番組紹介

フジテレビ10月期の火曜21時枠のドラマは『フリーター、家を買う。』。主演は、二宮和也。二宮が演じるのは、3ヶ月で就職先を辞めた、夢なし、貯金なし、かい性なしのフリーターだったが、とある出来事をきっかけに仕事に対する思いや、家族再生の希望をみつけていくという武誠治役を演じる。ヒロインには香里奈。二宮演じる誠治が働くことになる、土木現場で出会う明るくたくましい先輩で、誠治が「もう一度、立ち上がろう。」と思うきっかけになる千葉真奈美役を演じる。

 原作は、第10回電撃小説大賞でデビューした有川浩。代表作の「図書館戦争」は、「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位となり、2007年度本屋大賞で第5位を獲得。「図書館戦争」シリーズ(6冊)は累計125万部を売り上げている。そして2009年秋に出版された「フリーター、家を買う。」は堂々のベストセラーとなった話題作だ。

 3ヶ月で就職先を辞め、その気になればいつでも働けるという甘い考えのまま家にひきこもって、だらしない生活を送っていた誠治(二宮和也)だったが、ある日母親がうつ病をわずらっていることを知る。母親・寿美子は、無関心な家族の態度や近所からの陰湿ないじめに静かに耐え続けた結果、かなり重度のうつ病にかかっていた。家族のサポートや、ストレスを排除することが重要だと医者から言われるが、典型的な企業戦士だった父親・誠一は、その事実を受け止めきれず、母を気遣うどころか、家から逃避してしまう。母の一番の理解者である誠治の姉の亜矢子は、数年前に埼玉の開業医に嫁いでおり、嫁ぎ先での人間関係や息子の育児に悩みは多いものの、自分が出た後の武家を、そして自堕落な弟をとても心配している。そんなふがいない長男・誠治に、突如現実が押し寄せる。「ひょっとして、オレが大黒柱!?」

 しかし誠治の就職活動は失敗続きで、ドロップアウトした者に対する社会の厳しさを思い知る日々が続く。生活の為と、とりあえず給料の良い土木工事現場での肉体労働のバイトを始めることにした誠治。そこで生き生きと目標に向かって明るくたくましく働く千葉真奈美(香里奈)や上司に出会い、「人生」や「働く」ことの意味に気付かされる。自分には「このためにがんばる。」という目標が必要だと考えた誠治は「フリーターだけど、オレは家族のために家を買う!」事を決意。無謀ともいえるこの目標ははたして、達成できるのか? バラバラだった家族はひとつになれるのか? 誠治の人生再出発がはじまった。

 「人生」はいつだってやり直せる! 今からでも遅くない。気付いた時から、がんばればいい! 温かくて優しい家族の本当の再生がここにある。「家族ってこんなにも、いいものなんだ。」と気付かせてくれる21世紀版新しい社会派ホームドラマが今、誕生する!

出演者

武 誠治…二宮和也
千葉真奈美…香里奈
永田亜矢子…井川 遥
豊川哲平…丸山隆平(関ジャニ∞)
手島信二…井上正大
星野あかり…岡本 玲
西本和彦…横尾 渉(ジャニーズ Jr.)
島田彰子…玄里
大悦貞夫…大友康平
永田則子…鷲尾真知子
山賀亮介…眞島秀和
北山雅彦…児嶋一哉アンジャッシュ
岡野忠志…田中壮太郎
塚本 学…山本龍二
真田勝也…嶋 大輔
西本幸子…坂口良子
武 誠一…竹中直人
武 寿美子…浅野温子

スタッフ

■原作
 有川 浩「フリーター、家を買う。」(幻冬舎刊)

■脚本
 橋部敦子(『不毛地帯』『Around40』『僕の生きる道』)

■音楽
 高見優(『月の恋人~Moon Lovers~』『JIN‐仁‐』『任侠ヘルパー』
     『メイちゃんの執事』ほか)

■編成企画
 瀧山麻土香(『泣かないと決めた日』『VOICE』『プロポーズ大作戦』)
 水野綾子(『世にも奇妙な物語』『ちびまる子ちゃん』『トリハダ』)

■プロデュース
 橋本芙美(『泣かないと決めた日』
      『メイちゃんの執事』『絶対彼氏』)
■演出
 河野圭太(『わが家の歴史』
      『佐賀のがばいばあちゃん』『古畑任三郎』)
 城宝秀則(『泣かないと決めた日』)

■制作
 フジテレビ

■制作著作
 共同テレビ

楽曲紹介

■主題歌
 (T.B.A.)

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