イントロダクション

日本中から愛されたあの家族が帰ってくるー
法医学者×刑事!
10年ぶり&月9史上初の2クールで遺体の“生きた証”を探す異色の父娘のかけがえのない日々を描き切る2020年最大の感動作!

 2020年フジテレビ系秋クールと2021年冬クールの月9ドラマは上野樹里さんの主演で、法医学者と刑事という異色の父娘を描く『監察医 朝顔』(第2シーズン)をお送りします。 2クール連続放送は、月9ドラマとしては33年の歴史において『監察医 朝顔』(第2シーズン)が初となり、フジテレビ系としてはフジテレビ開局50周年記念ドラマ『不毛地帯』以来、実に10年ぶりとなります。

 2019年夏クールに放送された『監察医 朝顔』(第1シーズン)は、主人公の法医学者・万木朝顔(まき・あさがお/上野樹里)と、彼女の父でベテラン刑事の万木平(まき・たいら/時任三郎)が、さまざまな事件と遺体に向かい合い、かたや解剖、かたや捜査で遺体の謎を解き明かし、遺体から見つけ出された“生きた証”が、生きている人たちの心まで救っていくさまをハートフルにつづりました。と同時に、母が東日本大震災で被災し、今なお行方が分からないという、癒えることのない悲しみを抱えている朝顔が、心の穴を少しでも埋めるかのように父と肩を寄せ合って笑顔と涙を繰り返し、恋人で刑事の桑原真也(くわはら・しんや/風間俊介)との結婚、娘のつぐみ(加藤柚凪)の誕生を経て、家族とともに少しずつ悲しみを乗り越えていく姿を細やかに紡ぎ上げるヒューマンドラマです。

 『監察医 朝顔』(第1シーズン)は、視聴率では2019年夏クール放送の連続ドラマにおいてトップを獲得し、月9ドラマとしては2年ぶりに全話2桁を達成。放送終了後には続編を望む声を含めて1000件近くも視聴者から称賛の声が寄せられるなど、まさに日本中から愛された万木家という家族が、今秋より『監察医 朝顔』(第2シーズン)として帰ってきます。

 

 『監察医 朝顔』(第2シーズン)は、第1シーズンラストの翌年春を舞台に幕を開けます。あの頃と変わらない日常を過ごす朝顔たち万木家ですが、あることがきっかけで朝顔は平の代わりに東北へ母の遺体と“生きた証”を探しに行くことになり……。

 『監察医 朝顔』(第2シーズン)では、前作同様、各話でさまざまな事件と遺体を扱いながら、全話を通して、東日本大震災と母の死に朝顔がより深く向き合っていくことなります。さらに父娘と、その家族のかけがえのない日々を2クール放送だからこそできる丁寧さで四季の移ろいとともに、あふれるほど情感豊かに描き切り、人は必ず亡くなるからこそ今という瞬間がどれだけ生きる意味と喜びに満ちているかということを力強く描いていきます。

『監察医 朝顔』とは?
法医学者×刑事・異色の父娘が織りなすヒューマンドラマ!

 『監察医 朝顔』(第1シーズン2019年7月~9月※以下同)は同名漫画作品(※注釈1)が原作。主人公の万木朝顔(上野樹里)は、神奈川県にある興雲(こううん)大学の法医学教室に勤める法医学者(※注釈2)です。法医学者とは事件性の疑いの有無にかかわらず死因不明の遺体の死因を究明することを職務としている医師のこと。朝顔は周囲から一目置かれるほどに優れた技量と豊富な知識を併せ持ち、実直な人柄で自分よりもつい相手のことが気になってしまう、愛情深く心優しい女性です。ただ朝顔は、東日本大震災で母を失ったのみならず、遺体すら見つからないという癒しようのない悲しみを抱えており、その悲しみ故に朝顔には、遺体を「どうして亡くなってしまったのか分からない“不詳の死”には決してさせない」という揺るぎのない信念があります。遺体を前にした朝顔は「教えてください。お願いします」とささやきながら解剖をおこない、誰よりも懸命に、真摯に遺体に向き合っていきます。そうして見つけられた遺体の真実は、時に犯罪を看破し、時に遺族の悲しみを癒やし、何より遺体が最後に伝えたかった想いを朝顔に語りかけます。

『夏クールドラマ視聴率トップ!
そしてフジテレビ史上最速&10年ぶり月9史上初の2クール連続放送へ!

