ハチミツとクローバー
#24 ……ついた……
自転車での旅を再開した竹本。しんさんから借りた自転車や地図や旅の道具が何とも頼もしい。旅の途中で出会う人々、はじめて見る景色、はじめての経験、そして幾多の困難までもが、竹本にいろいろなことを語りかけてくる。死んだ父のこと、学校のこと、将来のこと、そして…。ペダルを踏みすぎて、靴の底が抜けた頃、ついに竹本はある場所へとたどり着くのだった。そこで、竹本が見たものは彼が子供の頃に思い描いていた場所だったのだろうか?竹本がそこでみつけた答えとは…。