となりのクレーマー
2008年1月6日(日)放送終了

放送内容詳細

 苦情、クレームが殺到する巴屋デパート。ちょっとした店員の手違いへの抗議がエスカレートしたものから、聞くに堪えない罵詈雑言まで、百花繚乱、様々なクレームがさく裂している。そんな中、いつも冷静沈着にクレーマーと対峙する男がいる。巴屋デパートお客様相談室室長・真壁禄郎(48)(筧利夫)である。
 真壁は今日も、惣菜の味に理不尽なイチャモンをつけるオバちゃん、そして何かと自分が一流商社に勤めることを誇示して店員に詰め寄る男らに対し、的確に相手を見極め、それぞれに応対をして、見事にクレームを処理していく。そんな禄郎の手腕にいつもながら感心している部下の江連達也(23)(黄川田将也)。メモ魔である達也は、いつも真壁にくっついてはいちいち言葉をメモしていた。
 親子ほど歳の離れた若妻・真壁雛子(25)(西原亜希)の待つ自宅へと帰る禄郎。雛子は日中保育園で働いているものの、夕食は必ずしっかり用意して禄郎を待っている、可愛い妻だ。しかし、禄郎は失態を犯す。3日後の結婚記念日をうっかり忘れていたのだ。結婚3年目の倦怠が、夫婦の間に微妙な陰をさしていた…。
 温厚そうな紳士・安河内泰造(63)(石橋蓮司)が、おもちゃ売場の係長に苦情を言っている。穏やかだが、妙に粘っこい物言いだ。「君の言うことはよく判らないなあ。何で百貨店なのに品物がないの、入荷は未定ってどういうこと?本気で入荷しようとしてるの?」。様子を見ていた真壁を、女性店員が救いを求めるような目つきで見る。禄郎は係長と安河内の間に入った。穏やかに対応する真壁。安河内は、「もういい!とにかくここには無いということだな!」と、捨て台詞を残して去っていった。場は収まり、係長は安堵の笑顔を見せるが、禄郎の心には安河内が何となく引っかかった。その後、安河内が再び百貨店に現れて…。
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出演者

真壁禄郎 … 筧 利夫
真壁雛子 … 西原亜希
江連達也 … 黄川田将也
篠原有紀 … 美保 純
甘利潤一 … 金田明夫
安河内泰造 … 石橋蓮司  ほか

スタッフ

■企画
 鶴 啓二郎(東海テレビ)

■原案
 関根眞一
 「となりのクレーマー」(中公新書ラクレ)

■脚本
 中岡京平

■演出
 小田切正明

■プロデューサー
 市野直親(東海テレビ)
 浦井孝行(国際放映)
 河角直樹(国際放映)

■制作
 東海テレビ放送
 国際放映
となりのクレーマー