KATSU-吉田克幸の遺したい言葉-<Wナイト>
前回の放送日時 2021年4月28日(水) 25:55~26:50

ファッションブランド「PORTER CLASSIC」を主宰する吉田克幸が日本の伝統文化「刺し子」を後世に残すため創作に挑む姿と言葉を紡ぐ。

放送内容詳細

戦後間もない昭和22年。東京・神田の鞄屋の三男として生を受けた男は、少年時代、海外から続々渡来する様々なカルチャーの洗礼を受けながら、いつしか海外への強い憧れを抱き、世界中を旅して回った。イギリス、フランス、アメリカ・・・。そのなかで彼は自分自身が日本人であることを強く意識することとなる。そして同時に、自分自身の中に息づく作り手としての魂、誇りを気付かせることともなった。

そんな吉田克幸が最後のライフワークと呼び、心血を注いだもの、刺し子―。日本古来の伝統的な文化。カウンターカルチャーを知り尽くしたグローバルな感性。それらが融合することで生まれるプロダクトはかつて彼が手掛けた鞄同様、誰も見たことのない驚きと美しさに満ち溢れ、見る者に迫る。それはもはや、プロダクトを超えたアートピース。そして、それは生粋の下町っ子である克幸が、孫たちの世代まで残る仕事を、次世代の作り手や職人と一緒に産み出した人間・吉田克幸の集大成ともいえるクリエーションの結晶だった。

浅草、パリ、ロンドン、ニューヨーク。番組は、克幸の活動を、数年に渡りカメラに納め、その道程で出会った言葉を記録する。

※この番組は2021年3月27日にBSフジにて初回放送されたものです。
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出演者

吉田克幸

長年にわたって名品と呼ばれる鞄を世に送り出す。
その影響はカバン業界にとどまらずアパレル業界をも常に牽引してきた。1981年ニューヨーク・デザイナーズ・コレクティブのメンバーに日本人で初めて選出。
2007年息子の吉田玲雄と「PORTER CLASSIC」を設立。"刺し子文化"を後世に残すことに尽力。
キャリアを通じ、一貫してMADE IN JAPAN を掲げる。