きっかけは、フジテレビ
鬼嫁日記

キャスト

山崎早苗(28) ・・・・・・ 観月ありさ
 わがままで自己中心的、傍若無人な性格。自分でその性格を直さないといけないとは全然思っていない。そんな性格が、憎めない愛嬌となっている。
 なぜ彼女がそんなキャラになったかというと、元をたどれば、母がそういう系統の性格だったから。お人好しの父が母のわがままを無条件に受け入れているのを見て、それをモデルとして育ったのだ。しかし早苗はなぜか母以上に強力なキャラになってしまった。
 一馬に対しては自分のやりたい放題なので、いつも伸び伸びとして輝いている。そして自分の気に入らないことには猛然と反抗して結局自分の考えを通してしまう。だから全くストレスがたまらない。彼女の言動の中には間違っていることもあるが、同時に視聴者から見て「そんなふうに出来たら楽だろうな」とか「そんなふうに考えれば簡単だな」というようなことが色々とあり、なぜか癒されてしまうのだ。そして一馬と早苗の夫婦関係が幸せそうで、うらやましく見えてくる。
 「××に決定しました!」というのが口癖。一馬に相談することもなく、思いの向くままにいろいろなことを決定してしまい、そこから毎回の騒動が起こっていく。

山崎一馬(32) ・・・・・・ ゴリ(ガレッジセール)
 中堅文具メーカーの広報部に在籍するサラリーマン。要領はよくないので会社で出世の希望はあまりない。基本的には真面目な性格。お人好しで小心者。小心者だけに、困ったときに堂々と対処出来ず、チョコマカと策を弄してかえって自ら墓穴を掘ったりする。鬼嫁への仕返しとしてブログに妻の素行を書いている。時には男らしさも発揮する一面も。
 妻の早苗は厄介なキャラだが、別にだまされて結婚したとか嫌々結婚したとかいうことではなく、彼女のキャラはわかった上で、それでも好きだから結婚した。早苗にひどい目に合わされたり振り回されたりするのは、加害者と被害者の関係ではなく、それが二人の愛の形なのだ。日々、ため息をついたり、他の女性を見て「あっちの方がよかったかな」と思ったりしても、本心では今の状態でいいと思っている。他人から見ると、「どうしてあんな嫁さんで我慢してるの?」と思えるが、彼にとっては今が幸せなのだ。

大沢健児(28) ・・・・・・ 永井大
 スポーツクラブのインストラクターだったが、昇進して本部の顧客サービス事業局に勤務している。前はチンタラとインストラクターをやっていたが、本部勤務となると俄然責任も出て来て、やりがいも感じるようになった。残業や付き合いの飲み会も多くなり、夜遅く帰ることも増えた。以前は妻の冴子と家事は分担というのが建前になっていた(実際は健児の方が負担が多かった)が、仕事が忙しくなったせいで、いつしか冴子に負担がかかるようになって来た。なし崩し的に分担表は守られなくなり、よくある共働き夫婦のように今では旦那はゴミ出ししかしないというパターンになっている。

大沢冴子(26) ・・・・・・ 滝沢沙織
 幼稚園の先生を続けている。主任になり、責任も増えた。しかし健児が昇進したせいで家事の負担は冴子の方にかかっている。表面的な会話などを聞いていると、以前のとおり冴子が健児を尻に敷いているように見えるが、実質はそうではなくなっている。冴子も健児が昇進して頑張っているのだから、ある程度の犠牲はやむを得ないと思っている。
 早苗と出会うことで、やはり女ばかり負担をかぶるのはおかしいと思い、自己主張するようになる。そして以前のようなキャラを取り戻していく。鬼嫁トリオの中ではその知性を生かして参謀格となり、いろいろな作戦を練る役目をする。

沢村亮介 ・・・・・・ 小池徹平
 スポーツクラブのインストラクター。女性客に人気があり、亮介目当てで通う中年主婦たちからのレッスン後の誘いを、何かと理由をつけてかわしている。しかし健児からは「お客さんの相手をするのもインストラクターの仕事」と言われ、顧客サービスに上手く利用されてしまう。同じスポーツクラブの事務職員と付き合っているが、会員客にはもちろん職場でも秘密にしている。
 また、焼き肉や節約に関して異常に詳しい一面を持っており、山崎家で行われるホームパーティに呼ばれたり、主婦顔負けの節約術を披露したりする。

村井あゆみ(25) ・・・・・・ 井上和香
  達也の妻。色気があり、男好きするタイプ。短大を出てすぐ結婚して、家庭に入った。エリートの弁護士と結婚したことを周囲はうらやましがった。自分も幸せだと思っていた。その一方で、まだ若いのに女としての輝きを捨て、家にこもって主婦業をすることに息苦しさを感じ、自分の人生はこれでいいのだろうかとどこかで思っていた。しかしそんな不満を感じるのは贅沢だ、手に職があるわけでもないのだから夫に頼って生きていくしかないのだと思い、自分を抑えつけていた。
 早苗の影響で、我慢する必要はないんだと思い、どんどん外に出てボーイフレンドを作るようになる。鬼嫁トリオの中では「お色気」担当となり、いろいろな男を手玉に取る。

村井達也(33) ・・・・・・ 東幹久
 弁護士。二枚目の上、弁護士というステータスもあるので女性にモテる。自分は男としてイケてるという自負を持っており、あゆみのような人が羨むような妻を持つのは当然だと思っている。職場で浮気をしているが、家庭を壊すつもりはなく、妻に対する罪悪感はない。あゆみに対しては、家庭にこもって貞淑な妻でいることを要求しており、あゆみはそれに従っている。自分は男として全てを手に入れたと思っていた。
 しかしあゆみが早苗と出会い、その影響で自己主張を始め、外に出てボーイフレンドを作ったりするようになると、途端にオロオロしてしまう。それまでの強い男は単なる“張り子の虎”に過ぎないことがわかる。いつも妻が浮気しないかとハラハラする情けない男になっていく達也。そして最終的には、あゆみとの間にそれまでとは違う本当の愛情関係を結ぶことが出来るかどうかを模索することになる。


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