FNSドキュメンタリー大賞
愛知県岡崎市の山寺、西居院の住職、廣中邦充さんの元にはさまざまな悩みを抱え、親の手に負えない若者たちが預けられている。

番組では現代社会に生きる若者たちの苦悩に密着し、とかく忘れがちな“家族のあり方”を描く。

第14回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品

『オヤジ和尚』

(東海テレビ)

<6月10日(金)2時35分〜3時30分>
 【9日(木)26時35分〜27時30分放送】

 愛知県岡崎市の山寺、西居院の住職、廣中邦充さんの元にはさまざまな悩みを抱え、親の手に負えない若者たちが預けられている。
 彼らはかつて、非行や家出、不登校や引きこもり、中には鑑別所や少年院から出所して来た者もいる。
 和尚は無償で若者たちを預かり、まるで本当の父親のように、全身全霊、体当たりの愛情で子供たちに接している。そんな和尚を、若者たちは「おじさん」と呼んで慕っている。
 寺では約10名の若者たちが共同生活をしていて、さながら「大家族」のような温かでアットホームな雰囲気である。
 寺の生活は、厳しいものと考えがちだが、実際は自由な雰囲気で、ほとんど若者たちの自主性に任せられている。携帯電話の使用や外出も自由。喫煙や飲酒さえも許されている。ただし、夕食を全員一緒に食べること、部屋にこもらないこと、この二つがルールとして決まっている。
 和尚は若者たちではなく、親たちに厳しく「もっと本気で子育てをしろ!」「家庭に愛が溢れていれば、子供は非行に走らない!」などと説教し、親たちの意識改革にも努めている。
 和尚は若者たちを、ときには“厳しく”叱り、ときには“優しく”包む。心に傷を持ち、寺にやってきた若者たちは、和尚の愛と情熱で心癒され、自信を取り戻し、やがて社会へ旅立っていく。
 6月10日(金)【6月9日(木)】放送の第14回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『オヤジ和尚』(東海テレビ)<2時35分〜3時30分【26時35分〜27時30分】>では現代社会に生きる若者たちの苦悩に密着し、とかく忘れがちな“家族のあり方”を描く。そして「家族の愛情」と「父親の強さと優しさ」について、あらためて伝えたい。


★伏原健之ディレクターのコメント

「子供が分からない」と言われる今の時代に家族とオヤジの大切さを伝えたいと思います。


<出演者>
ナレーター ベッキー
<スタッフ>
プロデューサー 阿武野勝彦(東海テレビ)
ディレクター 伏原健之(東海テレビ)
制作 東海テレビ

2005年5月30日発行「パブペパNo.05-153」 フジテレビ広報部