12月15日公開の映画｢スマイル～聖夜の奇跡～｣。
この映画の軸となる少年アイスホッケーチームのメンバーはオーディションで選ばれた、アイスホッケー経験はあるが演技は未経験の10人の小・中学生。
彼らを起用したのは、陣内孝則監督のこだわりでした。
監督が描きたかったものの一つにアイスホッケーの迫力、おもしろさ、があります。
そのためにはお芝居の出来る子役に、ホッケーを教えるか、ホッケーの出来る子供たちに、お芝居を教えるか。
ホッケー未経験者は、例え氷の上に立つ姿だけでも、なんとなくぎこちなく見えてしまい、例えプレイのシーンを吹替えても、かえって吹替えだと分かりやすい。
監督が選んだのは、子供たちにガチンコでアイスホッケーをやらせて、スピード感、迫力を出す、という後者の方法でした。
「その方がホッケーシーンに圧倒的にリアリティが生まれる。僕はホッケーは教えられないけど、芝居なら教えられる！」
こうして、10人の子供たちの、生まれて初めての経験がスタートしたのです。
この番組では、オーディションから映画が完成するまでの子どもたちの成長していく姿に密着しました。
撮影の裏側で本当にあった熱い青春物語を伝えます。
初めての「芝居」に悪戦苦闘する子どもたち、目の前に課せられる数々の壁を仲間と共に乗り越えていく姿、一時は笑顔すら消えてしまったメンバーが再び「スマイル」を取り戻す…
1本の映画を通して生まれた子どもたちの友情と団結力を笑いと涙たっぷりに描いていきます。