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「地図」
「伊能忠敬」、この名前はみなさんご存知のことでしょう。海岸線を走る鉄道もなければ、空から街を見下ろせる飛行機も無い江戸時代。彼は、17年という年月をかけ、日本全国を歩いて測量し、正確な日本地図を作成するという大事業を達成しました。『地図』にそれだけのロマンがあったからこそ、伊能忠敬の偉業は成し遂げられたといえるでしょう。GPSの登場など、より正確な『地図』が求められるこの現代。しかし、伊能忠敬が抱いたような、未知なる情報に胸躍らせる『地図』への思いは、正確さを求めるにつれ、失われているに違いありません。そこで今回は、画一的となってしまった『地図』に新たな可能性を求めて、デザイン界の重鎮『アートディレクター・長友啓典』に、地図の未来を託します! |
「長友啓典」
エディトリアル、各種広告、小説の挿絵、エッセイなどで活躍する、日本を代表するアートディレクター。イラストレーター・黒田征太郎とともに、デザイン集団・K2を設立。東京アートディレクターズクラブ賞など、受賞多数。 |
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