放送内容詳細

 救命医が全員辞職して誰もいなくなった海南医科大学に集められた寄せ集めの医師たち、激務に疲弊している看護師たちが、進藤一生、小島楓、澤井悦司のそれぞれの活躍により、立派な救命チームへと成長を遂げた『救命病棟24時』第4シリーズ。その中だけでは描ききれなかった個性豊かな面々のもうひとつのドラマを、それぞれの活躍の回想場面を盛り込んで描く、見どころたっぷりの特別編です。

〈ストーリー〉
 長崎の海沿いの道路を走る一台の車。進藤(江口洋介)が運転するその車がたどり着いた先は、財政破たんで閉院を余儀なくされた病院。そこで待っていたのは、澤井(ユースケ・サンタマリア)。進藤に病院の復興を依頼するのだった。
 澤井が去ってから3カ月。海南医大高度救命救急センターは、小島楓新医局長(松嶋菜々子)のもと、スタッフ増員をし、充実した医療体制がとられていた。
 2010年1月某日。相変わらず、次々と運ばれてくる患者たち。大事故から復帰した工藤(石田卓也)も加わり、いつもにまして忙しい。次々運ばれてくる重傷者たちに向かう楓たち。工藤は千夏(北乃きい)と一緒に、ICUのベッドを空けるために軽傷の患者を一般病棟に移すことに。
 その時、突然、病院中の電気が消え、真っ暗になる。近くの高圧線にヘリが落ちたことによる停電。原因不明で補助電源が作動しない。持ちこたえることを余儀なくされる初療室。最低限の機器のみしか使えない中で、海南救命は戦場へと化していく。そんな中、駆けつけた進藤はアフリカなどの極限での処置の経験を生かし、冷静な判断で的確な指示をメンバーに与えていく。さらに、澤井も加わり、救命は動き出す。
 非常事態に慣れていない他科では、入院患者らの急変に大混乱が起きていた。副院長で外科の日下部(夏八木勲)もこの事態に手をこまねいているところへ楓が駆けつける。
 そのとき、工藤と千夏は患者と共にエレベーターに閉じ込められていた。ところが患者の容態が急変! エレベーターの様子は救命に伝えられるが、今、救命はフル稼働状態で…。
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出演者

スタッフ

■脚本
 林 誠人

■企画
 和田 行
 中島久美子

■プロデュース
 小椋久雄
 高丸雅隆
 三竿玲子

■演出
 河毛俊作
 大木綾子

■制作協力
 共同テレビ

■制作著作
 フジテレビ