NEW DESIGN PARADISE
 2004年8月6日放送  作品番号17『うちわ』

今回のテーマ
「うちわ」
今年の夏は近年まれに見る猛暑。みなさん、エアコン無しでは過ごせない毎日を送っていることでしょう。しかし、ひとつ気をつけなければならないことがある。涼を求めてエアコンを必要以上に使用することは、人類の将来に弊害をもたらす可能性がある、ということを。エアコンを過剰に使用することで、ヒートアイランド現象が起こり、さらに地球は暑くなる。それに乗じてエアコンの使用量もあがり、地球の温暖化は一気に加速する。そんな未来を避けるためにも、エアコンの消費を抑えることは急務である。そこで今回私たちが目をつけたのが「うちわ」。自らの力で扇ぎ、風を起こすことで涼を取るこの古典的な道具に、新たな可能性を求めて、「和紙ディレクター・堀木エリ子」にデザインを依頼。紙のプロフェッショナルである彼女の力によって、うちわはどのように生まれ変わるのか!?



デザイナー
「堀木エリ子」
「建築空間に生きる和紙造形の創造」をテーマに、和紙インテリアアートの企画・制作から施工まで手がける。「大阪城天守閣」、「成田空港第1旅客ターミナル到着ロビー」のアートワークや、「ヨーヨーマ・チェロコンサート」の舞台美術などをはじめ国内外で活躍。
今回の作品
NEW DESIGN PARADISE