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2019.6.10 update

山口智子さんが『ロンバケ』以来
23年ぶりに月9出演!連続ドラマ初の医師役に!

上野樹里さん主演でおくる『監察医 朝顔』に、山口智子さんが出演することが決定しました。山口さんが月9ドラマに出演するのは木村拓哉さんとのダブル主演作『ロングバケーション』(1996年4月~6月)以来、実に23年ぶりとなります。

山口智子さんが演じるのは、朝顔が勤める興雲大学の法医学教室の主任教授・夏目茶子(なつめ・ちゃこ)。法医学の権威で、1つの死の影には多くの人たちの悲しみがあるのを忘れないことを矜持に、仕事は非の打ち所がない一方、「明日、死ぬかもしれないから」がモットーで、困難な仕事を抱えていてもプライベートと仕事は完全に別物。また、たとえどんな状況であろうと、どんな遺体を前にしても冷静沈着でありながら、その言動は自由奔放で神出鬼没、年齢不詳で謎多き女性です。同時に、上野さん演じる“法医学者・朝顔”の1番の理解者であり、朝顔にとっては法医学者を目指すきっかけにもなった、最も信頼を寄せる人物。加えて、父の平とも長年の親交を持ち、母を失った万木家にとっては、まさに“心強い姉”のような存在です。

そんな茶子を演じる山口さんは本作が、全話平均視聴率29.6%、最終回では視聴率36.7%、(いずれもビデオリサーチ社調べ、関東地区。全話平均、単話最高ともに月9ドラマ歴代3位)を記録し、TVドラマ史に金字塔を打ち立てた、木村拓哉さんとのダブル主演作『ロングバケーション』(1996年4月~6月)以来、実に23年ぶりの月9ドラマ出演となります。また山口さんは、本作が玉木宏さんとのダブル主演作『のだめカンタービレ』(2006年10月~12月)以来、13年ぶりの月9ドラマ主演、かつ初の月9ドラマ単独主演となる主人公・朝顔役の上野さんとは初共演、さらに連続ドラマで医師役を演じるのは本作が初となります。『ロングバケーション』で演じた葉山南は幸せを探し求める女性でしたが、本作では幸せを探し求める父娘を温かく見守る役どころとなる山口さん。原作漫画の“茶子先生”のイラストに合わせ、髪を10センチ以上カットしてマッシュボブにし、また、実際の法医学者の方へ話を聞きに行くなど、役作りへも並々ならぬ熱意を持って取り組み、『監察医 朝顔』の世界を作り上げていきます。

山口智子さんコメント

本作の話を聞いた時のご感想をお願いします。
お話をいただいて原作をすぐに読んだのですが、今も色あせない、時代を越えた面白さを感じました。“死”というものに対峙することで、“生きる”力を強く再燃させていく。死が生を照らし出すテーマは、死から目を背けがちな現代社会において、とても大事な発信だと改めて思いました。
本作が23年ぶりの月9ドラマ出演となることに関してはどのように思われますか?
去年、木村拓哉さんと22年ぶりに共演させていただいたのですが、まるで2分くらいしか時が経っていないような感じで(笑)。『監察医 朝顔』と『ロングバケーション』はドラマのテイストは違いますが、“月9”という言葉には、離れていた時間を感じさせない、幼なじみに再会したような、正月に実家に帰ったような(笑)、ほっとする親近感を覚えます。
夏目茶子を演じていくにあたっての思いを教えてください。
原作の茶子は、一見キノコの妖怪のような風貌で(笑)、超個性的で強烈な存在感です。死というものに日々向き合っているからこそ、人の100倍濃密に生きようとするたくましさと、今この一瞬を輝かせようとするバイタリティーは圧倒的です。太陽のように生命力の象徴のような茶子像を目指します。原作のファンの方も初めてご覧になる方も、今の時代に生きる私たちの力で作る新たな物語を、ぜひ面白がっていただけたらと思います。
初共演となる上野さんとの共演については?
これまでの作品を拝見して、自分の心に正直な芯の強さをお持ちの方だなと思っていました。教授として朝顔の成長を見守る茶子ですが、程よく突き放し野生動物のようにサバイバルさせる厳しさと、世界を旅してきた広い視野とユニークな発言で朝顔を導く優しさがあります。自分自身の人生を、責任を持って味わい謳歌して、若者たちを力強く先導してゆける先輩でありたいと思います。
視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
このドラマでは、謎の死を遂げた人々の人生や、東日本大震災の悲劇にも、正面から向き合ってゆきます。背を向けず、忘れず、悲しみや心の傷をどう新しい一歩への力へと変えてゆくか。死から“生”を学ぶ感動の道を、みなさんとご一緒できたら嬉しいです。

プロデュース・金城綾香(フジテレビ第一制作室)コメント

自由闊達、軽妙洒脱。それはまさしく、私が原作を読んだ際の『茶子先生』のイメージであり、そして『山口智子さん』に勝手に抱いていたイメージでありました。茶子先生は、誰よりも生きることを楽しんでいる最高の女性です。主人公・朝顔が法医になるきっかけを作った人ですが、決して偉ぶることがなく、常に対等で、人と正面から敬意をもって向き合うことができます。まだ撮影には入っていませんが、『まさしく茶子先生!』と声が出そうになるくらいに丁寧にキャラクターを作り上げてくださっています。神出鬼没で、時にわがまま。でも、常に人を思って温かい。そんな魅力的な茶子先生を楽しみにしていてください。

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