FNN報道スペシャル 平成の“大晦日” 令和につなぐテレビ

FNN報道スペシャル 平成の“大晦日” 令和につなぐテレビ

4月30日(火) 18時30分~24時55分

放送内容

フジテレビは、4月30日(火)夜、『FNN報道スペシャル 平成の“大晦日” 令和につなぐテレビ』を生放送でお届けする。平成最後の夜から新時代の幕開けまでを約6時間半にわたり生放送する大型特番で、総合司会をタモリが務めることが決定した。
タモリとともに新しい時代を迎える超大型・報道生放送特番に、注目頂きたい。

『FNN報道スペシャル 平成の“大晦日” 令和につなぐテレビ』では、平成という時代が終わる大きな節目にあたり、“新しい皇室のあり方”を模索されてきた
天皇皇后両陛下のこれまでの歩みを独自映像と関係者から得た秘蔵エピソードで振り返る。
両陛下に仕える侍従や女官たちしか知り得ない、天皇陛下と美智子さまの本当の素顔とは…?女官たちが撮影した貴重な秘蔵写真で明かされる。さらに、初めて民間から皇室に入られ、前例のない子育てやファッションが注目された美智子さま。“ミッチーブーム”の中、皇室では何が起きていたのか?スタジオで当時の秘話を関係者が初めて明かす。

また、5月1日に即位する皇太子さま、皇后になる雅子さまはどのような皇室を作られていくのか。新たな時代を築かれていくお2人の知られざる姿を関係者の証言など独自取材で明らかにする。

さらに改元のその瞬間の“あの場所”は?番組では、カウントダウンで盛り上がる話題の場所、全国各地の今を生中継で結び、喜びの表情を伝える。

タモリと多彩なゲストとともに、平成を振り返り、そして新時代を迎える『FNN報道スペシャル 平成の“大晦日” 令和につなぐテレビ』にご期待頂きたい。

チーフプロデューサー:戸塚晶久 コメント

今回、天皇陛下の退位による代替わりは、昭和天皇崩御で国民が悲しみに暮れた前回とは大きく異なります。伝統を大切にしながら、時代にあった皇室へと変え、国民とともに歩んでこられた天皇皇后両陛下。その功績を称え、感謝し、退位を祝う節目となり、次の時代へと“つなぐ”ものとなる、そんな番組を作りたいと考えたとき、MCとしてたどり着いたのがタモリさんでした。タモリさんは長年に渡りテレビの世界で活躍し、人々に愛され、時代を作り、目撃してきました。幅広い知識と慧眼、それに基づくユーモアにあふれる発言のすばらしさは誰もが認めるところです。その存在は国民が悲しみではなく、両陛下への感謝を示し、さらに次の時代へと“つなぐ”番組のMCとしてふさわしいと考えました。番組は多彩なゲストとともに平成から次の時代へとバトンタッチされる瞬間を目撃していくものとなります。タモリさんのガイドでそれを温かく見ていく、そんな「平成の“大晦日”」を皆さんとともに過ごしたいと考えています。どうぞご期待ください。

“秘蔵ノート”独占入手 初のドラマ化で永作博美さん出演決定

今回番組では、美智子さまの知られざるお気持ちがつづられた貴重な資料を独自入手した。初めて民間から皇室に入られ、前例のない子育てやファッションが注目され、“ミッチーブーム”に世の中が熱狂した一方、伝統の壁や批判にさらされた美智子さま。その時、美智子さまは何を思われ、そしてどのように逆風に立ち向かってこられたのか―。実は当時、美智子さまは苦しい胸の内をノートにつづられていた。そして美智子さまとごく親しいある人物が、それを一字一句、書き写していたノートが存在していたのだ。番組ではそのノートを独自入手した。「“伝統と進歩”というむづかしい課題の前で、いつも私は引き止められ、立ちどまって考えてしまいます」(原文ママ)「憎しみに囲まれて何かをしようとしても、くずれくずれる砂山を足場にするように、何一つ実るものはございませんでしょう。これは、どんな“家”をとってみても、“職場”、“社会”をとってみても言えることではないかと思います」。さらに当時浴びせられた批判に対しては「砂山をいたずらにふみつけ、その姿勢にばかり悲愴さをもち、その実、何の積極的進歩もない、そういうのが好きではないのです。でもそういう姿を見なければ、すべてが妥協だ、順応だと思いたい人達もおりますでしょう。」などノートには、
美智子さまの本当のお気持ちがつづられている。そして今回、美智子さまが書かれたイラストをそのまま書き写したページが初公開される。そのイラストとそこに記された文章から、
皇太子妃として、そして妻として母としてのご自身のお立場について思慮され、そのあり方を模索されていた切実な思いが明らかになる。

