人を憎み恨むのは、そこに愛があるから…。この秋の昼ドラ「愛讐のロメラ」(9月29日スタート)は、自らの「愛」を全うするために、敢えて憎まれ恨まれる生き方を選ぶヒロイン・七瀬珠希(いとうあいこ)を通して、憎しみを越えた「愛」を問いかける究極のグランド・ロマンです。
父を事故で亡くし母は家出、病弱な弟・亮太(のちの龍弥)を抱え日々の生活に苦しむ珠希。そんなある日、母の訃報が入ります。駆けつけた病院で 知らされた自殺という驚愕の事実…。打ちひしがれる珠希に優しく声をかけたのは、病院長の息子・加賀見恭介(のちの相葉健次)。彼に出会ったことで、再び生きる希望を持ち、そして心惹かれる珠希。しかし、自殺した珠希の母は、病院長である恭介の父・加賀見英夫(名高達男)との不倫に悩み、成就できない「愛」に疲れ果て、2人の子供を残して死を選択したと知ったのです。珠希は母を死に追いやった英夫を憎み、 その息子である恭介の優しさをも拒絶するようになります。そんな珠希に手を差し伸べたのは、地元診療所の医師、謙治(うじきつよし)。実は珠希の憎む英夫の弟。積年の恨みを兄に抱く謙治はやがて、珠希と亮太の姉弟を利用しはじめます。そしてついに事件が…。愛の前に立ちはだかる恨み、憎しみ…。様々に折り重なっていく人の心の闇…。今回も昼ドラならではの複雑に交錯する人模様を、強力なキャスト陣が熱演します。