るには色々あるけど、煮干し、干椎茸等の乾物。鶏ガラ、魚のアラで取るスープもあるしね。料理によっては使い分けも大事だね。応用範囲が広く何よりも美味しいのは、鰹と昆布の組合せだね。何倍にも旨味が増してくるよ」
(ジャガイモの使い分け)
一郎「家庭科で習ったんだよ。でもグラタンだとメークインはどうして駄目なの?」
お婆ちゃん「メークインは卵みたいにちょっと細長いだろう。男爵はゴロンとした丸型。メークインは食べるとねっとりとした感じで、水分が多めだから加熱しても煮崩れしにくいのさ。男爵の方は水分が少なくてホクホクしているから、グラタンの様なオーブン焼き、炒め物、フライドポテト、コロッケなんかにも向いているんだよ」
(柔らかいお腹は健康のしるし)
パパ「触診と言ってベットに寝かされてね。両膝を立てて、お腹を立て、お腹の筋肉の緊張を取り、手を当てられて、手の平と指に力を加え、押されたんだよ。もし痛みがあれば、腹の臓器に異常があるそうだよ。胃や十二指腸、小腸、大腸に炎症が起きれば、腹膜が敏感になってるんで、皮膚の表面に手を当てただけで分かるんだって。それで異常があればバリウムや内視鏡で検査だね」
(みりんと酒の使い分け)
ママ「清酒はうるち米。みりんはもち米で甘みが30%程含まれて、材料を引き締め、清酒は癖のある匂いを消し、風味を良くします。みりんは強く熱すると、香ばしい風味が出て、照りを付ける効果がありますね。煮魚の時まず入れるのは清酒。臭みを取り旨味が加わるんです。魚が柔らかくなったらみりんを入れると、艶良く仕上がります」
お婆ちゃん「使い分ける事が、コツだよね」
(材料の切り方いろいろ)
ユリ「駄目よ、そんなやり方じゃ。男の人って駄目ねぇ。お味噌汁に入れる時はサイコロの様に切るの。材料の切り方は色々あるんですからね。薄切りでしょ、小口切り、輪切り、みじん切り、乱切り、千切り、くし形切り、千六本、イチョウ切り。キンピラなんかは千切りか、ささがきね」
(塩昆布で即席漬け)
お婆ちゃん「キュウリとセロリを縦に細切りにして、塩昆布と合わせるだけ。調味料もいらないし、人参など他の野菜で試してもいいね」
ママ「本当。野菜が美味しく食べられて、ちょっとしたサラダ代わりにもなりそうですね」
(干し椎茸やだし昆布はサッと拭くだけ)
お婆ちゃん「干し椎茸とか、だし昆布はよく乾燥させてあるから、ホコリさえ取っておけば大丈夫なんだよ。いいかいママ、布巾かキッチンペーパーをきつめに絞って、干し椎茸のかさの上を指先でトントン叩く。かさのヒダヒダの中にホコリが入り込んでる事もあるからね」
ママ「そして煮る時に、戻し汁を使えば旨味をを丸々利用できますね」
(暑い季節こそ大掃除を)
ママ「この季節は窓を開けても寒くないし、水仕事も楽で乾きも早いし、高い気温で汚れもゆるんで落ちやすいです。天井のホコリ落としも、窓からホコリが逃げやすいんです。風呂場は残り湯に浴用洗剤を入れ、小物を漬けておきます。壁や天井、床をブラシで磨き、次に小物をこすり浴槽の掃除をします。あとは窓を開けて乾かせばいいんですよ」
(冷たい料理の塩味が足りない時は)
ロンパパ「ワシ、何でもすぐやる宇宙人。ペッまずい!」
お婆ちゃん「だから止めたんだよ。塩味が足りないからって、冷やしてしまったスープに、そのまま振るのは禁物。塩がうまく溶けないからね。こんな時は小鍋で少し湯を沸かして、その中に塩を入れ溶かす。それを冷やしてからスープに入れるのさ」
ママ「なるほど、そうすればよく混ざりますね」
(ピーマンの佃煮)
お婆ちゃん「ピーマンは佃煮にもなるんだよ。縦に細切りにして醤油、みりん、砂糖、お酒で煮て、汁が無くなるまで煮詰めたら出来上がり。お肉の細切りと一緒に煮詰めても美味しいよ」