 朝顔役の上野さんは、『監察医 朝顔』第1シーズンのクランクイン前から実際の法医学者の方に話を聞き、解剖室を見学し、岩手県陸前高田市を訪れて被災した土地を巡り、被災した方々から話を聞くなど、入念な役作りをおこない見事なまでに朝顔を好演しました。

 父・平役の時任さんは、過去に上野さんと『江~姫たちの戦国~』(NHK11年1月~11月)に出演し、浅井家の父娘という間柄を演じましたが、時任さん演じる浅井長政は、上野さん演じる江がまだ生まれたての頃に、織田信長との戦で敗れ自害。そのため『江~姫たちの戦国~』ではふたりの共演シーンはなく、『監察医 朝顔』が実質初共演となり、浅井長政が自害した1573年から446年の時を経て、ついに父娘としての共演を果たした時任さんは、上野さんとともに父娘の心の機微まで文字通り全身で演じ、TVドラマ史に残る最高の父娘を生み出しました。

 夫・桑原役の風間さんは、上野さんとは『監察医 朝顔』が初共演。恋人の時も夫になってからも陰になり日向になり、朝顔のことを守り続けた桑原の優しさと温かさを完璧に演じ、「理想の夫婦」と大いに話題を呼ぶことに。

そして、『監察医 朝顔』第1シーズン第5話(2019年8月12日)ラストからの出演となった娘・つぐみ役の加藤さんは、約70人のオーディションで選ばれ、キャスティング時にプロデューサーの金城綾香が「日本中の人をメロメロにしてくれると信じています」と述べた通り、つぐみの一挙一動に、日本中が一気に虜になりました。

 誰かひとりでも欠ければ家族ではなくなる、絶妙かつ完璧な組み合わせの4人が織りなし、フジテレビ系連続ドラマとしては初めて東日本大震災を真正面から扱うということも放送前から注目を集めた『監察医 朝顔』(第1シーズン)は、放送開始より「涙腺が崩壊しました」「俳優さん、脚本、音楽、どれも素晴らしかったです」「最高の月9ドラマ」など視聴者から絶大な支持を獲得。最高視聴率は14.4%(2019年8月19日/関東地区、ビデオリサーチ社調べ※以下同)、全11話の平均視聴率は12.6%と2019年夏クールで全局トップとなり、月9ドラマとして『コード・ブルー-ドクター・ヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON』(2017年7月~9月)以来、2年ぶりとなる全話2桁を達成。放送終了後には、「また朝顔先生たちに出会えることを願っています」「たくさんの人が続編を待っているはずです」など続編を望む声に加え、「このドラマで生きる理由を教えてもらった気がします」「月9のイメージを一新させる、どの世代にも響く、とてもすてきなドラマでした」「このドラマに出会えて良かったと心から思います」といった称賛がフジテレビに1000件近く(※注釈3)寄せられました。

 2クール連続放送する作品としては、月9ドラマ枠では第1作から『SUITS/スーツ2』(2020年4月スタート)まで135作品、放送33年の歴史の中で(※注釈4)、『監察医 朝顔』(第2シーズン)が初となります。また、フジテレビ系として2クール連続放送の作品をお送りするのは、フジテレビ開局50周年記念ドラマ『不毛地帯』(2009年10月~2010年3月毎週(木)22時)以来、実に10年ぶりのこと。また、主演を務める上野さんは、本作が初めての2クール連続放送のドラマ出演となります。

遺体の“生きた証”を探す父娘と、 その家族のかけがえのない日々を描き切る、2020年最大の感動作!

 『監察医 朝顔』(第1シーズン)のラストで、悲しみは完全に癒えずとも前へ一歩踏み出し、母の実家があり、母が被災した東北の海辺の街を訪れることができた朝顔。その翌年の春を舞台に『監察医 朝顔』第2シーズンは幕を開けます。 いまも変わることなく、興雲大学法医学教室で法医学者として働く朝顔。 父の平はそれまでと同じく野毛山署の強行犯係で刑事として働いていました。平は変わらず時間があれば東北へ向かい妻の遺体を探しています。一方、朝顔の夫の桑原は神奈川県警捜査一課で多忙な日々を送り、娘のつぐみは、最近になって「弟が欲しい」と朝顔たちにこぼしています。そんな万木家の日常は、これからもずっと同じように流れいくと思われた中、とあることがきっかけで朝顔は平の代わりに母の遺体を探すためひとりで東北の地を訪れ、新たな物語が紡がれることに――。

