放送内容詳細 ある嵐の夜、1台の車が猛烈な速度で港に入っていき、スピードを緩めることなく岸壁を乗り越え、海の中へと消えていった。しばらくして1人の女が海面へと浮上してくる。女の名前は白河球磨子(尾野真千子)。旧姓鬼塚。新潟にある老舗鍛冶屋「しらかわや」社長、白河福太郎(柄本明)と結婚して間もない後妻だった。岸壁まで泳ぎついた球磨子は生きている実感を噛みしめるように絶叫する…。翌朝、現場検証でフロントガラスの割れた事故車が引き揚げられた。車中で福太郎の遺体を発見、助手席にはスパナと靴が残されていた。間もなくして事故の目撃者、藤原好郎(田中幸太朗)が名乗り出てくる。藤原の話から、運転していたのは球磨子らしいことが判明、さらに彼女に前科があったこともあり、“この事故は保険金殺人である”とマスコミが騒ぎ立てるようになる。一方、東京で弁護士をしていた佐原千鶴(常盤貴子)は、先輩弁護士の原山正雄(竜雷太)に呼び出されて新潟を訪れた。千鶴は東京で住んでいたアパートの家賃を滞納するたび原山に立て替えてもらっていたこともあり、原山の家に居候しながら彼の弁護案件を手伝うことになったのだった。物的証拠と証言が集まったことで、球磨子は夫・福太郎殺人容疑で逮捕される。そんな折、原山が自宅で転倒、足を骨折してしまい、原山がやるはずだった“鬼クマ裁判”を急きょ、千鶴が担当することになったのだが…。 閉じる もっと見る 出演者 佐原千鶴…常盤貴子白河球磨子…尾野真千子岩瀬厚一郞…松重豊加藤妙子…西田尚美・原山正雄…竜雷太・加藤善浩…近藤芳正白河福太郎…柄本明ほか スタッフ 【原作】松本清張「疑惑」【脚本】吉本昌弘【編成企画】水野綾子【プロデューサー】千葉行利(ケイファクトリー)高橋史典(ケイファクトリー)【演出】国本雅広【制作】フジテレビ【制作著作】ケイファクトリー