そして番組では、美智子さまの知られざるお気持ちが記されたその貴重なノートをもとに、『プリンセス美智子さま物語 知られざる愛と苦悩の軌跡(仮)』として、世紀のご成婚と
美智子さまがこれまで歩まれてきた道のりを、東宮女官長の目線からドラマ化する。ご在位中の天皇陛下・皇后陛下の物語をドラマ化するのはこれが初めてとなる。

主演には実力派女優の永作博美が決定した。
永作が演じるのは、東宮女官長・浜村時子(仮名)役。浜村は旧華族夫人で、皇太子妃に仕える女官のトップ・東宮女官長に任命され、
美智子さまの身の回りのお世話からお妃教育を担当することになる。突然のことに戸惑いながら、伝統を重んじる立場から、“新しい皇室”を模索される美智子さまに、皇室のしきたりを厳しく指導する。しかし、美智子さまに最も近くでお仕えするうちに、そのお人柄やご努力を目の当たりにし、次第に美智子さまへの思いを変えていく。

永作は、「とても心温まる作品で驚きました」とコメント。皇室内という知られざる世界の
東宮女官長という役を演じたことについて、「役を作りきれませんでした。そのくらい私のいる世界とはかけ離れた世界でした」と苦労を明かす一方、「(浜村時子は)厳しくお勤めされていたようですが、やはりどこか人間くさい、人の情けのようなものを知っている方なのかなと。少しでも感情を出せるところは出したいと思っていました」と語り、浜村時子を演じきった。

永作博美 コメント

Q .美智子さまの物語をドラマ化するのは初めてになりますが、脚本を読んでいかがでしたか

「日本の歴史として興味深く読んでいました。とても心温まる作品で驚きました」

Q .演じられる東宮女官長・教育係の浜村時子という女性をどのようにとらえていらっしゃいますか

「フラットな方なのかなと。華族という誇りの中にもどこか安定感、安心感を思わせる方だったのかなと思いました」

Q .皇室内というあまり知ることができない世界ですが、演じられていかがでしたか。またどのように役作りされましたか?演じられる上で気を付けたこと、ご苦労などありましたらお聞かせ下さい

「役を作りきれませんでした。そのくらい私のいる世界とはかけ離れた世界でした。言葉の違いにもかなり戸惑いました。知らない世界で常に張り詰めた緊張感。私の役どころについては、厳しくお勤めされていたようですが、やはりどこか人間くさい、人の情けのようなものを知っている方なのかなと。少しでも感情を出せるところは出したいと思っていました」

美智子さまを取材する駆け出し記者役に上白石萌音

そしてこのたび『プリンセス美智子さま物語 知られざる愛と苦悩の軌跡』に、女優だけでなく歌手や声優として幅広く活躍する上白石萌音が出演することが決まった。上白石は今から約60年前、当時皇太子だった天皇陛下のお妃(きさき)選びの取材合戦の渦中にいる駆け出しの週刊誌記者・宮本ひろ子を演じる。ひろ子は、熱心に取材を続けるうちに美智子さまにひかれ、そして美智子さまに対する心ない批判に憤慨しながら取材を進めていく―。
そして上白石演じるひろ子の先輩記者・森富之を演じるのは、話題作に相次ぎ出演し、注目を集める和田正人。和田が演じる森はベテラン週刊誌記者で、ひろ子に取材のいろはから厳しく指導する。そしてひろ子とともに皇太子さまのお妃(きさき)選びの取材を続けスクープを狙う。
一方、華族会の重鎮・藤永菊子役には、幅広い役柄を演じる実力派女優の若村麻由美が決定。若村が演じる藤永は東宮職参与。天皇家ともゆかりのある家柄で、民間出身の美智子さまにつねに批判的な目を向け、教育係の浜村にも厳しく注文をつける。
そして時はめぐり、時代は平成に。ノンフィクション作家となった83歳のひろ子を演じるのは日本を代表する女優・草笛光子。あれから約60年、ひろ子はノンフィクション作家として今も精力的に取材活動に取り組んでいる。そしてこの物語の鍵となる美智子さまの知られざる“秘蔵ノート”に出会う。さらにノンフィクション作家となったひろ子の担当編集者、後藤成治を今勢いのある若手俳優の町田啓太が演じる。