ママ「私も和風ピーマンのおひたし考えたんです。縦に二つ割りにして、種を出して熱湯でサッと茹でるだけ。鰹節と醤油を掛けて頂きます」
(パンティストッキングで使いやすい犬用タワシを)
お婆ちゃん「それにしてもこの泥々、洗ってやらなくちゃ」
ママ「じゃ、犬用の入浴タワシ作りましょう。子供の頃飼ってたのよ。用意するのは古いパンティストッキング。切り離して二本重ね、この袋の中に細かく砕いた石鹸を入れ、口を結ぶの。この石鹸を芯にしてストッキングをグルグル巻き付ければ出来上がり。丈夫で泡立ちが良く、とても便利ですよ」
(みぞれ素麺の作り方)
ママ「あら、これ素麺汁ですね」
お婆ちゃん「そっ!素麺汁を作って、製氷皿に流し込んで凍らせたのさ。汁が凍ったら氷かき器かミキサーに入れて掛けて、素麺の上に盛りつければ出来上がり」
ママ「麺汁がシャーベットみたい。体の中から涼しくなりますわ」
(簡単な石窯の作り方)
パパ「さぁ、かまど作りだ。まず地面に小石を並べ空気の層を作るんだ。後は石を積み重ね、隙間は土で塞ぐんだわ。上は大きな石の代わりに鉄板を乗せると、かまどの出来上がり」
(ホウレン草とイカの中華風あえ物)
お婆ちゃん「さてと、新鮮なイカも買って来たから、中華風あえ物をママに食べさせよう。ホウレン草を塩少々入れた熱湯で茹で、水気を絞り、長さ4センチに切る。イカの身と足、ヒレもさっと茹で。これも4センチ位に切る。酢大さじ3、醤油大さじ2、砂糖少々、ゴマ油大さじ2分の1を合わせる。そして紅生姜の千切りを乗せて出来上がりだよ」
(水分の取りすぎ防止に梅干し氷)
ママ「何か元気の出る良い方法はないかしら」
お婆ちゃん「そうだ。梅干し氷作ってみるかい?製氷皿に水と梅干しを入れて凍らせるのさ。これを口に含んでいると、梅の酸味で気分がスッキリしてね、水分のとり過ぎも防げるよ」
ママ「なるほどね。梅って疲労回復にも良いし、夏バテも吹っ飛びますね。早速やってみます」
(お手軽ヨーグルトアイスの作り方)
お婆ちゃん「ボウルに卵白を入れて塩を加え、泡立て器で泡立てるんだよ。別のボールでヨーグルトと泡立てた卵白を2回に分けて混ぜ、一晩冷やし、固めれば出来上がり」
(唐辛子で手作りラー油を)
ママ「食欲が無い時は、辛い物が効果的なの。ママが自家製ラー油、作るからね。赤唐辛子はハサミで細かく刻んで、お酒を少々振り掛けるの。そこに熱いゴマ油を注いでしばらく置くだけで出来上がりよ。唐辛子には、ビタミンAとCが豊富。それに体を暖め血行を良くして胃腸の働きも活発になるの。今夜はニンニクたっぷりの餃子とスープにこのラー油で、お婆ちゃんにモリモリ食べてもらいましょう」
(夏ミカンでさっぱりお寿司)
お婆ちゃん「かなり酸っぱいので砂糖を掛けるか、こんな料理法もありますって・・・」
ママ「夏ミカンの絞り汁を酢の代わりに使って、さっぱりした混ぜ寿司が作れます。具はハムや塩鮭、しらす干し、それにレタスやサラダ菜を千切りにして入れた、洋風のものが合うそうです。お酢の代わりなら、ドレッシングにも使えそうですよね。工夫次第で、色々な料理に役立ちますね」
(干ダラとキュウリで箸休めを)
お婆ちゃん「ママ、飽きたら見た目を変えればいいんだよ。干ダラもちょっと手を加えれば、一品料理になる事、この前やったでしょ」
ママ「あっ、そうですね。日にちがたって堅くなった干ダラは、お酒を振り掛けてから火にあぶると柔らかさが戻るんですね。これにキュウリを1〜2センチに切って揉み合わせ、醤油少々で合わせるだけで、干ダラの香ばしさとキュウリのさっぱり感が、美味しい箸休めになりますわね」
(川の魚は皮から、海の魚は身から焼く)
