ミヨリの森
2007年8月25日放送終了

番組紹介

主人公ミヨリは両親に半ば見捨てられ心を閉ざした少女。そんなミヨリを森はやさしく語りかけ、ミヨリの心は次第に癒されてゆく…この作品は11歳の少女の心の成長と森の生命力を描いた作品。ミヨリの前に姿を見せる、森に棲む数多くの精霊たちがユーモラスで生き生きと描かれ、森の生命力を感じることができる作品です。

<ものがたり>
不仲な両親の間で育ったミヨリ(蒼井優)(11歳)。そのせいか空想癖があり、いつも心を閉ざして他人との関係をずっと否定してきた意地っ張りな少女だった。母(吉崎典子)は男をつくって家を出て行き、ミヨリを一人で育てることに不安を感じた父(伊藤利尋)は、ミヨリを祖母(市原悦子)の住む田舎に預ける。
祖母の家に着いた早々にミヨリは近くの森に散歩に出かける。ミヨリは何もない森の中で強い孤独を感じていた。しかしその森で数々の不思議な出来事に遭遇する。雷で折れたはずの桜の木が花をつけていたり、いるはずのないトラが現れたり…それはいつもの自分の空想ではなかったのだ。
やがて森の精霊たちがミヨリの前に姿を現しだす。森の番人ボクリコ(高島彩)、カノコ(天野ひろゆき・キャイ~ン)、ワシラシ(松尾翠)、そして一本桜の精(元ちとせ)などなど。精霊たちの姿は人間ではミヨリにしか見えず、しかもミヨリに森を守って欲しいと頼むのだった。それはミヨリにとって何もない田舎のはずが不思議で驚きの毎日の始まりだったのだ。
ミヨリは祖父母との暮らしや岡子先生(佐々木恭子)のいる新しい学校での生活、森の精霊たちと接することで少しずつ心を開いていく。そしてこの森が自分を癒してくれている事に気付き、そして考え始める。両親、友達、自分自身、そしてこの”森”のことをー
しかしこの森は近い将来、ダムの底に沈む運命にあった。その事を知ったミヨリは友達や森の精霊たちとダム建設計画を阻止しようとある行動に出るのだった…。
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出演者

真縞(ましま)ミヨリ:蒼井優
おばあちゃん:市原悦子
カノコ:天野ひろゆき(キャイ~ン)
ボクリコ:高島彩(フジテレビアナウンサー)
ワシラシ:松尾翠(フジテレビアナウンサー)
一本桜の精:元ちとせ
お父さん:伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)
お母さん:吉崎典子(フジテレビアナウンサー)
岡子先生:佐々木恭子(フジテレビアナウンサー)

スタッフ

【原作】
小田ひで次(秋田書店)

【監督】
山本二三

【脚本】
奥寺佐渡子

【音楽】
羽毛田丈史

【製作】
フジテレビ・日本アニメーション

【企画】
金田耕司(フジテレビ)/加藤道夫(日本アニメーション)

【プロデューサー】
松崎容子(フジテレビ)/田中伸明(日本アニメーション)

楽曲紹介

元ちとせ『ミヨリの森』(エピックレコードジャパン)