吉沢亮 友達少なく根暗だった過去「リア充な人たちの悪口を言ってました」
10月11日(金)全国ロードショー 映画『空の青さを知る人よ』
吉沢亮と吉岡里帆が、9月17日(火)に都内で開催されたアニメ映画『空の青さを知る人よ』ブルースカイプレミアに登壇。声優に挑戦した心境や、まだまだ若かったと思える学生時代のエピソードを披露した。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、『心が叫びたがってるんだ。』の長井龍雪監督最新作となる本作は、過去と現在をつなぐ、切なくてちょっと不思議な“二度目の初恋”物語を描く。イベントには、若山詩音、落合福嗣、大地葉、種﨑敦美、松平健、長井監督も出席した。
吉沢は「ドキドキです。皆さんがどんな反応をするのか、不安もありますが、楽しみで仕方ないです」と挨拶し、吉岡は「長井監督らしく、胸がぎゅっと切なくなると思うので、覚悟してください」と集まった観客に呼びかけた。
長井監督は“姉妹愛”と“過去の自分との対峙”を描きたかったそうで、「いつもながら割と地味で地に足をついた作品になっています」としみじみ。『あの花』『ここさけ』に続く作品となるが、「今まではテレビシリーズの延長という意識で作っていましたが、今回はより映画らしさを意識して作りました」と打ち明けた。
『あの花』『ここさけ』のファンだったという吉沢は、「参加させていただけたのはすごく光栄だったけど、作品の邪魔をしちゃいけないというプレッシャーがあって。ちゃんと邪魔しない形になっていればいいな」と謙遜しつつ、「でも物語は100%面白いので、そこは安心してみていただきたい」とアピール。
謙遜する吉沢に長井監督は、「何をおっしゃる、という感じですね」といい、「堂々とメインをはっていただきました。これから見る人は驚かれると思います。最初に心の準備をしていてください」と吉沢の演技を絶賛した。
オーディションで役を勝ち取った吉沢だが、今作がアニメ声優初挑戦となる。しかも、年齢の違った2役を演じるということで、「声優初にしては、ハードルが高かったですね」としみじみ明かした。
声優ならでは役作りを聞かれると、「表情やしぐさで伝えられない分、声に感情をのせられるのかということで、普段の5、6倍のテンションで芝居をしている感覚で。今までにないくらいはっちゃけたりもしました」と告白。
また自身の声を録音して聞いたりもしたそうで、「自分はこういうつもりで言っているのに、そう聞こえなかったりして。いろんな発見があって、大変だったですけど楽しかったです」と笑顔を見せた。
一方、同じくオーディションで出演を決めた吉岡。「落ちたと思ってたんですけど、受かっていると言われてビックリして。ドキドキしましたし、普段お世話になっているボイトレの先生に力を貸してくれないかと連絡しました」とエピソードを披露し、「今までの長井監督の作品が素晴らしいだけに本当に緊張しました」と明かした。
また、監督に「本当に大変な役だったと思うんですけど、素敵に演じてくださって感謝です」と声をかけられると、うれしそうにほほ笑んだ。
イベントでは、タイトルにかけて、「あの頃の自分はまだまだ若かったな」というエピソードを打ち明ける一幕も。
吉沢は高校生のとき友達も少なく根暗だったそうで、「いわゆるリア充みたいな人たちの悪口をずっと言ってました」と苦笑いしながら告白。「青いというよりは黒かったですね。どす黒めの青です」と明かし、会場の笑いを誘っていた。
吉岡は中学の修学旅行時に思い出を撮影するために、フィルム付きカメラを2つ買っていったそうで、「テンションあがり過ぎて、新幹線の中で使いきるっていうことがありました。当時の写真は新幹線の中でピースした写真ばかりで。青かったですね」と苦笑いしていた。
作品概要
『空の青さを知る人よ』
<公開>
10月11日(金)より全国東宝系にて公開
<監督>
長井龍雪
<声の出演>
吉沢亮、吉岡里帆、若山詩音、落合福嗣、大地葉、種﨑敦美、松平健 ほか