アナマガ

どちらかというと シッカリ書きたい人のためのコーナー 10年以上の渡り、続いてきたアナルームニュースの中で 好例の連載企画を「コラム」という形で集めました。 個性あふれるラインアップ!ブログとはひと味違う魅力をお楽しみください!

2007年01月09日号

塩原アナの「私のベストムービー」

編集長【編集長】
今年もやってまいりました、毎年恒例の年頭の人気コンテンツ。スポーツアナのメインのはずが、地方出張の度に<シネコン荒らし>(*^_^*)。軽部笠井と違うのは劇場でお金払ってみています塩原恒夫アナの2006年映画ベスト10。今年も塩ちゃんならではのこだわりのランキングだよ。では、どうぞ \(^^ゞ
ついに実現!? 某首都圏の映画館、週末のモーニングショーで、韓国No.1ヒットの作品をたったひとりで鑑賞・・・なんと250席ほどの場内中央で! 貸切状態なら1,800円も安すぎる~
配給会社としては、きびしいところだが、個人的に貴重な夢体験をありがとうと言いたい。
洋画ベスト10
さて、では、まず洋画ベスト10
10位 ピンクパンサー
劇場内の盛り上がりからいったら今年1番かも~? 往年のヒット・シリーズが、あのクルーゾー警部がよみがえる! 完全復活をのぞむ。
9位 めぐみ―引き裂かれた家族の30年
最近の"泣ける"の売り文句にかえってひいてしまう私だが、真実は、想像を上回る。フジテレビ・小川宏ショー内の母から娘への呼びかけシーンから、涙を止めることができなかった・・・
編集長 これは、珍しい! 塩ちゃんが劇場で【泣いた】。めったに泣くことのない あの塩が・・・・ランクイン当然だね。
8位 トゥモロー・ワールド
近未来の暗いストーリーはよくあるパターンだが、長回し映像にみなぎる緊迫感は、一見の価値あり! この一点で、ベスト10入りです。
7位 ディセント
女性グループによる洞窟探検、脱出アクション、閉所パニックくらいに思ってのぞんだが、中盤以降の絶叫ホラーに顔がこわばった。
6位 プライドと偏見
有楽町駅前の新装・有楽座(旧ニュー東宝シネマ)は、こうした作品が似合う。文芸物に、現代恋愛劇のヒットの公式を応用して、愛すべき一編に。キーラ・ナイトレイもはまっていた。
編集長 この作品はタイトルと、ポスターのつまらなさから見に行かなかったけど・ ・・面白いんだぁ。
5位 ミュンヘン
気を抜けない3時間。重いテーマに娯楽をもとめてはいないが、スピルバーグの暗殺サスペンスは、演出技法を存分に味わった。より多くの人に問いかける、映画の特性をいかした。
4位 カポーティ
アカデミー賞の話題から、秋の日本公開までの半年間、原作の"冷血"を読みながら、モチベーションを保った。うすら寒い雰囲気は、主人公を演じたホフマンからも伝わった・・・
編集長 しかし、一般の映画ファンはモチベーションが保てなかったね。ひっそり公開・・・そのまま終わる。でも、フィリップ・シーモア・ホフマンは本当にす ごいんだ。
3位 クラッシュ
今や、評判の高いヒット作には、必ず! クレジットのあるポール・ハギスの初監督&アカデミー作品賞最優秀作。人間関係の整理に長けた脚本は社会への高い問題提起もクリアした!
2位 マッチポイント
NYをとびだした、ロンドンのウッディ・アレンもいいぞ! 山田洋次監督が、藤沢周平時代劇とめぐりあったのに似た輝きぶりだ。音楽も、ジャズからオペラへ、新しい世界を楽しみたい。
編集長 うーん。完全に見逃した。ウッディ・アレン作品って一部のファン向けかと 思っていたが・・・。これまでと違うという宣伝は本当だったんだ。
1位 RENT レント
"オペラ座の怪人""プロデューサーズ"ヒットミュージカルの映画化にあって、大作ではない舞台を、NYの街へととびだした躍動感に拍手! 歌詞・メロディとも秀逸で、迷わず!!!
編集長 文句なしです! 勢いあまって去年ブロードウェー来日公演を新宿に見に行 ったら、映画のほうがずっとよかった。 あは。
邦画ベスト10
日本映画は、
10位 THE有頂天ホテル
東宝娯楽ピクチャー! 正月の空気をしっかりつかんだ三谷作品決定版。豪華俳優陣も楽しんで演じる姿にのせられる。
9位 ヨコハマメリー
ドキュメンタリーとして追いかけるスタッフも、たどりついた奇跡は、予想もしなかったのでは? メリーさんの歴史を見よ。
編集長 洋画も邦画も9位がドキュメンタリー。韻を踏んでる?
8位 男たちの大和 YAMATO
角川春樹プロデューサーの力技が、うれしなつかしい。"こんな映画がつくりたいんだ~"の気合が、劇場に熱気をもたらした。
7位 好きだ、
高校時代と、30代をむかえた今の一組の男女をダブルキャスト・2部構造でせつなくみせる! 題名の読点の意味を感じて。
編集長 これは、見てる人少ないはず。このあたりが塩ちゃんらしい。
6位 紙屋悦子の青春
生まれた時代が恵まれなかったでは終われない前向きさよ。観客の反応を岩波ホールのすみでみていた黒木監督、合掌。
5位 フラガール
福島県出身の私も、もちろん、子供のころに行ったよ~常磐ハワイアンセンター。
こんな背景があったとは、知らなかったさ。
編集長 この作品は小粒な作品でしたが評論家・観客大絶賛で、2006年映画賞総なめです。すごい。
4位 シムソンズ
オリンピック・カーリング娘の活躍をもとめて、電車を乗り継ぎ遠くの上映館へ。
JUDY AND MARYの曲もはまりすぎて幸せ。
3位 虹の女神 Rainbow Song
主人公の二人を演じた市原・上野の自然なやりとりが、すべて! 結ばれない関係は、エンド主題歌で、ダメ押しで揺さぶる。
編集長 おおお。そう来たか。軽部アナも高得点でしたぞ、この作品は。
2位 時をかける少女
タイムパラドックスのつじつまとか、原作の次の世代の物語とか、気になる部分もすべてふきとばす時間旅行の瞬間が、快感だ。
編集長 さ・す・が・で・す。しお。(*^_^*)。本当にすばらしいアニメ。リメイクの理想型ともいえる、必見です。
1位 雪に願うこと
存続かけて毎日を生きる! 演出・出演者・撮影スタッフの総合力の結晶だ。2005東京国際映画祭賞独占は、決して地の利ではない。競馬担当のアナウンサーが、すすめるんだから!!!
編集長 ついに、ついに、スポーツアナとしての立場と、映画マニアの部分がリンク したああぁぁぁぁ。
おめでとう塩ちゃん。ほんと、ほんとにいい作品。

