日本で生まれ世界中で愛されている「JUDO」は、いまやワールドワイドなスポーツとして確固たる地位を築いている。その柔道界最高峰のイベント「世界柔道2007」が9月14日からブラジルのリオデジャネイロで開催される。

男女合わせて8個の金メダルを獲得し、多くの人々に日本柔道が世界の頂点であることを印象づけた2004年アテネ五輪。しかし近年、日本は世界の強豪に研究され、前回大会の世界柔道2005・カイロでは、史上最多となる11個のメダルを獲得しながらも、金メダルはそのうち3階級のみであったことなど、ニッポン柔道と世界との差は、極わずかまで狭まってきた。昨年のワールドカップ国別対抗戦、今年に入ってからの国際大会でも、日本は苦戦を強いられている。
今回の「世界柔道2007」では、柔道創始国・日本の底力を見せつけるべく、“全階級制覇”を目指し、最強の布陣で世界に挑む。また、今大会は来年の北京五輪の出場枠もかかる、重要な戦いでもある。

大会最終日の9月17日（月・祝）には男子60kg級に江種辰明、無差別に棟田康幸、女子48kg級に谷亮子、無差別に塚田真希が出場する。