パパ「ちょっと待ってママ。魚を焼く時には色々とコツがあるんだよ。初めに魚焼き用のアミを充分に熱しておく。魚の皮がくっついて破れたりするからね。一匹丸ごと焼く時は、皿に盛りつける時に表になる側、つまり頭が左にくる方から先に焼く事。切り身や開きだったら海の魚は、脂肪分が豊富だから、身から焼けば自然に落ちて、あっさり味に焼き上がるんだよ」
ママ「川魚は淡泊だから脂肪分は落とさない方がいいね。だから皮から焼くのね」
(時報と天気予報の番号はごろ合わせで覚えよう)
ママ「時報と天気予報ってまぎわらしいのよね。でも良い方法があるの。時報の電話番号は117。番号を押すとピッピッって言う電子音がするでしょ。だからピッピッを1、1、鳴るを7と考え時報は117って覚えるの。天気予報の方は177。1を天気、7をなれなれって当てはめ、天気になれなれよ」
(干しリンゴ)
お婆ちゃん「おや、一週間前のリンゴの残りだね」
ママ「大丈夫。これで干しリンゴを作りますわ。まず皮を剥き、薄切りにしたリンゴを酢水に漬け、変色を防ぎます。これをザルに広げて半日干すだけでいいんです。シナモンの粉末を振っても美味しいんです。カレーやシチューを煮込む時、入れても味にまろやかさが出るんです」
お婆ちゃん「これなら日にちがたってしまったリンゴも無駄なく使えるね」
(濡れタオルの気化熱でビールを冷やす)
お婆ちゃん「ママ、こんな時こそ知恵の出しどころだよ。ビールの瓶などは気化熱を利用しても冷やせるよ。濡れたタオルで包み、クーラーや扇風機の風に当てれば、熱を奪って飲み頃に冷えるからね」
ママ「これならいちいち冷蔵庫に、ビールを取りに行かなくてもいいですね」
お婆ちゃん「突然客が来てビールを冷やしたい時も、ビールを濡れタオルで包み、冷蔵庫に5分程入れると、良い飲み頃なるからね」
(火加減いろいろ)
ママ「大丈夫。目玉焼きは、弱火でいいのよ。火加減はいろいろあるの。弱火はスープを取ったり、ソースやタレを煮詰める時ね。とろ火は火がついてるギリギリのところ。カレーやホワイトシチューなど、焦げやすい物を温める時。中火は鍋の中の表面がフツフツと元気な事を言うのよ。強火はね、ステーキなどを焼く時。中華鍋で作る炒め物などもそうね」
(生姜醤油で)
パパ「生姜の風味が効いてて絶品だよ」
お婆ちゃん「どうやって作ったんだい?」
ママ「簡単なんですよ。まずは生姜は2個、それに醤油1カップ、みりん1.5カップ、削り節を入れて火に掛けます。ひと煮立ちしたらすりおろした生姜を加え、火を止めてからキッチンペーパーで漉すのよ。そして瓶に移し冷蔵庫で保存すればOK。だし汁で薄めると美味しい冷や麦の汁になるんですよ」
(レンジで作る小魚のふりかけ)
ママ「骨を作るカルシウムはどんどん消費してしまうんです。私、簡単にカルシウムがとれるふりかけ、作りますわ。材料は干したキビナゴや、桜エビ、煮干し等の小魚。それに干したワカメや青海苔、胡麻等。これらを耐熱皿に並べレンジで1分熱します。冷めたらミキサーで砕いて出来上がり。焼いたタラコや鮭の身をほぐして混ぜ合わせても美味しいふりかけになりますわ」
(トマトの見分け方)
ママ「今日の目玉商品なのよ。朝採りの産地直送。籠に盛り放題。美味しいトマトは、固く締まってて、丸身があるのよ。角張ったのは駄目。中が空洞の物が多いの。プチトマトはヘタが青々として張りのある物が新鮮なのよ。それからトマトを保存する時、冷蔵庫は禁物。トマトは常温の方が長持ちするの」
(ペットのウサギの飼い方)
お婆ちゃん「ウサギはおとなしくして、吠えたりしないから近所迷惑にはならないし、一日中カゴの中に入れて置く事が出来るから、手軽に飼えるペットなんだよ。食事は朝晩二回が基本。好物は人参、ホウレン草、キャベツ等、でも食べ過ぎない様にするのが大事だね」