豪華キャストでお届けする『プリンセス美智子さま物語 知られざる愛と苦悩の軌跡』にぜひご注目頂きたい。

上白石萌音 コメント

Q .出演のオファーを受けたときの感想は?

「平成最後のドラマ、そして、初めて皇室を描いた物語ということで、この上なく光栄に思うと同時に背筋が伸びました。また、ご出演される先輩方のお名前を拝見するだけで、いち視聴者として放送を心待ちにする自分がいました。素晴らしいチームの一員になれてとてもうれしかったです」

Q .このドラマを通じて、美智子さまや皇室についてどのような印象をもたれましたか?

「脚本を読みながらたくさんの気づきや感動がありました。特に、美智子さまのお心模様を知るうちに、女性として、人としての尊敬と憧れが増しました。わたしが演じるひろ子もそうやって影響を受けていくので、心から共感しながら演じました」

Q .昭和の週刊誌記者役を演じていかがでしたか。またどのように役作りされましたか。難しかったところなどありましたか?

「当時の書籍や記事を読んで想像を膨らませました。男性社会で揉まれながらも、粘り強く意思を貫くひろ子のたくましさを出せたらと思いました。そして、美智子さまに影響を受けて少しずつ成長していく姿も、監督と相談しながら丁寧に演じたつもりです」

Q .ドラマを楽しみにされている視聴者の方へメッセージをお願いします

「時代が移り変わっても、変わらぬ人の思いが描かれていると思います。生放送とともに、このドラマも楽しみにしていただけるとうれしいです」

和田正人 コメント

Q .出演のオファーを受けたときの感想は?

「平成の最後にこのような作品に出演できることを、とても名誉に思うと同時に、昭和に生まれ、平成で育ってきた国民の一人として、誇りを持って演じたいと思いました」

Q .このドラマを通じて、美智子さまや皇室についてどのような印象をもたれましたか?

「国民の平和を願う両陛下のお言葉をテレビ等で拝見する際に、心に温もりが広がっていくのを感じることがありました。この作品を通じることで、その温もりの正体に少しだけ気付けたような気がします」

Q .昭和の時代の週刊誌記者を演じていかがでしたか?

「男尊女卑という言葉が代名詞のような時代。その中でも週刊誌記者という男社会の中で生きるやり手の記者を演じます。人に厳しく、そして成果にこだわる姿をまっすぐに演じることを心掛けました。やや嫌なヤツに見えると思いますが、それが彼の正義。昭和の面影を手繰り寄せながら役作りしました」

Q .ドラマを楽しみにされている視聴者の方へメッセージをお願いします

「ドラマが放送される平成最後のこの日は、平成という時代を見守ってこられた両陛下への感謝を胸に抱く日であると個人的には考えています。この紡がれてきた平和が令和の時代にも続くことを、より多くの視聴者と願いたく思います」

町田啓太 コメント

Q .出演のオファーを受けたときの感想は?

「平成最後となるこの作品に出演させていただけることになり、大変光栄に思いました」

Q .このドラマを通じて、美智子さまや皇室についてどのような印象をもたれましたか?

「物心ついた時から、自分とは遠すぎる存在に正直なところ現実味があまりありませんでした。ですが、この作品を通じて、僕には想像がつかない程の気高き心と信念に圧倒され、感銘を受けました」

Q .草笛光子さんとの共演はいかがでしたか?

