いまなおアメリカ南部の人々に英雄として愛される伝説のアウトロー、ジェシー・ジェームズとその仲間たちの活躍を描いた西部劇。南北戦争後、強引な政策によって故郷の人々を苦しめる政府や権力者たちの横暴に対し、ジェシーたちが強盗団を結成して真っ向から立ち向かっていく。主演は「マイノリティ・リポート」他での演技が印象に残るコリン・ファレル。監督は「フラバー」「ブルー・ストリーク」などヒット作を生み出しているレス・メイフィールド。
　物語の舞台は1865年、アメリカ、ミズーリ州。ジェシー・ジェームズ（コリン・ファレル）と兄フランク・ジェームズ（ガブリエル・マクト）のジェームズ兄弟とコール・ヤンガー（スコット・カーン）とボブ・ヤンガー（ウィル・マコーマック）のヤンガー兄弟は、南北戦争で南部軍ゲリラとして戦い続け、敗戦の苦渋を味わった末、4年ぶりに故郷へと帰ってきた。母と美しい従姉妹ジー（アリ・ラーター）は彼らを温かく迎えた。だが、ジェシーたちは、故郷の愛すべき人々が悲惨な状態におかれていることを目の当たりにする。州政府の後ろ盾を得たロック・アイランド鉄道会社の強引な土地の買い占めによって、土地を失った農民たちは財産も失い、生活をするのがやっとだったのだ。ジェシーたちはこの状況を打破し家族や仲間を救おうと決意し、会社と関係のある銀行や列車を標的に強盗を始めるのだった。