(卵の殻でカルシウム酢)
ママ「カルシウム酢?」
お婆ちゃん「広口ビンに酢を入れ、卵の殻を潰しておけばいいんだよ。コップ1個分の卵でいいからね。2〜3日で殻が溶け始めたら出来上がり。使う時は茶漉し等で漉して使うといいね」
(料理を美味しくさせる盛りつけのコツ)
ママ「任せて下さい。ロンパパ邪魔よ。料理を美味しくさせる盛り付けのコツは、器に向かって奥の方を高く、手前を低くする。色彩に気を付ける。黒系の料理には白地の器、それから空間を空けて、季節の花を添える。器の絵柄を生かして盛る事も大事ですよね」
(食パンを使った西洋漬物)
ママ「食パンをぬか床にして、西洋漬物が出来るんです。食パンは耳も細く切ってビールと10%の塩を加えます。これにキュウリやセロリ、適当に切った大根などを漬け込むだけでさわやかな、サラダ感覚の漬物になるんですよ。水分が出て来たらパンと塩を加え何回か使えますわ」
(救急箱の総点検)
お婆ちゃん「まず衛生器材からだよ。体温計・ピンセット・はさみ・ガーゼ・脱脂綿・包帯・綿棒など。次は消毒液・アルコールにオキシドール・傷薬や虫さされ薬その他風邪・鎮痛剤・胃薬などそろってれば安心だね」
ママ「基本は怪我の応急手当に必要な物ですね」
(余ったポテトチップスをチキンサラダに)
お婆ちゃん「私が食べるんじゃないよ。かけらだらけのポテトチップでチキンサラダを作れるんだよ。鶏の胸肉に塩、胡椒して、玉葱、セロリ、ハーブ等を香り付けに乗せ、酒蒸ししてね、冷めてから手で裂く。これにレタスやパセリの青みと、砕いたポテトチップスを合わせて、器に盛るんだよ。醤油味のドレッシングでも、フレンチドレッシングでも合うからね」
(手ぬぐいのランチョンマット)
ママ「今、和風が流行ってますでしょ。友達から手ぬぐいをランチョンマットに利用する方法、教えてもらったんです。長方形の手ぬぐいをランチョンマットの長さに切って、両端を三つ織り縫いするだけでいいんですよ。それに余った部分は布巾になりますしね」
お婆ちゃん「アラ。涼しげでこれからの季節にも合うね」
ママ「手ぬぐいは地が薄いから、洗った後のりづけするといいですね」
(豚肉のチーズ詰めカツレツ・林檎風味作り方ポイント)
一郎「林檎も使うの?」
お婆ちゃん「そうだよ。チーズ詰めカツレツ林檎風味だからね。まず豚肉を4センチの厚さに切り・半分に切り込みを入れピザ用チーズをはさむ。小麦粉・溶き卵・パン粉を付けバターとサラダオイルで揚げる。そして180度のオーブンで火を通す。林檎を煮てシナモン・砂糖を加えミキサーに掛け、もう1個を1センチ角に切ってグラニュー糖をまぶしバターソテーにするんだよ」
(ひと手間、ふた手間かけて、美味しい貝の汁を)
パパ「まずしっかり塩を吐かせる。水1リットルに塩小さじ2杯入れ、その中に貝を入れて、暗くて静かな所に置く。この時、貝をザルに入れておく事」
お婆ちゃん「吐いた砂が下に落ちて、又吸い込んだりしないんだろ」
パパ「そう。ハマグリみたいな殻の厚い貝は、水から煮るけど、アサリやシジミは煮立った湯の中にさっと入れ、口を開けたらすぐ出すんだよ。煮汁はキッチンペーパーでこすと、砂が残っても完璧に取り除けるよ」
(ミルクティのゼリー)
お婆ちゃん「まず、ロイヤルミルクティを作る。鍋に牛乳と水を入れ、煮立つ前に紅茶の葉を入れ火を止める。そのまま蓋をして5分ほど蒸らす。水60ccにゼラチンを入れふやかし、それでミルクティをこして、砂糖を加え混ぜ合わせる。これを型に入れ、冷蔵庫で冷やせばいいの」
(手軽でおシャレな三角帽子の茹で玉子)
