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〜 第8話 同級生?しかも同一人物だ!

 その朝、綾子(余貴美子)の秘書・結城(小原雅人)はちひろ(篠原涼子)の友人と名乗る男から、ちひろの行方を尋ねる電話を受けた。そばにいる新児(豊川悦司)はじっと顔色ひとつかえず聞き、綾子は「男と痴話喧嘩でもしたんでしょ」と面白そうにいう。だが友人と名乗った電話の相手である鷹男(稲垣吾郎)は、ちひろの身に何かがおこったのではと察した。綾子にとって気がかりなのは、ちひろのことより今日行われる役員会で松宮副社長(鹿内孝)を飛ばすのかということだった。 だが、役員会で新児は自分が社長とやっていく以上一番大切なことは、新しい人材を加えることで、そのため誰かに経営の椅子を退いてもらう人物がいるというと「私は都築綾子氏の退任を動議にかけたい」と言い放った。
 その頃、有季子(藤原紀香)は、身元不明の被害者と現場近くに止っていたタクシーとの関連を野々村(モロ師岡)と追いかけていた。そして担当の看護婦・仁美(床嶋佳子)の別れた夫が新児(豊川悦司)だということをつき止めると、もう一度双葉会病院に仁美を尋ねるてみるのだった。
 「そいつはニセ者よっ!」。綾子は思いがけない展開に逆上し、役員たちの前で新児を指差した。だが、この時すでに新児を疑う者はおらず、綾子はこれからの生活に十分な金を新児に提示されたのだ。なすすべもない綾子・・・。
 有季子は仁美から満足のいく情報を得ることができなかった。だがそこに現れた鷹男から「都築の秘書がいなくなった。探して欲しい・・・」と頼まれた、またしても都築が動き出したことを予感、ちひろの足取りを追い始めるのだった。 
 一方都屋にいた新児は、またも思いがけない人の来訪をうけていた。約束もなしに訪ねてきた人物、それはなんと仁美だった。再三の有季子の詰問に新児と都築そして都屋の関係に仁美は気づいたのだ。丁寧におじぎをし、まるで見知らぬ人というふうな態度の仁美は思い切って新児に切り出していた。「事情は・・・話していただけないんでしょうか・・・」。
 この後都屋の外で張り込みをしていた有季子は、ビルから出てきた仁美を発見し、もう一度都屋スーパーとの関係を問いただしてみるのだった。


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