きっかけはフジテレビ
ハコイリムスメ!

キャスト

古森 花(34) ・・・・・・ 飯島 直子
 高尾山の中腹の『十一丁目茶屋』で働く長女。一本気で不器用な性格。
 22才のときに家を飛び出し、4年後、恋愛に破れて一度戻ってくるものの「やっぱり仕事よ」と再度、家を飛び出した。しかし、また4年後再度戻ってくる羽目に。それでも懲りずに「女はやっぱり結婚よ」と、またもや家を飛び出し、好きな男性の下に走るが、34歳のときにその男との結婚の夢も破れ「もう家を継ぐわよ」と結局帰ってきた。実は、東京でのある出来事を、家族の誰にも相談できずにいる。「早く結婚しろ」が口癖の父親とは折り合いが悪く、顔を合わせば口論になる。
 妹の灯とは、年が離れている事もありついつい子供扱いしてしまい、そのことで喧嘩になることもしばしば。持ち前の明るい性格で、もう恋愛なんていいのよと強がってはいるが、実は今回、花が帰ってきたのには大きな秘密があった。
 花は妊娠しており、その子を産むつもりで帰ってきたのだ・・・。

古森 灯(20) ・・・・・・ 深田 恭子
 都内の短大に通う、明るく行動的な次女。恋愛にも人生にも前向きなイマドキの女子大生。
 心に思ったことはドンドン言う。偏屈な親父ともガンガンぶつかる。
 姉の花に対しては幼い頃は「私も早くお姉ちゃんみたいな大人になりたい」と思っていたが、今では、180度意識が変わった。「いつも自分勝手なことばかりして・・・、迷惑するのは私なのよ。私は絶対、お姉ちゃんみたいにはならない。自分の人生は自分で切り開く」と思っている。
 しかし、前向きに立ち向かった就職活動で、早くも挫折を味わっている。秋なのにまだ1社も内定は貰えず、焦りが募る日々。「就職がダメなら、結婚かな・・・」
 灯には、家族に内緒で交際している医大生の恋人(徹郎)がいる。しかし、徹郎は大病院の御曹司であり、知り合った時に思わず「門限の厳しいお嬢様」を装ってしまったため、今だに本当の事が言えないでいる。

高村 徹郎(24) ・・・・・・ 吉沢 悠
 灯の恋人。医大生。裕福な家庭に育ち、両親の愛情をたっぷり受けて育った。父親は大病院を経営している。
 挫折を知らず、真っ直ぐな性格。そんな徹郎を見ている灯は、自分の嘘を言い出せない。二人の交際は順調に進み、徹郎は灯との将来を真剣に考え始める。
 そんな矢先、徹郎は記憶喪失になり、灯のことも彼女とすごした日々の記憶も失ってしまう・・・。

小泉 純平(23) ・・・・・・ 玉山 鉄二
 灯の幼なじみ。高尾山の麓で両親の経営するパブを手伝っている。一見お調子者だが、実は熱血漢。周りの若者が都会に出て行く中、生まれ育った高尾や、そこに住む人々に深い愛着を持っている。昔から灯のことが好きで、冗談ぽく何度もアタックするが、いつも撃沈されてきた。
 しかし、記憶喪失になった徹郎を忘れられないでいる灯を見ていると、居ても立ってもいられず・・・。

田久保 健(38) ・・・・・・ 勝村 政信
 高尾山ケーブルカーの運転手。
 若い頃グレていて、暴走族のアタマをやっていたこともあるが、今は真面目に更生している。3年前に妻に先立たれ、息子の太郎(6歳)を育てる男ヤモメ。花の幼なじみで、密かに彼女を愛している。花の父・吉太郎は、健と花が結婚して店を継いでくれればと思っているのだが、健は、優しい静かな眼差しで花を見守りつづける。

山田 十郎太(37) ・・・・・・ 古田 新太
 高尾山猿園の飼育係員。猿園に勤務が長く、親類のような顔で「十一丁目茶屋」に出入りしている。古森姉妹の恋愛問題や深刻な家族のトラブルを、なんでもかんでも猿の生態にあてはめて、見当ハズレなアドバイスをする。ガサツで乱暴者。吉太郎の良き喧嘩友達。

キース・コーベット(30) ・・・・・・ マーク コンドン
 アメリカの大手証券会社から短期赴任中のビジネスエリート。
 仕事、仕事で息詰まっている時に、花と出会い、癒される。その事がキッカケで花を愛するようになるが、キースは間もなくアメリカに帰ることになっていた・・・。
 花との交際に猛反対する吉太郎に戸惑いながらも、花の家族、育った環境を理解し、すべてを受け入れる努力をする。男のプライドやアイデンティティがどうのこうのなんてことは言わず、愛した女性をまるごと受け入れる大きさがある。愛する女性と幸せになるためなら、自分を犠牲にすることも厭わない。

古森 朝子(57) ・・・・・・ 吉田 日出子
 花・灯の母親。常に穏やかな笑顔をしている、慈愛に満ちている。どんな時も吉太郎を立て、従順に尽くす妻の鑑・・・と誰もが思っているが、実は陰でしっかりと吉太郎を操縦している。おっとりしているように見えて、かなり肝が座っている。朝子の実家は、東京山の手の良家で、吉太郎とは大恋愛の末、駆け落ち同然に結ばれた。

古森 吉太郎(60) ・・・・・・ 地井 武男
 花、灯姉妹の父親。「十一丁目茶屋」の五代目。
 父から引き継いだ峠の茶屋を守ってきた古風な偏屈親父。「女の子は早く嫁に行け。普通の男と結婚して子供を産むのが一番の幸せ」が口癖。男尊女卑で口が悪く、独断と偏見を周りに押しつける。高尾山に登る人たちで、「十一丁目茶屋」で休憩する事を楽しみにしている人がいる限り店を続けると言い張る頑固者。
 心のそこでは、娘のどちらかが婿を取って店を継いでくれたらと願っているが、直接、娘たちにそのことは言わない。しかし、娘たちに聞こえよがしになじみの客に言っていたりする。純朴な人柄で、新しい刺激に出会うと、ビビって冷静さを失う小心な面もある。
 しかし、家族を愛する心は熱く、涙もろい、憎めない親父である。


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