1分2敗予選リーグ敗退―理想を追い求めたブラジルでのワールドカップは、日本サッカーの未熟さを露呈した。日本中を駆け巡った「自分たちのサッカーが出来なかった」。突き付けられた現実はあまりにも厳しく、大きな失望をもたらした。その中で唯一日本代表に警鐘を鳴らしていたのが不動の右サイドバック内田篤人選手。
4年前の南アフリカで味わったピッチに立つことが出来ない屈辱と落胆。内田選手にとってブラジルでのワールドカップはそこから始まっていた。世界を常に体感出来るドイツ・シャルケ04への移籍。世界のトップチームの厳しい競争の中に身を置きながら、培ってきたものは技術やフィジカルはもちろん勝負にこだわるメンタルと自己を主張することの大切さだった。だからこそ感じる日本代表への違和感…その想いを言葉にすることの必要性。内田選手はなぜ世界の舞台で安定した戦いが出来るのか、ドイツで培われたその「本物の強さ」に迫る。そして「代表引退を考える」といったその真相は？また心を許す親友の登場に内田選手の素の姿が明らかに！
世界に勝つために必要なこととは？リスタートを切った内田選手が語る言葉には、日本代表の未来へのヒントが隠されている！