萩本欽一「オールスター家族対抗歌合戦」8/9 O.A.
萩本欽一
ゴールデンタイムで数々のヒット番組を持ち「視聴率100%男」の異名をとった萩本欽一さん。
きっかけは『欽ちゃんの…』とお馴染みの冠が付いたお笑い番組ではなく、意外にも『オールスター家族対抗歌合戦』(1972年10月〜1986年9月)でした。
コント55号を離れて初めての一人の仕事。しかし、芸能人家族の歌合戦の司会という仕事に最初は乗り気じゃなかったそうです──「むしろ怒ったに近いですね。笑わさなくていいから真面目に進行しろっていうのは、コメディアンに失礼な話だと思います!って」
それでも番組を続けていく中で「苦手な事って、いろんな事を知って行く楽しみがあるなぁ」と気づき、そしてある時、欽ちゃんのその後の「笑い」を大きく変えるきっかけが訪れます。
出演家族が突然本番中に「本日はNHKさんにお招き頂きありがとうございます。NHKさんに出られて幸せです」──テレビ局を勘違いしていた素人ならではのハプニング。
この一件で欽ちゃんは「素人は私を越えている。もしかしたらテレビって素人の人が本当のお笑いをやっているのかもしれない」「笑いは無理に作るものじゃなく自然と生まれてくるものだ」と痛感したそうです。その後『欽ちゃんの…』と冠の付く数々の人気番組には、笑いに関しては素人同然のタレントや一般人から、巧みに笑いを引き出す欽ちゃんの姿が…。
苦手な司会の仕事に笑いの原点を見つけた欽ちゃん。ふだん眼を向けない苦手な分野にこそ、新たな発見が隠れているのかもしれませんね!
萩本欽一さんさんが笑いの原点を見つけた番組とは?
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