＜フジバラナイト SAT＞
デジタル満載でコンピュータが制御している移動のための便利な道具である現代の車とは違う、半世紀以上前に職人たちの手仕事で作り上げられた車たち。歴代のオーナーたちから愛され、次の世代へと受け継がれている［文化遺産］というべきクラシックな名車を、美しい走行シーンはもちろんブレーキ、クラッチ、エンジンルームなど丁寧に撮影したパーツをたっぷりと鑑賞していただきます。名車のオーナーや整備に携わるメカニックのインタビューを交えて紹介する「車が主役」の番組です。

今回の主役は、クラシックカーのカリスマ、1910年創業のブガッティの第一世代を代表する1920年製の［BUGATTI Type13 Brescia］。
4気筒SOHCエンジンとレース用の短いシャーシを持つType13。第一次大戦が終わるころから数々のレースで活躍し、特に1921年に行われたイタリア軽量車グランプリでは、1位から4位までを独占するという偉業をなし遂げ、それを記念して特定のレーシングモデルにそのレースが開催された街の名前「Brescia」という名がつけられました。