 『監察医 朝顔』(第2シーズン)では、前シリーズ同様、各話でさまざまな事件と遺体を扱いますが、2クール連続という長期放送であることと、自然災害が多発している昨今を鑑みて、前作では描けなかった東日本大震災以外の大規模災害にも朝顔たちは相対していきます。さらに、2020年が終われば東日本大震災発生からちょうど10年を迎えるタイミングである意義を込め、東日本大震災と母の死に『監察医 朝顔』よりも深く向き合い、自らが母の“生きた証”を探すことになる朝顔を通して、被災した土地の“今”により具体的に迫り、2クール連続放送ならではの長期的な視点で、被災した方の“心”を見つめていきます。 父娘と、その家族のかけがえのない日々を、四季の移ろいとともに2クール連続放送だからこそできる丁寧さで、あふれるほど情感豊かに描き切る『監察医 朝顔』(第2シーズン)に、どうかご期待ください!

上野樹里さんコメント

上野樹里さん
『監察医 朝顔』(第2シーズン)放送決定の話を聞いた際の感想を教えてください。
第2シーズンのお話を聞いた時、嬉しいのと驚きの感情がありました。それから企画の内容をお聞かせいただきまして、未だ朝顔を通して皆さんに伝えるべき役割がある事を確信しました。今では再び朝顔の共演者、スタッフの皆さんと素晴らしい作品作りができる事を大変有り難く思います。
初めての2クール放送のドラマ出演となりますが、朝顔を演じていく上での意気込みを教えてください。
長期の撮影となるので、当たり前の様ですが体調管理をしっかりしながら、皆さんと共に作品作りに没頭できたらなと思います。撮影というのは、本当に沢山(たくさん)の方々のご協力があってできるものなので感謝をしながら大変な時も支え合って乗り越えていきたいです。
共演者の方々との再会を控え、今の心境を教えてください。
作品を終えると、普段はなかなかお会いする機会がないので、『監察医 朝顔』第2シーズンで再び皆さんと集まれることを幸せに思います。本当に実力のある方々なので、前回の自分の反省を生かして、より良い共演ができるように努められたらと思います。
視聴者の方々へメッセージをお願いします。
昨年からドラマをご覧になってくださっていた方々、本当にありがとうございました。今年も『監察医 朝顔』(第2シーズン)の放送が始まります。2クールという長期に渡っての放送となりますが、皆さんに毎週月曜の夜を楽しみにしてもらえるようなドラマ作りができたらいいなと思います。『監察医 朝顔』(第2シーズン)は、昨年の第1シーズンと少し違うものがテーマになって来ます。それは誰もが共感でき、普遍的なものです。皆さんの生活に寄り添えるような、また皆さんが朝顔に寄り添ってくれるような、優しくて温かいドラマになれば良いなと思います。楽しみにしていてください

時任三郎さんコメント

時任三郎さん
『監察医 朝顔』(第2シーズン)放送決定の話を聞いた際の感想を教えてください。
連続ドラマの続編に参加できるのはあまりない事なので、とても嬉しく思います。
平を演じていく上での意気込みを教えてください。
シーズン1の世界観を大切に、さまざまな人間愛を感じていただけるように頑張ります。
共演者の方々との再会を控え、今の心境を教えてください。
みなさんとの再会を楽しみにしていますが“じぃじ”役としては特につぐみの成長が楽しみです。
視聴者の方々へメッセージをお願いします。
職業的には特殊な分野の仕事をしている家族ですが、日々の暮らしや生きていくという部分を丁寧に表現できたらいいなと思っています。ご期待下さい。

風間俊介さんコメント

風間俊介さん
『監察医 朝顔』(第2シーズン)放送決定の話を聞いた際の感想を教えてください。
前作、放送終了直後から、多くの人たちに、『監察医 朝顔』のみんなをもっと見たいと言って頂きました。僕も、もっとみんなに会いたいと思いました。なので、新シリーズのお話を頂いた時に、皆さんの要望と僕の願い、両方が叶うのが嬉しかったです。
桑原を演じていく上での意気込みを教えてください。
もちろん、また皆さんに楽しんで頂けるよう、気合は十分なのですが、みんなが自然に家族や仲間になっていった作品なので、今回も実家に帰るような気持ちでいきたいと思っています。
共演者の方々との再会を控え、今の心境を教えてください。
みんなに会えるのが楽しみなのですが、やはり朝顔、平さん、そして何より、つぐみに会えるのが楽しみです。ちょっと大きくなったつぐみに早く会いたいです。
視聴者の方々へメッセージをお願いします。
前作より長く皆さんに、『監察医 朝顔』を見て頂けることになりました。この物語が2020年、皆さんの宝物になりますように。

