10位 モンスターVSエイリアン
怪獣映画へのオマージュにあふれる愛すべき一編。3Dで見なくても面白い。
正直、メガネは疲れます…ピクサーもいいけど、カッツェンバーグも忘れるな。

意外な高評価。私は、アニメを怪獣映画として楽しめないのです。
9位 きみに微笑む雨
主人公二人に対して、前半は上から目線。中盤からヒロインに心を掴まれ、ラストでは、
涙・涙の韓流ファンに同調しての劇場体験。ホ・ジノ監督にやられました。
8位 ジャック・メスリーヌ社会の敵No.1と呼ばれた男 Part1ノワール編
Part2とあわあせて4時間半近く。アメリカのパブリック・エネミーと公開が前後し、ちょっと損したかな~?フランス暗黒界ものは、緊張感にあふれる。

通好みのしおチャンらしいチョイス。私は未見の2本。
7位 007/慰めの報酬
前作と対をなすという制作陣の挑戦は、評価に値する。でも、画面が暗すぎる!
「ゴールドフィンガー」は、もっと鮮やかだったよ。幕切れは、よかったです。

っていうか、アクションが激しすぎて、話の展開が早すぎて、「今、誰とどこで戦ってるの?」という感じじゃありませんでした?(^_^;)
6位 イングロリアス・バスターズ
タランティーノは、映画界のスティーブン・キングだ。自身が過去に親しんだ場面や音楽を作品に織り込み、新しい創造をはたす。語るべきものを描き続けるのだ。
5位 スラムドッグ$ミリオネア
あまりの構成の巧みさに、ズルいと思ってしまうくらい。アカデミー賞授賞式までやりすぎだよ~インドの力をしっかりと示したファイナル・アンサーに拍手。

ほんと、あのクイズをこんな風に物語るなんで、面白すぎて、時が経つのを忘れました。
4位 ベンジャミン・バトン 数奇な人生
この題材は、ティム・バートン&ジョニー・デップの世界なのでは?上映時間も長すぎやしないかなどと不満を抱きながら、何故か印象深く居心地のいい寓話だ。

ほほう、結構異論も多いこの作品、しおチャンかなりの評価です。
3位 フロストXニクソン
作品鑑賞の翌日に、日本若手人気女優へのインタビューを担当した。自らに言い聞かせたのは、「フロストになるなよ」。アナウンサーにとっての仁義なき戦いです。

私、沢尻エリカにインタビューしたとき、「フロスト・ニクソン状態」になってました(^_^;)。その翌日、「別に」事件発生です。
2位 母なる証明
この作品を観る前は、ここに「チェイサー」がはいってもと決めていた。でも、“母”にカメラ目線でいきなり踊られたらビックリしますよ。恐れ入りました。

えー!ちょっと!だったら、チェイサー入れてくださいな。お気にいりなんですから私の。で、ランキング10位にもチェイサーを入れない しおチャン。ランキングってほんと不思議な決め事です。
1位 チェンジリング
2009年の早い時期に、これだけ完成度の高いハリウッド映画をぶつけられると、それだけで幸せになる。ハリー・キャラハンのほくそ笑みが、影のように全編を支配する。間違いなく、アンジェリーナ・ジョリーの生涯を代表する作となった。

異議なし! 「グラントリノ」もよかったけど、やっぱりこの作品はいい。
10位 わたし出すわ
小雪演じるヒロインは、何ゆえに“お金”を出すのか?森田脚本・演出と舞台の函館の空気が、見事にドラマを包み込み、さわやかな奇跡をみせてくれた。
9位 20世紀少年<第2章>最後の希望
<第1章>は、原作ファンに遠慮をしたか、それ以上でも以下でもなかったが、堤ワールドと“ともだち”になった本作は、最終章への橋渡し役をしっかりはたす。

若いなあ、私なぞ、登場人物の多さや、急な展開に
もう「2」でおいていかれる感じでした。(^_^;)
8位 曲がれ!スプーン
「ロボコン」以降、こんな長澤まさみが見たかったのだ~。「サマータイムマシン・ブルース」も面白かったし、ヨーロッパ企画のステージは、いつかきっと!!!

舞台版は、映画から“しみじみ感動パート”を省いて、超爆笑コメディになってました!どっちも楽しめた。
7位 ちゃんと伝える
園子温監督が、これまでのイメージとは違う作品を発表。タイトルどおりに、その意思は伝わった。父と子で手をとりあっての釣りシーンは、いつまでも心に残る。
6位 旅立ち~足寄より~
歌の力、真実の強さに勝るものなし。松山千春さんのストレートな成功ものではあるが、大東俊介が堂々と演じきる。「ジャンクSPORTS」だけじゃない。

さすが、さすがです。この小さな大感動作を見逃していないしおちゃん。
5位 沈まぬ太陽
今年いちばんの期待作!困難を乗り越えて世に送り出したことに意義がある。あらためて、時代が作り出す映画ってあるのだと実感。休憩時間が、なつかしかった。

同感。去年の特筆に値する作品でしょう
4位 風が強く吹いている
すべて架空のチームで、どうやって箱根駅伝が再現できたのか?沿道の声援に、俳優ランナーの力走~監督デビューとは思えないつながりの魔法・タスキの力よ。

寄せ集め部員が箱根を目指す、嘘みたいな(石油採掘男が宇宙で活躍する「アルマゲドン」級の)話。なのに、なのに、素直に感動できる。嘘みたいなスポーツ感動作。やっぱり入れたか。
3位 剣岳 点の記
大自然の景色だけに頼らない、物語を描くのだという気合をスクリーンから感じた。エンドクレジットの表記といい、日本映画の精神を思い出させてくれた。

発売中のDVDには、私と木村大作監督のコメンタリーが収録されています。これが、激しく面白い。是非!
2位 ゼロの焦点
清張ミステリーが、ヒッチコック・タッチで甦る。現代を代表する俳優陣のがんばりもあって、大満足です。犬童監督、しばらくこの路線で楽しませてください。

モンスター映画としても迫力満点。人生を清算してゼロからやり直す。時代の空気と清張テイストを見事ミックスさていました。
1位 ディア・ドクター
西川美和監督の一作毎の加速的進化は、予想を完全に上回る。主題もしっかり、語りもじっくり、場面は記憶に刻まれる。主人公の表舞台から消えるあざやかさ~あっぱれ!

やっぱり。もうこれには文句つけられません。素晴らしかった。田舎の医者ドラマは普通は「Dr.コトー」になるんだが、そうならない凄さ、です。