医療捜査官財前一二三 2
2011年12月16日(金)放送終了

放送内容詳細

ジョギング中の公園で神奈川県警の刑事・五十嵐鞘次郎(西村雅彦)は左ほほに特徴的な、あざのあるホームレスの死体を発見した。遺体は横浜中央大学病院の法医学教室に運ばれ、法医学者の西田眞弓(伊藤かずえ)と病理医の坂巻直人(池内万作)によって解剖されることに。同行した五十嵐が解剖の結果を待つ間、廊下でウトウトしていると警察庁の特別捜査課課長の瀬戸四朗(北村総一朗)が現れ、嫌な予感がする五十嵐。案の定、事件性がないと眞弓が五十嵐に説明しているところに、医師免許を持つ刑事、医療捜査官の財前一二三(高島礼子)が勤務医として現れるのだった。同時進行で行われた遺体の血液検査の結果、ごくわずかだが筋弛緩剤の成分が検出されたのだ。一二三も含め、再度解剖室に入り、遺体に注射痕がないかを確かめることに。五十嵐から毎晩のように大いびきをかいて寝ていたらしいという話を聞いた一二三は、遺体の舌の裏側あたりにかすかな注射痕を発見するのだった。
一二三は亡くなる患者にやたら高額の保険金がかけられていることから、保険金殺人への関与が疑われている横浜中央大学病院に潜入捜査を行っていた。科捜研で亡くなった患者の血液サンプルを調べると、持病のある患者にそれを悪化させるような薬物を飲まされたという事案がいくつも挙がってきたが、担当医はすべてバラバラ。だが、病理解剖を担当し、診断書のデータを改ざんしたのは、ホームレスの件でも解剖に携わった坂巻だった。一二三は坂巻の身柄をすぐに押さえるべく、瀬戸課長に依頼する。
そのころ、ホームレス殺人事件の捜査会議に出席していた五十嵐は捜査の指揮を執る有村和志(中原丈雄)と旧交を温めていた。有村はノンキャリアからのたたき上げで警視にまでなった五十嵐にとってのあこがれの先輩だった。
病院に戻った一二三のもとに瀬戸課長から坂巻が姿を消したという連絡が入る。坂巻が勤務していた病理検査室に入ると、そこには眞弓がいた。眞弓から坂巻がお金に困っていたこと、厄介な連中と付き合いがあったことなどを一二三は教えられるのだった…。
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出演者

財前一二三 … 高島礼子

有村和志 … 中原丈雄
西田眞弓 … 伊藤かずえ

阿部壮介 … 螢 雪次朗
木谷ともえ … 井村空美
杉 清美 … 阿南敦子
坂巻直人 … 池内万作

瀬戸四朗 … 北村総一朗

五十嵐鞘次郎 … 西村雅彦

スタッフ

■原作
 酒井直行

■脚本
 入江信吾

■演出
 麻生 学

■編成企画
 鹿内 植
 滝澤航一郎

■プロデューサー
 井上竜太
 梶野祐司(ホリプロ)

■制作
 フジテレビ

■制作著作
 ホリプロ