もともとラジオが大好きで(今でも)、ラジオのパーソナリティーや実況アナへのあこがれが原点なのだと思います。
ラジオ局の採用試験には落ち、フジテレビに拾ってもらって30年超。
数多くのすばらしい人物・試合・レースとの出会いはもちろん、「マルカトーレ」などのナレーションで好き放題に暴れさせてもらえたことも、かけがえのない財産です。
河田町から台場へ移り、「チャンネル数の増加」が最大の変化でしょうか。
入社時は地上アナログ8チャンネル、ひとつだけだったのが、BSフジ(&4K)、CSのフジテレビONE・TWO・NEXT、さらにFODなどの配信プラットフォームも。
その分スポーツ中継でも、同時稼働する実況アナの数が激増。シフト調整、がんばりまーす。
ありがとうございます。感激です。
「こだわり」はないのですが、細かくデータを書き込んでも読めない(老眼)。なので資料はシンプルです。
選手名などの基本データ確認後は、「キモ」「ツボ」「要は何?」の脳内整理が中心。
定点観測し続けている各競技の流れをふまえ、どの言葉がよりシンプルでふさわしいかを、あれこれ妄想し探る。
あとは「ネタよりも、目の前のいま」。
やはり自分が担当してきた種目に目がいってしまいます。男女サッカー、男女バスケ。
それと、フジテレビ本社周辺が会場となる種目、トライアスロンや ビーチバレーなども楽しみです。
夏におこなわれたプレ大会も、壮観でしたよ。バスケの3×3も台場開催。
オフィスから外に出て、気持ちのいい青空を見上げた時、
「あぁ、こんなにいい天気の時に 仕事なんてしてちゃいかん」と、
ちゃんと思えているかどうか。
これが私が大事にしている、心の健康の保ち方です。なんだそれ。
邪魔をしない。甘やかしはしないけれど、あらゆる可能性を否定しない。
作品をとにかく(でも、そーっと)見る。アドバイスは30秒以内。
あとは、待つ。そして、感謝。
10年後も、どこかで必死に働いていると思います。
なんとか生き残って、みなさんのお耳に届く仕事でお役に立てていられれば、と願っています。
現場で仕事を続けられる幸せを、日々痛感しています。
みなさんのおかげです。ありがとうございます。
めったに画面に現れない「珍獣アナ」ですが、トシをくっても、そこそこお役に立ち続けられるようチャレンジを続けます。