お婆ちゃん「ユリちゃんの幼稚園のママさん達に、教えてもらってね。コーヒーを入れる時のフィルターあるだろ。まずあれを三角形に折り畳むんだよ。そして漏斗の様にして、中に卵を割り入れて、それを鍋の縁にクリップで止めてね、後は茹でるだけ。茹で加減が確かめられるし、殻も剥かずに済むし、手間いらずだったよ。」
お婆ちゃん「鶏モモ肉のライス詰めの作り方のポイントだよ。鶏のモモ肉を開いて骨を取り、玉葱、人参、マッシュルームをみじん切りにする。米は研いで水気を切っておく。具をニンニクとサラダ油で火通し、米、スープを加えて炊く。鶏肉の中にバターライスを詰めて、糸で縫い合わせる。鍋にサラダ油を入れ、鶏肉を回しながら焼き色を付ける。仕上げは180度のオーブンで焼く。」
お婆ちゃん「腰痛やギックリ腰予防に歩行体操をするといいよ。まず背筋をシャンと伸ばす。そして4〜5歩前に進むんだ。次にそのまま後ろ向きに4〜5歩戻る。大股でゆっくり10分位繰り返してごらん。前屈みじゃなくなり、平行感覚も付いてくるんだよ。正しい姿勢は、若さと健康のもとだからね。家事や仕事の合間にやる様に心がけると良いよ」
お婆ちゃん「人参を皮剥き器で削ると、薄く削れてクルッとリボンみたいにカールするだろ。これをオレンジの汁とレーズンを加えた、フレンチドレッシングで和えるだけ。ホラ、夕焼けサラダの出来上がりだよ」
一郎「夕焼けなら、明日は晴れだね」
お婆ちゃん「ニンニクの一片の半分をすりおろして水2カップで薄め、少しずつ鉢植えにかけてあげるのさ。根元に木炭を埋めると、緑が瑞々しくなるんだよ。木炭にはマイナスイオンを出したり、ミネラルを補給する力があるからね」
一郎「まず木綿糸を軸の部分に巻き付けてから、合成ゴム系の接着剤をたっぷり付けて、元通りに差込む。入れる時は柄のなかでぐらぐら動かす様に揺すりながら差込むと粘着が増してバッチリ付くんだよ。」
お婆ちゃん「まず発想の転換。四角い形がいかにも台布巾って感じを与えるなら、丸いダスターをこしらえようじゃないか。古いTシャツやタオルに皿で円を書き、2枚に切り抜く。これを中敷にして、返し口を残し周囲を縫い、表に返し口をまつれば出来上がり。ステッチやアップリケで西瓜やレモンのデザインにすれば、可愛いダスターになるからね」
ロンパパ「こんなもの、美味しいのか?」
お婆ちゃん「今頃が旬だからね。一番美味しいんだよ。筍は掘ってから時間が経つ程シュウ酸の量が増えて、えぐ味が出てくるからね。新鮮な物を選ぶ事。下の方を見て湿った土が着いていたり、根の切り口が瑞々しい物を選ぶ。先端の葉は薄い色がいいね。皮は全体に薄黄色の物が良いんだよ。そして形はスマートな物より、ずんぐりしたのが美味しいよ」
お婆ちゃん「厚手の物は洗ってもうしまわなくちゃ。衣類にもクールな風を送って、防虫加工が出来るんだよ。伝染したストッキングの足先を切って、防虫剤を10個程入れ、ドライヤーの送風口に輪ゴムで止める。そうやって防虫剤の成分を衣装ケースの中に送るんだよ。衣類の間や、隅々まで風を送るのがコツだからね」
ユリ「串が燃えない様にしたのよね」
お婆ちゃん「そう、串が焼けて折れたら台無しだからね。まず竹串に水をつけて、それから材料をさして残った竹串の部分に、アルミ泊を巻くんだよ。こうしてダブルでブロックすれば、燃え易い竹串も大丈夫。焼き上がってからアルミ泊を取れば、体裁も悪くないし、お客様にだって出せるよ」
パパ「洗濯機の排水、給水のトラブルはホースに水垢や石鹸のカス、糸クズやホコリ等が詰まっている場合が多いからね。そんな時はホースの口を外して、長めの針金を使って掃除してみる事。針金の先に雑巾等を縛り付けて、中のゴミを掻き出す様にすればたいがいOKさ。ホラ、ゴミが詰まってた。洗濯機、買い替えなくてもまだ使えるよ」
