独学で中華料理の腕を磨いてきた北海道在住の料理人・花田勝彦さん。ある日、自分の目指す料理を、テレビの中に見出します。 きっかけとなった番組は『料理の鉄人』（93.10〜99.9※以降スペシャルあり）。キッチンスタジアムで繰り広げられる、一流料理人たちの華麗なる闘い…。特に花田さんの目を奪ったのは、中華の鉄人・陳健一さんの技でした。 中華料理にフォワグラやトリュフを？！……中華の既成概念を打ち破る、その独創的な発想に驚かされた花田さん。「自分の目指す料理はコレだ！」テレビの中に心の師を見つけた瞬間でもありました。しかし、テレビの中の師匠は、何ひとつ言葉をかけてはくれません。テレビカメラが追いかける、その動きのみが唯一の教材。師の技を盗もうと、眼を皿のようにして番組を見ては、中華料理の探求を続けた花田さん。そうして完成した、ダチョウの肉にフォワグラとトリュフを合わせた創作料理は、見事、全日本コンクールで銅賞に輝いたのです。 「いつかは、陳さんを追い越したい！」──今日も中華を極めんと厨房に立つ花田さん。そこはさながら、花田さんにとっての「キッチンスタジアム」。 鉄人・陳健一への挑戦は続いています。 ひとりの料理人が心の師を見つけ、新たな中華料理に挑戦するきっかけとなった番組とは？ このページに掲載されている写真はすべて著作権管理ソフトで保護され、掲載期限を過ぎたものについては削除されます。無断で転載、加工などを行うと、著作権に基づく処罰の対象になる場合もあります。なお、『フジテレビホームページをご利用される方へ』もご覧下さい。