北京五輪から3ヶ月。
4つの金メダルを獲得したものの、
日本柔道界が世界の荒波の中でもがき苦しむ姿が浮き彫りになった大会でもあった。
11月初頭に篠原信一男子監督、園田隆二女子監督による新体制が発表され次のロンドン五輪に向けての新体制が確立した。
この講道館杯は新体制として最初に迎える大会となる。
見所は4年後にロンドンで戦える若手選手の台頭。
強化方針もベテラン尊重から若手へのシフトを狙っており、この大会で虎視眈々と全日本入りを狙う選手が試合を熱いものにしてくれることが期待される。
また、五輪銅メダルを獲得した中村美里選手も出場。昨年のこの大会で階級を上げて優勝。
そして、北京での活躍へとつながった。今年も来年の世界柔道での金メダル奪取に向けてその試合振りに注目したい。