お婆ちゃん「大人向けのデザートを教えてもらったから、まずはすっきりした味の苺のジャムを作るんだよ。2パックの苺はヘタを取り鍋に入れ、砂糖200グラムをまぶす。そうしたら火に掛け弱火で20分煮詰め、レモン汁を掛けてジャムの完成。ウォッカか、ジンに苺ジャムを入れ、トニックウォーターで割ってシェイクする。これに砕いた氷を入れたグラスに注げば、苺カクテルの出来上がり」
お婆ちゃん「お兄ちゃん、これどうやって作るんだい?」
一郎「うん。クリームチーズは角切りにしてボールに入れ、ラップして湯煎にかける。柔らかくなったら滑らかに混ぜ砂糖40グラムを加え、卵黄、コーンスターチ、サワークリーム、レモン汁を加え、泡立て器でよく混ぜる。それからコーンとキルシュを入れ軽く混ぜる。卵白を泡立て砂糖30グラムを3回に分けて入れる。ケーキ型にオーブンペーパーを敷き、天板に湯を張り180度のオーブンで、こんがり焼き色が付いたら、冷蔵庫で冷やせば出来上がりだよ」
お婆ちゃん「慌てるんじゃないよ。まず蕨の灰汁ヌキには、重曹を使うんだよ。約5カップの水に重曹小匙1杯の割合で入れ、よく煮立ててから蕨に掛けて一晩置く。翌日よく水洗いしてから、もう一度同じ割合の重曹水を煮立てて茹でるんだよ。そして落とし蓋をして三分程茹でたら、すぐ冷水に取ってさらしておくと、奇麗な緑色に仕上がって、灰汁も抜けるんだよ」
お婆ちゃん「アサリ御飯は、ふっくらしたアサリの身がいいんだよ。それには茹でて殻が開いたら、すぐに身を取り出しておく事。茹で汁を合わせた水と、少量の醤油で炊くんだよ。炊き上がった直後にアサリの身を戻し入れ、混ぜ合わせれば出来上がり」
お婆ちゃん「大丈夫。しみはね、とにかく早く取らなくちゃ。まずアイロンのスチームをたっぷり当て、汚れを浮かす。それからタオルの上へネクタイを置いて、ベンジンを付けた布で、しみの部分を叩くんだよ。こすっちゃ駄目だよ。叩いて汚れを下に押し出す事。これがポイントなんだよ。しみが目立たなくなったら、もう一度スチームをかけ、わじみが残らない様にしておけばいいんだよ。綺麗になったろ」
パパ何々?子供達の好きな食べ物の一つは、直ぐ出来るそぼろ丼。その作り方は・・・」
ママ「牛の挽き肉に生生姜汁、砂糖、味醂を加え、バラバラになるまで炒ってそぼろにするのよ。卵はほぐして、塩、胡椒で調理し、炒り卵にするの。ホウレン草は、塩茹でにして、2センチ位に切り、醤油をまぶし、後は丼に御飯を盛付け、具を乗せれば出来上がり。頑張ってパパ!」
ママ「旅行の支度でポット、洗えませんでした。匂いがしたらぬるま湯とカップ三分の一の酢、又は数滴のキッチン中性洗剤を入れて、しばらく置いてください。それから振り洗いします。その時、中に麦茶の茶殻を入れると隅々まで綺麗に洗えます。それに、皆の面倒よろしくお願いします」
お婆ちゃん「ママ、天ぷらをカラッと揚げる決め手は衣の作り方が肝心なんだよ。衣に粘りを出さない事。必ず太めの箸で一文字を書く様に衣を切る事。衣に粘りが出ると熱した時、餅状になるため、カラリと揚がらなくなるからね。それから、油の量は多い方がいいよ。材料を入れた時温度が下がるからね。だから多いと温度が変化せず上手く揚がるんだよ」
お婆ちゃん「ママ、クリーナーが無くても絨毯の掃除は出来るよ。塩を全体に撒いてしばらく置いてから、掃除機で吸い取るだけ。塩が汚れを吸い取って、さっぱりするからね。物を置いてくぼんだ部分はね、アイロンの蒸気が効果あるよ。蒸気を当ててからブラシですくと、毛足が戻るから」
ママ「さっそく、やってみますわ」
