初夏はサラダの季節。街中ではサラダをメインディッシュに、ランチを楽しむ女性が急増中。サラダバーに群がる彼女たちをひきつけるのは、サラダの持つ魅惑的なイメージ——「きれいになれる！」「体にいい！」「ダイエットの味方」…それ以上に、体の底から思いがけず湧き上がってくる「新鮮な野菜が食べたい！」という欲求。これこそが彼女たちをサラダへと駆り立てるのです。

“サラダ発祥の地”といわれる野菜王国・フランスでもブームは起きていた！

パリの中心地に、サラダバー専門店やサラダのファーストフード店が登場したかと思えば、一流シェフたちはこぞって新作サラダを生み出しています。

「私を満足させてくれるサラダは、フランスにあるに違いない！」“サラダ大好き”女優・市川由衣が、本当においしいサラダを求めてフランスの旅に出ます。そこには、サラダの奥深さを見せ付ける迷宮が！

2006年4月に放送、執拗なまでに料理の映像にこだわり、独特の世界観で評判をとった番組「パリの極上を食べる」。パリ1区にある老舗ホテル「ル・ムーリス」メインダイニングのシェフ、ヤニック・アレノを密着取材したその番組では、ミシュランの三ツ星に最も近い男といわれた彼が生み出す逸品に徹底的に向き合うことで、フランスの食の世界の根底に流れる「大地の力」に迫りました。今回は、その第2弾として、前回の上質な世界観を受け継ぎ、皆様を奥深い「フランスサラダ」の世界へとご案内します。