対象は、2005.12~2006.11末まで公開の作品で、いわゆる最新正月映画は、来年度になりますので。
ここで、次回予告!
洋画は、"あるいは裏切りという名の犬"アラン・ドロンの時代のフランス映画だよ~
邦画では、"幸福な食卓"ミスチルの曲を聴いて元気になれ
これが、2007ベスト10の基準になる!!!乞うご期待ナンテ~
以上、ながながと失礼しました。
では、2007年もよろしくお願いします。
塩原でした。
編集長【編集長のひとりごと】
やっぱり違うね、は。今回はいつになく「」なランキングになりました。まるで、キネ旬の映画評論家が選ぶランキングのよう(*^_^*)。甘さに流れないところが塩原ランキングの面白いところですね。スポーツアナがこんなランキングをつくれるフジテレビアナウンス室って、やっぱりいいなあ。 塩原アナはCSで「シネマホリック」も担当してるのでそっちもよろしく ね。
では、甘さに流れることも多分にある\(^^ゞ「男おばさんランキング」も、どうぞ!
軽部アナ 軽部アナ    笠井アナ 笠井アナ 
クラッシュ 1位 LIMIT OF LOVE 海猿
虹の女神 2位 ユナイテッド93
プロデューサーズ 3位 フラガール
フラガール 4位 雪に願うこと
ユナイテッド93 5位 ただ君を愛してる