加藤柚凪さんコメント

加藤柚凪さん
『監察医 朝顔』(第2シーズン)放送決定の話を聞いた際の感想を教えてください。
またママとパパとじぃじにあえるってこと!?やったー!
つぐみを演じていく上での意気込みをお願いします。
ゆずはいっつもノリノリ~♪またおウチでみんなとごはんたべるのたのしみだな~!
共演者の方々との再会を控え、今の心境を教えてください。
ママとパパとじぃじにずーっとあいたかったよ!つぐみちゃんのあとにいったさつえいのおはなしとかおしえてあげたいの。つぎあえるまでにいそいでおてがみかかなきゃ!2まいずつかいてわたすの~!!
視聴者の方々へメッセージをお願いします。
ゆずもつぐみちゃんできるのたのしみですっ!あさがおみてね?

プロデュース・金城綾香(フジテレビ第一制作室)

『監察医 朝顔』は家族の物語なので、2019年に放送が終わった直後から、第1シーズンでは描けなかった結婚後の5年間も含めて、まだまだ色んなお話を紡ぎたいと思っていました。そんな願いが届き、続編というだけでなく、 “せっかくなら2クールはどうか”と社内から打診を受け、とてもうれしく、考えるよりも先に“やります!”と即答をしたことを覚えています。この夏、日本中に愛された朝顔一家が、帰ってきます。また視聴者の皆様にご覧いただけること、大変光栄に思います。昨年の夏の終わりから1年経て、今年はなんと年末までご一緒です。一家の四季折々をお楽しみいただけますと幸いです

注釈
1:原作とアレンジについて
ドラマの原作は漫画「監察医 朝顔」。2006年から「週刊漫画サンデー」(実業之日本社)で連載が始まり、6巻以降は電子版のみでの発刊となるも人気を博し続け、2013年発刊の30巻をもって完結をした医療漫画となる。原作では、朝顔は阪神大震災により母を亡くした、という設定だが、今回、連続ドラマ化するにあたり、東日本大震災により母が行方不明になっている、という設定にアレンジ。フジテレビ系連続ドラマとしては初めて東日本大震災を真正面から扱う。それに伴い原作では、ほぼ一巻でしか触れられなかった震災と母の存在に向き合う父娘の日常と心の機微を、本作では前面に押し出し、深く、そして細やかに描いていく。 2:法医学者と監察医について
監察医とは、東京23区、大阪市、神戸市などの監察医制度のある地域で、事件性の疑いがない死因不明の遺体の死因究明を専門に監察医務院に勤める法医学者。監察医制度のある地域では、事件性の疑いのある遺体の死因究明は主に大学の法医学教室に勤める法医学者が担当する。監察医制度のない地域では、法医学者が監察医の役割も兼ねる。

3:視聴者の声の総数について
『監察医 朝顔』最終回(9月23日)以降に、フジテレビ公式サイト、フジテレビ入電、『監察医 朝顔』公式サイト、『監察医 朝顔』公式Twitterに寄せられた視聴者の方からの声の総数。

4:月9ドラマの始まりについて
1962年よりトーク番組、海外作品、音楽番組などをドラマと交互に放送していたが、1987年4月6日よりスタートした『アナウンサーぷっつん物語』より、若者がターゲットの作品を中心にして、月9枠でドラマを放送することが定着した。

5:これまでのフジテレビ系2クール放送ドラマ一覧
『過ぎし日のセレナーデ』(1989年10月~1999年3月毎週(木)22時/主演:田村正和)
『ナースのお仕事3』(2000年4月~9月毎週(火)21時/主演:観月ありさ)
フジテレビ開局45周年記念ドラマ『白い巨塔』(2003年10月~2004年3月毎週(木)22時/主演:唐沢寿明)
フジテレビ開局50周年記念ドラマ『不毛地帯』(2009年10月~2010年3月毎週(木)22時/主演:唐沢寿明)