父と娘の微妙な心の綾を描くちょっと切なくて、心温まるラブストーリー。あだち充のコミックを、原作とは一味違うラブストーリーで・・・

　海洋生物学の教授・高梨陣平（田村正和）が娘・美久（松たか子）に、二人が血のつながらない父娘であることを打ち明けることから始まる。美久は若くして亡くなった妻の連れ子。亡くなる間際「美久が20歳になったら、真実を打ち明けて欲しい…」と言い残した。約束どおり真実を美久に告げた陣平だったが、美久は幼い頃の記憶で、本当の父親でないことは知っていたのだ。血のつながらない父と娘、そのことがはっきりしたときから、二人の関係は微妙に変わっていく。美久は、ずっと陣平を好きでいた自分に気づく。陣平も、美しかった妻に日ごと似てくる美久に対して、父親とは違う感情を抱くようになる…。

　杉尾敦弘プロデューサーいわく「テレビドラマ界にとって、田村さんはイタリアのフェラーリ。Ｆ１フェラーリのドライバーになるのはＦ１ドライバーの夢。昔から憧れていた田村さんと仕事ができて、その夢がかなった。最高のキャスト、スタッフがそろった。」