全日本ショートトラック バンクーバー代表選考会
2009年12月20日(日)放送終了

放送内容詳細

いよいよ1ヵ月半後に迫ったバンクーバー五輪
この大舞台に立つため、競技人生の全てをかけてきた選手たちの熱き戦いが始まります。

「ショートトラック」は、1周=約111mのトラックを9秒台でグルグル回るスピード感あふれる競技で、一瞬にして勝負が決まるエキサイティングなスポーツ。
その「一瞬」を制するため、選手たちの位置取り争いはし烈を極め、激しい転倒も多々ある「氷上の格闘技」と呼ばれています。

例えば、02年のソルトレーク五輪、男子1000m決勝。
オーストラリアのブラッドバリー選手は、先頭集団から大きく離され追走していましたが、ゴール直前の最終コーナーで先頭の4人の選手が全員転倒したため、トップでゴール。
南半球の国で初となる冬季五輪の金メダルを手にしたのです。

このように、何年間も練習を積み重ねてきた選手たちの明暗を「一瞬」にして分けてしまう、残酷かつスリリングなレース。
そして、タイムではなく着順で競うため、どこで仕掛けるのか、その戦術駆け引きも見どころの一つ。最後まで勝負の行方が分からないレースからは、ひと時も目が離せません。

そして、バンクーバー五輪日本代表が決まる、今大会。
女子は、9月のW杯で3000mリレー2位に入るなど絶好調。見事、リレーの出場権を獲得し、初の五輪メダル獲得を狙います。
9月の距離別選手権・3距離全てで優勝した日本のエース・桜井美馬を筆頭に、去年の全日本女王・伊藤亜由子、五輪3大会連続代表入りを目指す小澤美夏、500m日本記録保持者の酒井裕唯、W杯リレー代表の貞包紘子らが、個人の出場も狙い、代表枠を争います。

男子は、ショートトラックが正式種目に採用された92年アルベールビル五輪以来続いていたリレーの出場権を逃してしまったため、代表枠は、わずかに3つ。
五輪5大会連続出場を目指す34歳・寺尾悟、今季のW杯で日本唯一のファイナリスト・高御堂雄三、トリノ五輪から2大会連続出場を狙う藤本貴大、短距離のスペシャリスト・坂下里士、9月の距離別1500m優勝の角張文彦ら、実力伯仲の選手たちが、鎬を削ります。

かつては、「日本のお家芸」とも言われた、ショートトラック。
バンクーバーで長野五輪以来のメダルを狙う、日本のトップ選手たちが白熱の代表争いを繰り広げます。
閉じる
もっと見る

スタッフ

■プロデューサー
 渡邊信治

■ディレクター
 木村 壮

■制作
 フジテレビスポーツ制作センター