安定を求めて公務員になった平凡な22歳・義経えみる（吉岡里帆）。ところが、最初の配属先は激務必至の生活課。様々な困難を抱えた生活保護受給者を支援するケースワーカーという仕事に就くことに。
優しい先輩の半田（井浦新）や、お金には厳しいが根は優しい係長の京極（田中圭）の指導のもと、同期の栗橋（川栄李奈）や七条（山田裕貴）と共に、右往左往しながらも社会人生活をスタートさせる。会社を倒産させた時に作った借金を抱え、未来を見られないでいた受給者の阿久沢（遠藤憲一）を持ち前の熱意で説得し、自立へと導くことに成功したえみるは、意気揚々と担当世帯の日下部家を訪問する。
世帯主の聡美（江口のりこ）は父親の介護をしながらパートで働き、息子の欣也（吉村界人）と娘のリナ（瑞城さくら）を養っていた。
ある日、そんな日下部家に「不正受給」の疑惑が浮上する。欣也が母親にも役所にも内緒でアルバイトをしていたことが発覚したのだ。生活保護を受給している世帯では、収入があった場合には役所への申告が必須。未申告のまま働いていると、得た収入分が「不正受給」とされてしまう。音楽という夢を追いながらも母親を気遣い、悪気なくバイトをしていた欣也。しかし、そのバイト代を全額徴収しなければならないという事態に。納得いかない日下部一家に、えみるはどう向き合うのか！？