

桜庭裕一郎 ・・・ 長瀬智也
25歳。天涯孤独な生い立ちのシンガーソングライター。クールでセクシー“抱かれたい男No.1”に選ばれ続ける超人気スター。だが、素顔はダサくてバカで、やたらに熱い、人情の塊のような男。つまり、スターの顔と素顔にかなりデカイギャップあり。鮫肌裕一郎という本名とともに、私生活は極秘中の極秘。幼い頃、両親に捨てられて、大阪の施設で育った。上京してストリートミュージシャンをしていたところを小峰にスカウトされる。筋山通子の敏腕マネージメントの後ろ盾で、スターダムにのし上がった。
夢に向かって純真に突っ走ってきたため恋愛経験ゼロ。そんな男が、初めて恋した相手は6つも年上の南だった。
石原南 ・・・ 酒井法子
31歳。石原家の次女。公立図書館の司書。美人な上に、三十路とは思えない可愛らしいタイプで周囲から“南ちゃん”と親しまれる。明るくおっとりした性格なのだが、悪く言
えばドジで不器用。転んだり、モノを壊すのは日常茶飯事だから、家事は超苦手。裕一郎の猛アタックに、いつしか自らも恋心を抱く。実は、バツイチなのだが・・・。
筋山通子 ・・・ 松下由樹
33歳。オフィス・トライアングル社員。桜庭の敏腕マネージャー。某大手企業の秘書課にいたのだが、社長のセクハラにぶち切れてクビになる。大学の同級生、小峰のバーで飲み、荒れていると「俺と一山当ててみいへんか?」と誘われ、オフィス・トライアングルを一緒に立ち上げる。桜庭裕一郎を大スターにしたいわば育ての親。美人で頭が良く、業界内でも有名な敏腕マネージャーだが、飲むと未だにかなりの酒乱で手におえなくなる一面も・・・。
石原東子 ・・・ 岸本加世子
40歳。石原家の長女。みなと署暴力犯係(通称マル暴担当)の刑事。小柄だが、腕っ節はかなり強く、挙げたホシは数知れず。合気道4段、国体の射撃でも日本一になった実績を持つ。ところが、本人は早く結婚して幸せな主婦になりたいと主張。“か弱い女性になりたい”願望が強く、そのふりをするのが習性になっているが、本性は隠し切れず、つい暴力的な言葉が出てしまう。そのためもあり、見合いは37戦中、36敗1引き分け。つまり独身。
石原西絵 ・・・ 篠原涼子
29歳。石原家の三女。大学病院の小児科医。守から、石原産婦人科を継いで欲しいと頼まれたが却下。
潔癖症。チャラチャラしたことが大嫌いで、ダラダラ過ごすなんてもってのほか。ぐうたら&がさつ行動は許せない。
酒、タバコ、男は必要なし!と、女子プロレスラーのような禁断、禁欲生活を実践。結婚願望は皆無らしい。自己主張はやたら強く、喋りで相手を論破する。油絵が趣味だが、個性的すぎて他人が見ると不気味な代物。
峰卓郎 ・・・ つんく♂
34歳。オフィス・トライアングル社長。桜庭裕一郎の生みの親。一攫千金を夢見て関西から上京。水商売をしていたが、通子と再会して一念発起。ストリートミュージシャンをしていた裕一郎の才能を見抜いてスカウトし、芸能プロダクションを設立した。表向きはノー天気でいい加減。だが、懐が深く、いざという時に見事な決断力を発揮する。
通子とは、大学時代に一緒に歌手になることを夢見ていた。仕事はほとんど通子任せで独身生活を満喫中。
相川ヒカリ ・・・ 星野真里
21歳。大手プロダクション所属の若手女優。
18歳でデビューして、大手プロダクションのスターシステムにのり着々と地位を固め、現在では連続ドラマや映画には欠かせない人気女優のひとりとなった。そしてこの春、桜庭とのキスCF&連ドラ共演が決定。“花嫁にしたい女優”でランキング1位、いわゆる大和なでしこタイプ。しかし、その柔らかい物腰とは裏腹に、芯はとても強いものを持っている。
石原守 ・・・ 黒沢年雄
56歳。石原家の家長。石原産婦人科院長。研修医時代に、バツイチ子連れ(当時8歳の東子)の女性と結婚。亡き父の後を継いで、跡取り息子をと励んだが、生まれたのは全て女性。才色兼備に育ってくれたが、風変わりで誰一人まともな結婚ができず、将来もしそうにないのが悩みの種。でも娘たちとずっと一緒に暮らしたいと願う、矛盾だらけの父親。優しいというより情けなく、家族の中で最も発言権が弱い。妻は、2年前に突然家を出た。
石原北絵 ・・・ 三浦理恵子
29歳。石原家の四女。国際線スチュワーデス。
西絵とは双子なのだが、性格は真逆で、ミーハー女性の象徴的存在。職業選択も、スッチーか女子アナ以外に想像もしなかった。“男は年収!地位!容姿!”と激しく言い切り、条件を満たす男を次々と渡り歩いてきた。給料のほとんどをブランド品購入に当て、自分を飾り立てることに至福を感じている。趣味といえるものはほとんどなく、職業病ともいえる腰痛持ちで、いつも守にもませている。
石原あきら ・・・ 末永遥
17歳。石原家の五女。有名私立高校の三年生。娘だらけの家で、今度こそと男の子を望まれたが、やはり女の子。
男の子の名前しか考えられてなく、どちらにも通用する名前で“あきら”となる。風変わりな姉たちに囲まれて育ったため、家の中で最も冷静かつ計算高い人間に成長。学業も優秀だが、本人に進学の意思は全く無い。密かに“アイドル”になると決めている。これは、あきらにとって夢ではなく、かなりリアルな目標なのだ。
河村一 ・・・ 与座嘉秋
25歳。オフィス・トライアングル社員。裕一郎の運転手。2年前に就職口がなく、先輩の小峰を頼って採用された。筋山は、桜庭裕一郎の秘密の漏洩を恐れたが、小峰は信用できると太鼓判を押してくれた。素顔の裕一郎を見て驚いた。クールでカッコいい桜庭が、ダサい、バカ男だったから。だが、その姿に親しみを感じ、現在ではオフィス・トライアングルの欠かせない一員。かなりの日和見主義で部の良さそうな方にコロコロ寝返る悪い癖あり。
遠藤弘一 ・・・ 平賀雅臣
40歳。大手プロダクション社員、相川ヒカリのマネージャー。タレントを売るためには手段を選ばず、タレントは道具としか考えていない。ドライでクールであざとい男。タレントに愛を注ぐのではなく、コントロールするタイプ。ヒカリを一流にするために、桜庭裕一郎を利用しようとする魂胆は見え見え。どんな卑怯な手を使っても芸能界に君臨しようとするプロダクション社長の片腕的存在。
山本修 ・・・ おかやまはじめ
40歳。東子の同僚刑事。ダサくて人の良いタイプ。東子からは、男として見てもらえない。
寺田悟 ・・・ 鈴木リョウジ
25歳。西絵が勤める大学病院の看護士。おねえ言葉をたくみに操る。ゲイなのか?
川瀬里美 ・・・ 小野真弓
23歳。北絵の後輩スチュワーデス。北絵と男の自慢話で盛り上がり、競い合う。
相馬龍二 ・・・ 上地雄輔
フリーで芸能ネタを追っているカメラマン兼記者。
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