きっかけは、フジテレビ
大奥〜第一章〜

キャスト

おふく(春日局) ・・・・・・ 松下由樹
三代将軍家光の乳母。幼少時は逆臣の娘と烙印を押され(父・斎藤利三は明智光秀の重臣)石持て追われる生活を経験する。夫である稲葉正成から離縁され三人の子供とも引き裂かれた失意のどん底で、将軍家の乳母募集を知り、藁にも縋る思いで願い出る。織田信長の姪にあたるお江与とは、その出自もあり、ことあるごとに対立。特に長男・竹千代をおふくに奪われたお江与の恨みは深く、江戸城を二分する世継ぎ争いに。

お江与(二代将軍秀忠御台所) ・・・・・・ 高島礼子
二代将軍秀忠の正室。信長の妹、お市の方と浅井長政の三女として生まれたお江与は、三度目の結婚で時の将軍徳川秀忠の妻となった。由緒正しい血統、信長に似た勝ち気な性格、天性の美貌を持つ。八歳年下の夫を完全に尻に敷き、戦国時代には非常に希有な例であったが、秀忠に側室を持つことすら許さなかった。春日局(おふく)の大奥での立身出世を阻み、立ちはだかる唯一の権力者。

お万(三代将軍家光側室) ・・・・・・ 瀬戸朝香
三代将軍家光の側室。伊勢の慶光院という寺院の院主(尼僧)であった彼女は、家光に見初められ、強引に江戸城に押し込められて側室となる。そしてそれ以後、家光にとって、死ぬまで最愛の恋人であり続け、春日にとってはライバルであり続ける。美貌と優しさと聡明さをあわせもつ。

徳川家光(三代将軍) ・・・・・・ 西島秀俊
参勤交代の制定、鎖国、島原の乱の鎮圧など、政治家としては、確固たる業績を残した将軍である。しかし、幼い頃母に愛されなかったことが、トラウマを形成し、癒やされない孤独感となっている。その孤独感を彼が初めて癒やし得たのは、お万との愛によってであった。

お玉(大奥女中) ・・・・・・ 星野真里
お万の方の付き添いで伊勢の慶光院から江戸までやってきた。そして、お万に対する忠誠心から、自らも大奥入りした娘。庶民目線で、大奥という不可思議な場所、春日局という奇怪な人物を、独自の視点で見つめている。

孝子(三代将軍家光御台所) ・・・・・・ 木村多江
家光の正室。家光、二十二歳の時に輿入れしてきた公家出身の年上女房。気位が高く、人付き合いの下手な彼女は、家光とは全く没交渉で、狸の出る西の丸の離れに一人逼塞している。春日局のことはもちろん嫌っている。

お楽(三代将軍家光側室) ・・・・・・ 京野ことみ
春日局が、お万の方の対抗馬として、街中で見かけてスカウトしてきた女性。家光の手がついて側室となる。虫も殺さないような楚々とした外見の下に、あっと驚くような負けん気を潜ませている。同じようにスカウトされてきたお夏との間に権力闘争を繰り広げる。

お夏(三代将軍家光側室) ・・・・・・ 野波麻帆
元は江戸市中の魚屋の娘。同じ町内のお楽がスカウトされたのを見て、自ら春日局に売り込み、採用された。典型的な“江戸っ子”タイプで、物言いははっきりしており、何ごとにも積極的。鼻っ柱が強く、家光の気を惹くために様々な策略を練る。

徳川秀忠(二代将軍) ・・・・・・ 渡辺いっけい
徳川家の二代目の将軍。家康の息子。家光の父。政治を司る場面では、常に一歩下がって家康の意見を聞き、家庭においては、八歳年上のお江与の方に頭があがらず、よくいえば謙虚、悪くいえば弱気で小心な恐妻家。しかし、独特な公正な目をもっていて、肝心なところでは妻の意見に関わりなく政治的な決断をする。

朝比奈(奥女中・御年寄) ・・・・・・ 梶芽衣子
大奥女中の中での最高位・御年寄に列せられる、お江与の代から春日局に至るまで仕えたベテラン奥女中。大奥に関するすべてを知り尽くす、言わば“生き字引”的存在。

徳川家康(大御所) ・・・・・・ 藤田まこと
言わずと知れた徳川幕府初代将軍。秀忠に将軍位を譲った後は、駿府(現在の静岡)に下がるも、政治的実権はそのままに“大御所”として君臨した。竹千代と国松の熾烈な世継ぎ争いにあっては“長幼の序”を説き、その鶴の一声で竹千代を世継ぎとして幕内に知らしめた。


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