ロンドンオリンピックの代表選手選考会となる第31回大阪国際女子マラソン。福士加代子（ワコール）は、トラック種目では国内敵なしの“トラックの女王”。3000m、5000mは日本記録、ハーフマラソンはアジア記録を持つ。そんな福士が初マラソンに臨んだのは4年前、北京オリンピックの選考会だった大阪国際だった。序盤からトバし独走するものの、中盤から急激に失速。エネルギー切れを起こし何度も転倒しながらゴールした。今回は、その時の雪辱に燃え、再び大阪に帰って来た。
そのほか、クロスカントリースキーから転向し、わずか3年余りで世界選手権代表になった野尻あずさ（第一生命）や今回がラストランになる嶋原清子（セカンドウィンドAC）、3大会連続でオリンピック代表を出す天満屋からは駅伝のエース・重友梨佐とアテネオリンピック7位坂本直子の新旧エースがエントリー。ロンドンへの切符を手にするのは？熾烈な対決から目が離せない！！