灯り物語  2007年7月11日(水)放送 #188 

灯り物語
灯りが紡ぐ物語・・・
今夜は シカゴ・先物取引の父編をお届けします。
灯り物語
シカゴと日本には、不思議な縁があります。
今から67年前、リトアニアの日本領事館に多くのユダヤ人が、ビザを求めて殺到しました。
ナチス占領下のヨーロッパを逃れようと考えたのです。
外交官は杉原千畝(ちうね)。
杉原は自らの良心に従い、ビザの発給を決断。
約6000人のユダヤ人を助けたと言います。

その中にレオ・メラメド少年がいました。
後に先物取引の父と呼ばれる人物です。
ホロコーストを逃れたメラメドは、自由の国アメリカへ渡り、
シカゴ商品先物取引所の会長になりました。

彼の一番の業績は、穀物を扱う先物市場に加えて
1972年に金融先物市場を創設した事です。
通貨を扱うこの新しい市場は成功。
シカゴの灯りはさらに輝きを増しました。
♪BGM 「I Can See Clealy Now」♪HoIIy Cole(東芝EMI/TOCP−8300)
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