ママ「ちょっとモダンなぼたもちにしようと思って。用意するのは巻きすとラップ。巻きすの上にラップを敷いてあんを伸ばしその上に、御飯を棒の様にして乗せます。それから巻き寿司と同じ様に巻いていくんです。これをラップごと適当な厚さに切り分ければ、巻き寿司風ぼたもちの出来上がり。一度に何個も作れて手間いらずでしょ」
お婆ちゃん「簡単に出来る白玉団子の作り方を教えるよ。白玉粉を耳たぶ位の堅さ練って、直径3センチ位に丸め、中央をくぼませる。耐熱容器に水を入れ、レンジで3分ほど加熱する。そこにさきほどの白玉を入れ4分加熱。後は水気を切る。そうそう、黒ミツは黒砂糖2に対して水1を混ぜ、1分加熱してから冷蔵庫で冷やしておけばいいんだよ」
ママ「美味しそうですね」
ママ「このほろ苦さ、子供達は苦手ですけどこれ、おひたしにしますわ」
お婆ちゃん「それ以外にも芹の料理法はあるよ。芹はおひたしか酢味噌和えが一般的だけど、細かに刻んでマグロの山かけの上に、青海苔の代わりにあしらうと美味しいよ。鉄板焼きに使うのも良いね。ホットプレートにバターとサラダ油を敷き、芹、長葱、牡蠣を並べて塩胡椒で焼いて、食べる時はレモンをしぼると、美味しく頂けるよ」
パパ「よし一郎、道具入れ持っといで」
一郎「どうするの?」
パパ「餌台を作るのさ。材料は20センチ×30センチの板が1枚。枠にする細い板切れ、止め金、と紐だよ。まず板に枠をつける。後は四隅に金具を取り付け、紐で吊り下げられる様にすれば出来上がり。高さは1.3メートルはないとね」
ママ「ネコが飛びついたりしたら、大変ですものね」
パパ「そう。それと餌台を置いた場所を変えない事。餌が無くならない様に注意して、鳥が来ても騒いだり、驚かしたりしないようにね」
お婆ちゃん「ああこのぐい呑み、大きさが手頃だからね。薬味入れにしたんだよ」
ママ「素敵な薬味入れになりますね。私もエッグスタンドの使い道考えます。日本の食卓ではいちいち出したりしませんよね。でも器として見れば、脚付きの形も可愛いし、柄も素敵なのが多いですね。紅葉おろしの薬味入れにしても良いし、塩辛やイクラ、ちょっとしたマリネにも使えますわ。それからデザートに用にホットケーキのシロップやバターを入れたり、コーヒーのミルク入れにも良いですね」
お婆ちゃん「簡単で経済的にダシをとるときは、早めに水を入れる事だよ。まず夕飯に使うんなら昼の後で、昆布や煮干しを水と一緒に鍋に入れておく。朝ごはんの味噌汁用なら、前の日に入れておけば、ダシが自然に出て、調理の時グラグラ煮立てる事もないからね」
ママ「いいえ。古くなったり、使っていない香水は、芳香剤になるんです。コットンにちょっと染み込ませ陶器等、お洒落な器に入れるだけで良いんです」
お婆ちゃん「なるほど。お風呂場やトイレ、玄関に合いそうだね」
ママ「急なお客様の場合は、トイレのタオルや便器カバーの裏側に香水を一滴垂らすのも、良いおもてなしになりますわ」
パパ「夜はシチューか、あれ?蓋しないの?」
ママ「そうよ。ホラ、ブクブク泡立ってるでしょ。シチューやカレーの火加減は、これが目安なの。煮汁の中の水分と油分が結びついて、まろやかな味になるのよ。そして泡が立ってる時の湯気は肉特有の匂い、成分が含まれていて湯気と一緒に肉の臭みが取れていくの」
お婆ちゃん「まず御飯をザルに入れ、大きなボールに入れた水の中でほぐすんだよ。次に鶏肉、三つ葉を小口切りにして、生椎茸は千切りに。土鍋にダシを入れ、塩少々、薄口醤油、お酒を大さじ半分位加え、煮立ったら具を入れる。仕上げに溶き卵を入れ火を止めて蒸らすと、ホラ!美味しい雑炊の出来上がり。これに私の作った梅干しを加えるととても美味しいよ」
