きっかけはフジテレビ
僕と彼女と彼女の生きる道

キャスト

小柳徹朗/30歳 ・・・・・・ 草なぎ剛
 入社一年目に結婚。
 大学時代に付き合っていた同級生の彼女と、できちゃった結婚だった。
 大学卒業後、すぐに結婚、出産と続いたため、妻はすぐに専業主婦となった。
 妻は、慣れない育児に大変な思いをしていたが、協力はしなかった。徹朗自身、銀行に入社したてで、会社に慣れるのに大変だったからだ。でも、理由はそれだけではない。徹朗は、男の価値はどれだけ仕事が出来るかで決まると思っている男だった。更に面子にもとてもこだわる。徹朗自身、男の面子は大切で、それを守ることが男らしさだと思っているし、その男らしさの鎧を脱いではいけないと思っている。

北島ゆら(小柳凛の英語家庭教師)/29歳 ・・・・・・ 小雪
 中学生の頃、外国に憧れ、将来は世界中を駆け巡るような仕事に就くことを夢見ていた。
 外国語大学を優秀な成績で卒業後、外資系大手証券会社に勤める。就職してからは仕事に没頭し、それなりの優秀な成績を残し、世間のトップクラスのサラリーも手にしていた。しかし、ある日ふと気がついてみると、若かりし頃の夢どころか、企業の利益を追求するだけのつまらない仕事人間に成り下がっている自分に気づき、愕然とする。私の人生はこのままでいいのかと悩み、結果、会社に辞表を出すことを決意する。
 現在は、生活の糧のために、語学の才能を活かした英語の家庭教師をしながら、自分の生きる道を模索している日々である。

小柳可奈子(徹朗の元妻)/30歳 ・・・・・・ りょう
 30歳。徹朗の妻。夫の徹朗とは大学のサークルで知り合い、卒業後すぐ妊娠したため、そのまま結婚する。現在は専業主婦。自分なりの将来の夢をあきらめたためか、育児や家事に閉ざされた母親・妻との間に、次第に夫への不満や怒り、さらに結婚生活への不満が募ってしまう。そして家を出て、学生時代から興味があった海外の学究活動に踏み切る。ただ、娘を置いてきたことに関しては複雑な思いを持っていて、海外での活動に区切りがつき次第、迎えに来るつもりでいる。

宮林功二(徹朗の先輩)/32歳 ・・・・・・ 東幹久
 32才独身。面倒見のいい先輩で徹朗のよき相談相手。徹朗だけでなく妻の可奈子とも知り合いであるフレンドリーな男。女性に優しく、自分は趣味に生きる人生をえらび、仕事はほどほどにこなし、会社の出世にも興味がないとうそぶく。が、実は徹朗の出世を快く思っていない。

坪井マミ(徹朗の部下)/25歳 ・・・・・・ 山口紗弥加
 法人営業部で事務一般を担当する。普段は明るくちょっととらえどころがない魅力を持つ女性。数年前、徹朗に仕事の相談をしたのち、一度だけ不適切な関係になったことがある。それ以降、何もなく、普通の上司と部下だったが、徹朗の離婚を知ったあと、二人の関係は変化していく。

岸本肇(徹朗の部下)/24歳 ・・・・・・ 要潤
 徹朗によく説教をされるが、ある意味で要領がよく、徹朗までの世代と決定的に考え方の違う若者。小さい頃から現実的な考え方で、将来に根拠のない夢や希望を持つこともなく、どちらかといえば冷めた男だった。会社に対しても、そのときの自分の利益を最大限に追求できる場所に過ぎないと思っており、愛社精神という言葉と無縁の存在である。

小柳凛(徹朗と可奈子の一人娘)/7歳 ・・・・・・ 美山加恋
 母親が家を出た事を、自分のせいだと悩み苦しむいたいけな少女。物心ついたときから仕事ばかりしている父親に対して遠慮を感じていて、いざ、二人きりになると正直なことが言えない。

小柳義朗(徹朗の父)/59歳 ・・・・・・ 大杉漣
 謹厳実直な性格で、会社勤め一筋で人生を送ってきた男。男は仕事、女は家庭という昔ながらのポリシーを持っている。妻を数年前に亡くしており、そのときも仕事を優先したために死に目にあえなかった。今までの会社人生に悔いはないと心から思っていたが、定年を迎えて、初めて仕事以外に自分の居場所、目的がないことに呆然とすることになる。

井上啓一(徹朗の上司)/48歳 ・・・・・・ 小日向文世
 徹朗の上司。妻子持ち。企業戦士という言葉がいまだに似合う典型的な日本のサラリーマン。家庭を顧みず、仕事一筋に生きてきた男。社内でも切れ者で通っており、出世コースに乗ってきた。男の価値はどれだけ仕事が出来るか?という考え方で、離婚前の徹朗に強い影響を与えてきた上司である。

大山美奈子(可奈子の母)/58歳 ・・・・・・ 長山藍子
 定年を迎えた夫と二人で年金生活を送っている。生涯専業主婦として生きてきた。娘が結婚してはじめて、カルチャーセンターなどで趣味を持つようになる。娘の不祥事は弁解の余地がないと思っているが夫婦の問題は徹朗の責任が大きいと思っている。しかし孫の凛には深い愛情を持っており、自分が引き取ることを提案する。


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