放送内容詳細 プロジェクト発足以来、情報制作局の各番組が総力をあげ展開している、作文「ニッポン人の忘れもの」。この作文という名のメッセージを番組の基本軸として展開していく。『教育白書』では、MC、ゲストも作文を執筆、生朗読やVTRで紹介しながら、その思いを伝えていく。4時間39分の生放送で探していくのは、こんな「忘れもの」だ。・忘れもの(1)…「おふくろの味」乱れる食卓を徹底調査! 100軒の家庭の三食の食卓を1カ月にわたり、写真撮影。すると…みそ汁のない夕飯、出来合い総菜を温めるだけ、鍋のままテーブルに並べる…驚くべき食卓事情が、明らかに。さらに、運動会のお弁当にピザの出前を頼んだり、コンビ二弁当を持たせる親、乱れ放題の「食」事情、「おふくろの味」は消えてしまったのか?・忘れもの(2)…「父親の威厳」子供に名前を呼び捨てにされる父親。家出していた娘が家に戻ると、怒る前に「帰ってきくれてありがとう、ごめんね」と言ってしまう親。“なかよし家族”を目指すあまり、子供をしかれない親たちが、どんどん増えている。父親の威厳は、消えてしまったのか?理不尽だけれど愛情にあふれている…そんな親は、もういなくなってしまったのか?現代の“寺内貫太郎”を探せ!・忘れもの(3)…「想うということ」女性に告白しない若者たちが増えている。傷つきたくない、面倒くさい…女性との距離が取れず、バーチャルな世界にのめりこんでいく若者たち。恋文、ラブレター、メール…変りゆく「告白」の形の中で、人を想うということ、の姿が変わり始めている。戦時中、最前線から100通を超える「ラブレター」を送り続けた男。そこに込められた「想い」のチカラ…現代の若者がそれを目の当たりにするとき、果たして「想い」は伝わるのか?爆笑問題・田中裕二が「人を想う」ということの意味を、若者たちと探す!・忘れもの(4)…「近所づきあい」核家族、少子化、集合住宅の増加…干渉されたくないと、隣の家に住む人を知ろうとしない人々…。昔ながらの近所づきあいは、姿を消してしまったのか? 助け合いながら、みんなが「お節介」をし合って暮らしていたあの時代は、もう戻らないのか?東京の街で失われつつある「近所づきあい」を、爆笑問題・太田光が発見する!?・忘れもの(5)…「ニッポン人にとっての富士山」銭湯の壁面には、どこでも大きな富士山が描かれていた…♪富士は日本一の山…いつでも「富士山」は日本の象徴であり、誇りであった。その富士山をこよなく愛し、「自分はただ、それを追いかけていくだけ」と富士山の写真を撮り続けた、カメラマン、小林健一さん。彼は、1996年5月、その富士山に撮影のために登頂し、下山途中に滑落、遭難して、34年の短い生涯を閉じた。彼が遺した写真集「あたまを富士の上に出し」は、今の私たちに何を伝えてくれるのか?その思いを感じるため、勝俣州和が富士山頂に挑む!・忘れもの(6)…「ふるさと」1952年に始まった八ツ場ダム開発計画。「ふるさと」を思う住民たちは、断固とした反対運動を続けたが、1987年、ついに再建計画に同意し、ダム建設が始まった。しかし、工期延長が繰り返され、完成を見ないままの今年、民主党政権は、工事の中止を宣言した。翻弄され続ける住民たちの思いを検証し、実録ドラマを交えて「ふるさと」とは、何かを問う!・忘れもの(7)…「勤勉」居酒屋の看板が連なる東京・新橋のガード下に、94歳のおばあちゃん、加藤寿賀さんが営む理容店「バーバーホマレ」はある。店は“完全予約制”…と言っても、寿司職人から若いOLまで、客はみんな常連ばかり。「若い女性が外でビール飲んでいるようじゃ、世も末よ」。関東大震災や、2.26事件当日の風景をしっかりと記憶する寿賀さんは、若い世代には見られないたたずまいや貞操観念を持ち続けながら、今なお“現役”としてハサミをにぎっている。寿賀さんがガード下から見続けてきたニッポンの50年、“勤勉”とは、“身の丈”とは…。ビートたけし自ら、寿賀さんを訪問、その生きざまに迫る! 閉じる もっと見る 出演者 ■出演者 ビートたけし 爆笑問題 西山喜久恵(フジテレビアナウンサー) 伊藤利尋(フジテレビアナウンサー) 高島 彩(フジテレビアナウンサー)■ゲスト 地井武男 ガダルカナル・タカ 石原良純 品川 祐 原 日出子 小川菜摘 黒谷友香 矢口真里 ほか スタッフ ■チーフプロデューサー 大野高義 角井英之(イースト)■プロデューサー 宗像 孝 西村 朗 塩田千尋 古山洋也(ザイオン)■総合演出 尾形征輝■制作協力 イースト ザイオン■制作著作 フジテレビ