ママ「まず四枚切りの厚切りパンの真ん中を卵1個を入れる大きさにくり抜き、そこにマーガリンを塗ってから卵を割り入れます。塩、胡椒して、玉ネギ、ピーマンなど好みの野菜の薄切りを乗せ、最後にとろけるチーズを散らして、オーブントースターで焼き上げれば、ホラ!目玉焼きの乗った、リッチなピザトーストの出来上がり」
お婆ちゃん「ママ、鰻のレトルトパックだって、小さく切って手を加えれば立派な料理になるよ。まず、醤油、味醂、ダシでサッと煮て卵でとじて、三つ葉を散らし、温かい御飯に掛ければ鰻玉丼になるからね。鰻を刻んで温かい御飯に混ぜ込み、金糸卵や、焼き海苔を散らした混ぜ御飯も作れるよ」
ユリ「ママ、これ全部納豆?」
ママ「そう。みんな美味しいわよ。まず、いつものハンバーグに納豆を入れて作った和風ハンバーグ。次にスライスチーズとかいわれ大根を海苔で巻いた手巻き納豆。豚の挽き肉、ニンジン、玉葱を入れた中華風かけ納豆。粉チーズと七味をまぜ塩で味付けしたチーズ納豆。他にもいろいろあるけどね」
ママ「素敵なフレームですね。アラ?これさっきの古い絵葉書」
お婆ちゃん「そう、喜八からフロッピーディスクの透明ケース貰ってね。フロッピーやCDのケースに好きな写真や、絵葉書等を入れれば洒落た額になるよ。棚に置いても、壁にいくつか並べて飾っても素敵だよ」
ママ「本当、洋間にも合いますね」
お婆ちゃん「ちょっとした工夫で、季節の彩りを楽しむ小道具になるからね」
パパ「ワインって色と香りを楽しむものだろ。それにはこういうシンプルなグラスがいいんだってさ。良いワイングラスのポイントは、脚付きで透明、香りを逃がさない形の口などでね。ワインの本場フランスには、グラスにも昔から三つの基本型があるんだ。一つはボルドー型で一番ポピュラーなグラス。もう一つはブルゴーニュ型、少し目に注いで香りを楽しむ様に工夫されている。三つ目はシャンパン型」
お婆ちゃん「ああ、スリムで背の高いグラスだね」
ルン「お兄ちゃん、何作るの?」
一郎「5分で作れるスイートコーン入りパンケーキだよ。ボウルにホットケーキミックスを入れ、牛乳で混ぜるんだ。その中にスイートコーンを入れる。それからフライパンに、バターを溶かしてパンケーキ種を流す。焼き上がったら無糖ヨーグルトにストロベリージャムをと、砂糖を混ぜたのを乗せると、ホラ!5分で出来上がり」
パパ「牡蠣嫌いには茶わん蒸しなんかどうだい。ミキサーに掛けた牡蠣半カップに対して、卵2個、出し汁1カップ半を合わせ蒸し上げる。牡蠣のペーストを生かすから、他の具は使わずプレーンな出来上がりを味わうと良いそうだよ」
お婆ちゃん「中途半端な使い方しないの!封を切ったきな粉は密封して、冷蔵庫で保存すると風味を損なわないよ。それにママ、あべかわ餅以外にも使い道があるよ。少量のお湯で練り、バターと合わせたきな粉バター。それから、きな粉を少し加えた甘酢で、キュウリや、大根を加えても美味しいからね。それに、きな粉のお汁粉。きな粉に砂糖を加え、片栗粉を少量合わせ、熱湯を注ぎ入れたら出来上がり」
パパ「家庭に用意しとくのは、消化器だね。例えば天ぷら油が発火したりすると、まず火を止め消化器の安全ピンを抜き、ノズルを火点に向けレバーを強く握る。火を覆うように手前から消化する」
ママ「私、決心したんです。子供達、味の分かる大人に育てるわ。マヨラーよさらば。勿論お醤油ドバドバもさせません。ステーキにも合うドレッシングをつくります。まず、玉葱3個を掏りおろして水にさらし、布巾でしぼっておきます。これに摺りおろしたニンニク、塩、胡椒、お酢、砂糖少々、トマトケチャップを加えます。これを泡立て器で混ぜながら、サラダオイルを少しずつ加えトロッとしてきたら出来上がりよ」