「尊敬する大先輩、草笛さんが発するお言葉に毎回刺激を受けながら、素敵な時間を過ごさせていただきました。
以前、美智子さまとお会いになられた時の貴重なお話も聞かせて頂き、美智子さまへの敬意に満ちたお芝居に今作の役どころと同じく心が弾みました」

Q .ドラマを楽しみにされている視聴者の方へメッセージをお願いします

「平成をけん引されてきた皆様はもちろん、平成を過ごしてきた皆様の中には、僕と同じ平成生まれで年号が変わる瞬間を初めて迎える方々も多くいらっしゃると思います。平成を歩んだ一人としても、“令和”になる、それをこの作品を通して皆様と共により深く感じられるように努めたいと思います」

若村麻由美 コメント

Q .出演のオファーを受けたときの感想は?

「まず、美智子さまの手記をドラマ制作できる事に驚き、その驚いた自分にも驚きました。また、伝統を象徴する大役をいただき、自分に務まるか不安でしたが、時代の節目の作品に参加させていただく事に様々な意味があると考えました」

Q .このドラマを通じて、美智子さまや皇室についてどのような印象をもたれましたか?

「敗戦後、象徴天皇制となった事は、皇室史上最大の変化だったのではと改めて思い、その在り方を模索する難しさも感じました。それを実現するべく民間から選ばれたプリンセスの責務は想像をはるかに越えていましたが、皇室の中に家庭の温もりを作られた“勇気と信念”の女性と感じました」

Q .旧華族で天皇家ともゆかりのある藤永菊子ですが、演じる上での苦労や難しかったところなどありましたか?

「プロデューサーや監督と、台本や資料を元に、ただの敵役としてではなく、伝統保守を使命とし、変わりゆく時代に取り残された誇り高き女性として、藤永菊子を創造しました。言葉、所作、習慣など、わからない事が多くありましたが、旧華族の方にお話を伺い、当時の帯や着物をいくつか使わせて頂けた事が大きな助けとなりました」

Q .ドラマを楽しみにされている視聴者の方へメッセージをお願いします

「時代に思いをはせて私たちの知り得なかった事柄をドラマとしてお楽しみください。戦争の無かった平成から、戦争も災害も無い令和となるよう平和を祈ります」

草笛光子 コメント

Q .出演のオファーを受けたときの感想は?

「美智子さまとご一緒にお仕事ができるようでとてもうれしかったです」

Q .このドラマを通じて、美智子さまや皇室についてどのような印象をもたれましたか?

「今だから言えることが新鮮でした。皇室と私たちとが近くなった気がします」

Q .物語のカギとなる人物で、“語り”も重要な役柄です。どのように役作りされましたか?

「演じる者としては難しかったです。女優として演じるだけでなく、ノートの代読、和歌詠み人と、美智子さまと沿うことが多面的にあり難しかったです。このようなドラマは初めての経験でした。でも、私から美智子さまへのラブレターのつもりで演じました」

Q .ドラマを楽しみにされている視聴者の方へメッセージをお願いします

「日本国民の象徴である陛下と美智子さまお二人への敬愛の情を持たれることと思います。これまでにない珍しいドラマです。皆さんのお心に染みるドラマになったらうれしいです」

相関図

出演者・スタッフ

出演者

【総合司会】
タモリ

【進行】
三田友梨佳(フジテレビアナウンサー)

【情報キャスター】
椿原慶子(フジテレビアナウンサー)

【ゲスト】
黒木 瞳
伊集院光
足立梨花
カンニング竹山
カズレーザー
木村太郎

ドラマ出演

永作博美
上白石萌音
和田正人
町田啓太
山崎樹範
田島令子

伊武雅刀

升 毅
若村麻由美
草笛光子

スタッフ

【チーフプロデューサー】
戸塚晶久(フジテレビ報道局)

【プロデューサー・総合演出】
安永英樹(フジテレビ報道局)

【取材統括】
青木良樹(フジテレビ報道局)
田中剛(フジテレビ報道局)

【演出】
広瀬陽一(ピコパンチ)


【ドラマ制作】
脚本:関えり香
プロデューサー:高丸雅隆(共同テレビ)
演出:松木 創(共同テレビ)


【制作】
フジテレビ 報道局

番組へのメッセージ