ストーリー

第6話

5月18日放送

『あなたがしてくれなくても』第6話

吉野みち(奈緒)新名誠(岩田剛典)に元の同僚に戻ろうと別れを告げた。新名との関係は今しか見ていない関係で、吉野陽一(永山瑛太)とは過去も未来もあるから苦しい。でも、セックスのことも含めてみちと向き合うと言ってくれた陽一にちゃんと向き合わなくてはと思ったからだ。だが、陽一の心にはある不安が渦巻いていた。

『あなたがしてくれなくても』吉野みち(奈緒)
『あなたがしてくれなくても』吉野みち(奈緒)、吉野陽一(永山瑛太)

一方、新名はみちからの突然の別れに戸惑う。新名にとってみちは、触れ合うことがなくてもそばにいてほしいと願うほど、必要な存在だからだ。しかし、妻・新名楓(田中みな実)は離れていこうとする新名を必死に繋ぎ止めようと努力し始めていた。

『あなたがしてくれなくても』新名誠(岩田剛典)
『あなたがしてくれなくても』新名誠(岩田剛典)、新名楓(田中みな実)
『あなたがしてくれなくても』第6話

みちと新名の関係を知っていた北原華(武田玲奈)は、みちから新名と別れたと報告を受けるが、みちの微妙な表情を感じ取っていた。みちと華が会議の片づけをしていると新名が会議室に入って来た。次の会議の為に来たという新名だが、華は、新名はみちと話がしたいのだと察知して、二人を残して会議室を出ていってしまう。新名はもう一度話したいと言うのだが、みちは「夫と向き合うことに決めた。夫婦だから」と突き放す。どうしたらみちを忘れることが出来るのか、悩む新名に、ヘッドハンティングのメールが届いて…。

『あなたがしてくれなくても』吉野みち(奈緒)、北原華(武田玲奈)
『あなたがしてくれなくても』吉野みち(奈緒)
『あなたがしてくれなくても』吉野みち(奈緒)、新名誠(岩田剛典)
『あなたがしてくれなくても』新名誠(岩田剛典)

陽一のカフェでは、オーナーの高坂仁(宇野祥平)三島結衣花(さとうほなみ)の歓迎会をやろうと提案する。夜を迎えるのが憂鬱な陽一は、珍しく参加するといい、みちに帰りが遅くなることを連絡しようとすると、そこにみちがやって来る。図らずも、みちと三島が会ってしまい、陽一は気が気でない。

『あなたがしてくれなくても』吉野みち(奈緒)、吉野陽一(永山瑛太)、高坂仁(宇野祥平)、三島結衣花(さとうほなみ)

さらに、高坂の誘いでみちも三島の歓迎会に行くことになってしまう。そんな緊張感漂う歓迎会で、3人の事情を知らない高坂は、シメに何を頼むかで浮気度がわかる心理テストがあると言い出して…。

『あなたがしてくれなくても』吉野みち(奈緒)、吉野陽一(永山瑛太)
『あなたがしてくれなくても』高坂仁(宇野祥平)、三島結衣花(さとうほなみ)
『あなたがしてくれなくても』吉野陽一(永山瑛太)、三島結衣花(さとうほなみ)

バックナンバー

吉野みち(よしの・みち、32歳/奈緒

フタバ建設営業推進部で働くOL。夫の陽一とは結婚5年目の今でも仲はいいが、気つけばレス歴2年。毎晩同じベッドで寝ているのに陽一は決してみちに触れようとしないのだ。「女としての魅力が足りないのかもしれない」と努力を重ねるが、いつも期待外れの結果に終わってしまう。ある日、夫とセックスレスであることを営業一部の上司・新名誠に告白してしまったことから、それぞれの夫婦が抱える問題が表面化していき・・・。

新名誠(にいな・まこと、36歳/岩田剛典)

フタバ建設営業一部で働く、みちの上司。働きぶりは優秀で人当たりも良く、そのうえ端正な顔立ちのためひそかに社内のファンも多い。しかも愛妻家だともっぱらのウワサで、家事もこなす良き夫でもある。
ファッション誌という華やかな世界で生き生きと活躍する妻を献身的に支えることに生きがいを感じているが、新名もまた、誰にも言えない秘密を抱えているのだった。

吉野陽一(よしの・よういち、37歳/永山瑛太)

カフェの雇われ店長。コーヒーには強いこだわりを持っている。人付き合いが苦手で接客には向かず、お店はあまり繁盛していない。自分のダメな部分も含めて受け入れてくれるみちのことを愛しているが、いざその場面になるとプレッシャーに感じてしまい、適当にはぐらかして逃げてしまう。陽一はセックスレスでもいい夫婦関係を築けていると信じていたのだが・・・。

新名楓(にいな・かえで、36歳/田中みな実)

ファッション誌の副編集長。自分磨きを怠らず容姿にも自信がある。今がキャリアの正念場だとプレッシャーを感じており、プライベートを犠牲にして仕事に没頭する日々を送る。周囲からは美男美女の理想の夫婦だと思われているが、夫婦で向き合う時間はほとんど取れておらず、誠の本音には気づけていない。

北原華(きたはら・はな、23歳/武田玲奈)

フタバ建設営業推進部で働く、みちのあざとかわいい後輩。恋愛に積極的で日々合コンやデートにいそしんでいる。みちとは仲が良いが、それは男を争う可能性がないから、という打算もあったりする。隙あらば誠を狙おうとする危なっかしい言動も。鋭い観察眼を持ち、みちの小さな変化も敏感に察知する。

三島結衣花(みしま・ゆいか、年齢不詳/さとうほなみ)

とあるきっかけで陽一と出会う女性。化粧っ気はないが、ほのかに色気を漂わせる。たばこを吸う陽一の横に並んで一服を楽しむ場面も。2人の間に言葉はないが、静かな時間が流れて・・・。

新名幸恵(にいな・ゆきえ/大塚寧々)

誠の母親。現在病気で入院中のため、時折見舞いにきてくれる息子との時間がささやかな楽しみ。専業主婦として家族を献身的に支えてきた幸恵の姿は、誠の家族観に大きな影響を与えている。

高坂仁(こうさか・じん、50歳/宇野祥平)

陽一が店長を務めるカフェのオーナー。趣味で始めたお店のため気楽に構えているが、なかなか繁盛しない状況にしびれを切らし、接客下手な陽一に時々小言をいう。陽一のコーヒーの腕前には全幅の信頼を寄せており、彼の良き理解者でもある。

川上圭子(かわかみ・けいこ、41歳/MEGUMI)

楓の上司でファッション誌の編集長。競争の激しい業界で結果を出し続け、確固たる地位を手にした。副編集長の楓にとって圭子は憧れであり目標でもある。ある日、楓の仕事現場に現れた圭子は楓にあることを告げ・・・。